蛍光眼底造影剤
薬効分類 | 蛍光眼底造影剤 |
一般名 | フルオレセイン注射液 |
薬価 | 987円 |
メーカー | ノバルティス ファーマ |
最終更新 | 2022年11月改訂(第1版) |
フルオレセインとして、通常200〜500mgを肘静脈に注射する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤は静脈内にのみ使用し、髄腔内への使用は重篤な副作用が発現する可能性があるので使用しないこと。
ぶどう膜疾患・網膜疾患・視神経疾患等の診断。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 慎重に適応を決定すること。また、他の方法による診断の可能性を検討すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック(0.1%未満)、アナフィラキシー(頻度不明):発赤、そう痒感、胸内苦悶、血圧低下、顔面蒼白、脈拍異常、呼吸困難、意識消失等の症状があらわれることがある〔1.1、8.1参照〕。
11.1.2. 心停止(頻度不明):患者の全身状態の観察を十分に行い、異常が生じた場合は、直ちに心マッサージ、直ちにアドレナリン等のカテコールアミン投与等の直ちに蘇生処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 消化器:(5%以上又は頻度不明)悪心、腹痛、(0.1〜5%未満)嘔吐。
2). 過敏症:(5%以上又は頻度不明)そう痒症、潮紅、紅斑、(0.1〜5%未満)蕁麻疹、発疹、(0.1%未満)光線過敏症等。
3). 精神神経系:(5%以上又は頻度不明)意識消失、めまい、(0.1%未満)頭痛。
4). その他:(5%以上又は頻度不明)尿の黄褐色着色、一過性皮膚黄変、血圧低下、血圧上昇、咳嗽、咽喉刺激感、熱感、(0.1%未満)注射部位の血栓性静脈炎。
発現頻度は文献、自発報告等を参考に集計した。
1.1. ショック等の重篤な副作用があらわれることがある〔8.1、11.1.1参照〕。
2.1. 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 全身衰弱の患者[全身状態がさらに悪化し、重篤な副作用が発現するおそれがある]。
2.3. 重篤な糖尿病の患者[重篤な副作用が発現するおそれがある]。
2.4. 重篤な心疾患のある患者[重篤な副作用が発現するおそれがある]。
2.5. 重篤な脳血流障害のある患者[重篤な副作用が発現するおそれがある]。
2.6. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。
2.7. 肝硬変の患者〔9.3.1参照〕。
8.1. 本剤の投与により、まれにショック、アナフィラキシー等の重篤な過敏症状があらわれることがあるので、投与に際しては次の点に留意すること〔1.1、11.1.1参照〕。
・ 十分に問診を行うこと。
・ 患者の全身状態の観察を十分に行い、投与時または撮影時に異常が生じた場合、直ちに中止し、適切な処置を行うこと。なお検査終了後にも副作用の発現の可能性があることを患者に説明した上で、異常が認められた場合には、担当医師に連絡するよう指示するなど適切な対応をとること。
・ 投与量はできるだけ必要最少量にとどめること。
・ 検査中は血管確保をしておく等、常時直ちに救急処置のとれる準備をしておくことが望ましい。
8.2. 皮内反応を実施した場合、皮内反応結果陽性の患者においては、過敏症状があらわれるおそれがあるので、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。なお、皮内反応陰性の場合であっても過敏症状があらわれることがある。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 褐色細胞腫あるいは心疾患の疑いのある患者:診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと(血圧の急激な変動を起こし、重篤な副作用が発現するおそれがある)。
9.1.2. 重症喘息、肺気腫、呼吸器感染症の患者:症状を増悪させるおそれがある。
9.1.3. アレルギー素因のある患者。
9.1.4. 重篤な高血圧症の患者:血圧の変動を起こすおそれがある。
(腎機能障害患者)
腎機能障害患者:主たる排泄経路は腎臓であるので、排泄遅延から血中濃度が上昇するおそれがある。
(肝機能障害患者)
9.3.1. 肝硬変のある患者:投与しないこと(重篤な副作用が発現するおそれがある)〔2.7参照〕。
9.3.2. 肝障害のある患者:一部肝臓から胆汁中に排泄され、症状を増悪させるおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと、特に必要とする場合には、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと〔2.6参照〕。
(授乳婦)
授乳しないことが望ましい(ヒト母乳中への移行が報告されている)。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤投与前の注意
バイアルは使用前にゴム栓部をエタノール綿等で清拭して使用すること。
14.2. 薬剤投与時の注意
14.2.1. 他剤との混合注射は、避けること。
