薬効分類 | 消化管系MRI用造影剤 |
一般名 | クエン酸鉄アンモニウム散 |
薬価 | 748.6円 |
メーカー | 大塚製薬 |
最終更新 | 2024年09月改訂(第2版) 添付文書のPDFはこちら |
〈消化管(胃、十二指腸、空腸)造影〉
通常、成人にはクエン酸鉄アンモニウムとして600mg(1包)を300mLの水に溶かし経口投与する。なお、必要に応じて1200mg(2包)まで増量する。
〈胆道膵管撮影時の消化管陰性造影〉
通常、成人にはクエン酸鉄アンモニウムとして1200mg(2包)を150mLの水に溶かし経口投与する。
(用法及び用量に関連する注意)
〈胆道膵管撮影時の消化管陰性造影〉1.5T(磁場強度)以上のMRI機器を使用しTE(エコー時間)500msec以上の条件で撮像することが望ましい(第3相試験における撮像条件)。
腹部磁気共鳴コンピューター断層撮影における次記造影:
1). 腹部磁気共鳴コンピューター断層撮影における消化管造影(胃造影、十二指腸造影、空腸造影)。
2). 腹部磁気共鳴コンピューター断層撮影における胆道膵管撮影時の消化管陰性造影。
(効能又は効果に関連する注意)
本剤はT1強調画像で造影効果を、T2強調画像で陰性造影効果を示す。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(1%未満)発疹(発赤、蕁麻疹、全身発疹)、アレルギー反応。
2). 消化器:(1%以上)下痢、(1%未満)胸やけ等、(頻度不明)胃部不快感、腹部膨満感、嘔気・嘔吐、食欲低下。
3). その他:(1%未満)肩痛、血清鉄低下、血清フェリチン増加、血小板増多、総ビリルビン上昇、血清カリウム上昇。
2.1. ヘモクロマトーシスなど鉄過剰症の治療中の患者[症状が増悪するおそれがある]。
2.2. 本剤の成分又は他の鉄剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 消化性潰瘍、潰瘍性大腸炎、限局性腸炎等の胃腸管疾患を有する患者:鉄が大量に吸収されるおそれがあり、消化管粘膜を刺激し、潰瘍や炎症を増悪するおそれがある。
10.2. 併用注意:
テトラサイクリン系経口抗生物質(テトラサイクリン塩酸塩<服用>、ミノサイクリン塩酸塩<服用>、ドキシサイクリン塩酸塩水和物<服用>等)、ニューキノロン系経口抗菌剤(レボフロキサシン水和物<服用>、トスフロキサシントシル酸塩水和物<服用>、シプロフロキサシン塩酸塩<服用>等)、セフジニル<服用>[併用医薬品の作用が減弱するおそれがあるので、造影終了後3時間程度服用時間をあける等注意する(消化管内で難溶性のキレートを形成して併用医薬品の吸収を阻害することが考えられる)]。
一般に生理機能が低下している。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
(授乳婦)
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
便潜血反応で偽陽性となることがある。
(適用上の注意)
14.1. 診断上の注意
通常、本剤服用後、造影効果は約20分後まで持続するが、胃内通過時間は個人によって大きく異なることがあるので注意すること。
(取扱い上の注意)
光及び湿度の影響を受けやすいので、使用の都度キャップをしっかり締めること。
15.1. 臨床使用に基づく情報
15.1.1. 本剤の投与により便が黒色を呈することがある。
15.1.2. 本剤の投与により一過性に歯や舌が着色(黒色等)することがある。
(保管上の注意)
室温保存。
薬効分類 | 消化管系MRI用造影剤 |
一般名 | クエン酸鉄アンモニウム散 |
薬価 | 748.6円 |
メーカー | 大塚製薬 |
最終更新 | 2024年09月改訂(第2版) 添付文書のPDFはこちら |
〈消化管(胃、十二指腸、空腸)造影〉
通常、成人にはクエン酸鉄アンモニウムとして600mg(1包)を300mLの水に溶かし経口投与する。なお、必要に応じて1200mg(2包)まで増量する。
〈胆道膵管撮影時の消化管陰性造影〉
通常、成人にはクエン酸鉄アンモニウムとして1200mg(2包)を150mLの水に溶かし経口投与する。
(用法及び用量に関連する注意)
〈胆道膵管撮影時の消化管陰性造影〉1.5T(磁場強度)以上のMRI機器を使用しTE(エコー時間)500msec以上の条件で撮像することが望ましい(第3相試験における撮像条件)。
腹部磁気共鳴コンピューター断層撮影における次記造影:
1). 腹部磁気共鳴コンピューター断層撮影における消化管造影(胃造影、十二指腸造影、空腸造影)。
2). 腹部磁気共鳴コンピューター断層撮影における胆道膵管撮影時の消化管陰性造影。
(効能又は効果に関連する注意)
本剤はT1強調画像で造影効果を、T2強調画像で陰性造影効果を示す。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(1%未満)発疹(発赤、蕁麻疹、全身発疹)、アレルギー反応。
2). 消化器:(1%以上)下痢、(1%未満)胸やけ等、(頻度不明)胃部不快感、腹部膨満感、嘔気・嘔吐、食欲低下。
3). その他:(1%未満)肩痛、血清鉄低下、血清フェリチン増加、血小板増多、総ビリルビン上昇、血清カリウム上昇。
2.1. ヘモクロマトーシスなど鉄過剰症の治療中の患者[症状が増悪するおそれがある]。
2.2. 本剤の成分又は他の鉄剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 消化性潰瘍、潰瘍性大腸炎、限局性腸炎等の胃腸管疾患を有する患者:鉄が大量に吸収されるおそれがあり、消化管粘膜を刺激し、潰瘍や炎症を増悪するおそれがある。
10.2. 併用注意:
テトラサイクリン系経口抗生物質(テトラサイクリン塩酸塩<服用>、ミノサイクリン塩酸塩<服用>、ドキシサイクリン塩酸塩水和物<服用>等)、ニューキノロン系経口抗菌剤(レボフロキサシン水和物<服用>、トスフロキサシントシル酸塩水和物<服用>、シプロフロキサシン塩酸塩<服用>等)、セフジニル<服用>[併用医薬品の作用が減弱するおそれがあるので、造影終了後3時間程度服用時間をあける等注意する(消化管内で難溶性のキレートを形成して併用医薬品の吸収を阻害することが考えられる)]。
一般に生理機能が低下している。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
(授乳婦)
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
便潜血反応で偽陽性となることがある。
(適用上の注意)
14.1. 診断上の注意
通常、本剤服用後、造影効果は約20分後まで持続するが、胃内通過時間は個人によって大きく異なることがあるので注意すること。
(取扱い上の注意)
光及び湿度の影響を受けやすいので、使用の都度キャップをしっかり締めること。
15.1. 臨床使用に基づく情報
15.1.1. 本剤の投与により便が黒色を呈することがある。
15.1.2. 本剤の投与により一過性に歯や舌が着色(黒色等)することがある。
(保管上の注意)
室温保存。
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