薬剤情報
後発品
薬効分類セフェム系抗生物質
一般名セファレキシンシロップ用
薬価24.2
メーカー富士フイルム富山化学
最終更新2020年09月改訂(第16版)

用法・用量

幼小児に対しては、体重kg当たりセファレキシンとして1日25〜50mg(力価)を分割して6時間ごとに経口投与する。重症の場合や分離菌の感受性が比較的低い症例に対しては、体重kg当たりセファレキシンとして1日50〜100mg(力価)を分割して6時間ごとに経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

用法・用量(補足)

<用法及び用量に関連する使用上の注意>

本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる。

効能・効果

1.表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管炎・リンパ節炎、慢性膿皮症。

2.外傷・熱傷及び手術創等の二次感染。

3.咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染。

4.膀胱炎、腎盂腎炎。

5.涙嚢炎、麦粒腫。

6.外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎。

7.歯周組織炎、顎炎、抜歯創・口腔手術創の二次感染。

8.猩紅熱。

効能・効果(補足)

<効能又は効果に関連する使用上の注意>

咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、中耳炎、副鼻腔炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与する。

適応菌種

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、クレブシエラ属、インフルエンザ菌。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用

1.重大な副作用(頻度不明)

1).ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、浮腫等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。

2).急性腎障害等の重篤な腎障害が現れることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。

3).溶血性貧血が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。

4).偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎が現れることがあるので、腹痛、頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行う。

5).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。

6).発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群等が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。

その他の副作用

2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。

1).過敏症:(頻度不明)発疹、蕁麻疹、紅斑、そう痒、発熱、リンパ腺腫脹、関節痛。

2).血液:(頻度不明)顆粒球減少、好酸球増多、血小板減少。

3).肝臓:(頻度不明)黄疸、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇。

4).消化器:(頻度不明)悪心、嘔吐、下痢、軟便、腹痛、食欲不振、胃部不快感。

5).菌交代症:(頻度不明)口内炎、カンジダ症。

6).ビタミン欠乏症:(頻度不明)ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)。

7).その他:(頻度不明)頭痛、眩暈、全身倦怠感。

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

原則禁忌

セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者。

慎重投与

1.ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者[ショックが現れる恐れがあるので、十分な問診を行う]。

2.本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者[アレルギー素因を有する患者は過敏症を起こしやすいので、十分な問診を行う]。

3.高度腎障害のある患者[血中濃度が持続するので、投与量を減らすか、投与間隔をあけて使用する]。

4.経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[食事摂取によりビタミンKを補給できない患者では、ビタミンK欠乏症状が現れることがあるので観察を十分に行う]。

5.高齢者。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

ショックが現れる恐れがあるので、十分な問診を行う。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

高齢者には、次の点に注意し、用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。

1.高齢者では生理機能が低下していることが多く副作用が発現しやすい。

2.高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向が現れることがある。

妊婦・産婦・授乳婦への投与

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。

臨床検査結果に及ぼす影響

1.本剤の投与により、ベネディクト試薬等の還元法による尿糖検査では、偽陽性を呈することがあるので注意する。

2.直接クームス試験陽性を呈することがあるので注意する。

取扱い上の注意

1.安定性試験:本剤(ポリ容器)を用いた長期保存試験(なりゆき室温、42カ月)の結果、通常の流通下において3年間安定であることが確認された。

2.本剤を懸濁液として使用する場合は調製後冷所に保存し、10日以内に使用する。

保管上の注意

遮光。

ラリキシンドライシロップ小児用10%
ラリキシンドライシロップ小児用10%

ラリキシンドライシロップ小児用10%

セフェム系抗生物質
2020年09月改訂(第16版)
薬剤情報
後発品
薬効分類セフェム系抗生物質
一般名セファレキシンシロップ用
薬価24.2
メーカー富士フイルム富山化学
最終更新2020年09月改訂(第16版)

用法・用量

幼小児に対しては、体重kg当たりセファレキシンとして1日25〜50mg(力価)を分割して6時間ごとに経口投与する。重症の場合や分離菌の感受性が比較的低い症例に対しては、体重kg当たりセファレキシンとして1日50〜100mg(力価)を分割して6時間ごとに経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

用法・用量(補足)

<用法及び用量に関連する使用上の注意>

本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる。

効能・効果

1.表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管炎・リンパ節炎、慢性膿皮症。

2.外傷・熱傷及び手術創等の二次感染。

3.咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染。

4.膀胱炎、腎盂腎炎。

5.涙嚢炎、麦粒腫。

6.外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎。

7.歯周組織炎、顎炎、抜歯創・口腔手術創の二次感染。

8.猩紅熱。

効能・効果(補足)

<効能又は効果に関連する使用上の注意>

咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、中耳炎、副鼻腔炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与する。

適応菌種

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、クレブシエラ属、インフルエンザ菌。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用

1.重大な副作用(頻度不明)

1).ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、浮腫等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。

2).急性腎障害等の重篤な腎障害が現れることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。

3).溶血性貧血が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。

4).偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎が現れることがあるので、腹痛、頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行う。

5).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。

6).発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群等が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。

その他の副作用

2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。

1).過敏症:(頻度不明)発疹、蕁麻疹、紅斑、そう痒、発熱、リンパ腺腫脹、関節痛。

2).血液:(頻度不明)顆粒球減少、好酸球増多、血小板減少。

3).肝臓:(頻度不明)黄疸、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇。

4).消化器:(頻度不明)悪心、嘔吐、下痢、軟便、腹痛、食欲不振、胃部不快感。

5).菌交代症:(頻度不明)口内炎、カンジダ症。

6).ビタミン欠乏症:(頻度不明)ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)。

7).その他:(頻度不明)頭痛、眩暈、全身倦怠感。

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

原則禁忌

セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者。

慎重投与

1.ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者[ショックが現れる恐れがあるので、十分な問診を行う]。

2.本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者[アレルギー素因を有する患者は過敏症を起こしやすいので、十分な問診を行う]。

3.高度腎障害のある患者[血中濃度が持続するので、投与量を減らすか、投与間隔をあけて使用する]。

4.経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[食事摂取によりビタミンKを補給できない患者では、ビタミンK欠乏症状が現れることがあるので観察を十分に行う]。

5.高齢者。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

ショックが現れる恐れがあるので、十分な問診を行う。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

高齢者には、次の点に注意し、用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。

1.高齢者では生理機能が低下していることが多く副作用が発現しやすい。

2.高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向が現れることがある。

妊婦・産婦・授乳婦への投与

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。

臨床検査結果に及ぼす影響

1.本剤の投与により、ベネディクト試薬等の還元法による尿糖検査では、偽陽性を呈することがあるので注意する。

2.直接クームス試験陽性を呈することがあるので注意する。

取扱い上の注意

1.安定性試験:本剤(ポリ容器)を用いた長期保存試験(なりゆき室温、42カ月)の結果、通常の流通下において3年間安定であることが確認された。

2.本剤を懸濁液として使用する場合は調製後冷所に保存し、10日以内に使用する。

保管上の注意

遮光。

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