14.2.2. 本剤が血管外に漏れると疼痛を起こすので、なるべく太い静脈を選び、注意して投与すること。
(保管上の注意)
室温保存。
薬効分類 | 蛍光眼底造影剤 |
一般名 | フルオレセイン注射液 |
薬価 | 987円 |
メーカー | ノバルティス ファーマ |
最終更新 | 2022年11月改訂(第1版) |
フルオレセインとして、通常200〜500mgを肘静脈に注射する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤は静脈内にのみ使用し、髄腔内への使用は重篤な副作用が発現する可能性があるので使用しないこと。
ぶどう膜疾患・網膜疾患・視神経疾患等の診断。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 慎重に適応を決定すること。また、他の方法による診断の可能性を検討すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック(0.1%未満)、アナフィラキシー(頻度不明):発赤、そう痒感、胸内苦悶、血圧低下、顔面蒼白、脈拍異常、呼吸困難、意識消失等の症状があらわれることがある〔1.1、8.1参照〕。
11.1.2. 心停止(頻度不明):患者の全身状態の観察を十分に行い、異常が生じた場合は、直ちに心マッサージ、直ちにアドレナリン等のカテコールアミン投与等の直ちに蘇生処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 消化器:(5%以上又は頻度不明)悪心、腹痛、(0.1〜5%未満)嘔吐。
2). 過敏症:(5%以上又は頻度不明)そう痒症、潮紅、紅斑、(0.1〜5%未満)蕁麻疹、発疹、(0.1%未満)光線過敏症等。
3). 精神神経系:(5%以上又は頻度不明)意識消失、めまい、(0.1%未満)頭痛。
4). その他:(5%以上又は頻度不明)尿の黄褐色着色、一過性皮膚黄変、血圧低下、血圧上昇、咳嗽、咽喉刺激感、熱感、(0.1%未満)注射部位の血栓性静脈炎。
発現頻度は文献、自発報告等を参考に集計した。
1.1. ショック等の重篤な副作用があらわれることがある〔8.1、11.1.1参照〕。
2.1. 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 全身衰弱の患者[全身状態がさらに悪化し、重篤な副作用が発現するおそれがある]。
2.3. 重篤な糖尿病の患者[重篤な副作用が発現するおそれがある]。
2.4. 重篤な心疾患のある患者[重篤な副作用が発現するおそれがある]。
2.5. 重篤な脳血流障害のある患者[重篤な副作用が発現するおそれがある]。
2.6. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。
2.7. 肝硬変の患者〔9.3.1参照〕。
8.1. 本剤の投与により、まれにショック、アナフィラキシー等の重篤な過敏症状があらわれることがあるので、投与に際しては次の点に留意すること〔1.1、11.1.1参照〕。
・ 十分に問診を行うこと。
・ 患者の全身状態の観察を十分に行い、投与時または撮影時に異常が生じた場合、直ちに中止し、適切な処置を行うこと。なお検査終了後にも副作用の発現の可能性があることを患者に説明した上で、異常が認められた場合には、担当医師に連絡するよう指示するなど適切な対応をとること。
・ 投与量はできるだけ必要最少量にとどめること。
・ 検査中は血管確保をしておく等、常時直ちに救急処置のとれる準備をしておくことが望ましい。
8.2. 皮内反応を実施した場合、皮内反応結果陽性の患者においては、過敏症状があらわれるおそれがあるので、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。なお、皮内反応陰性の場合であっても過敏症状があらわれることがある。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 褐色細胞腫あるいは心疾患の疑いのある患者:診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと(血圧の急激な変動を起こし、重篤な副作用が発現するおそれがある)。
9.1.2. 重症喘息、肺気腫、呼吸器感染症の患者:症状を増悪させるおそれがある。
9.1.3. アレルギー素因のある患者。
9.1.4. 重篤な高血圧症の患者:血圧の変動を起こすおそれがある。
(腎機能障害患者)
腎機能障害患者:主たる排泄経路は腎臓であるので、排泄遅延から血中濃度が上昇するおそれがある。
(肝機能障害患者)
9.3.1. 肝硬変のある患者:投与しないこと(重篤な副作用が発現するおそれがある)〔2.7参照〕。
9.3.2. 肝障害のある患者:一部肝臓から胆汁中に排泄され、症状を増悪させるおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと、特に必要とする場合には、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと〔2.6参照〕。
(授乳婦)
授乳しないことが望ましい(ヒト母乳中への移行が報告されている)。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤投与前の注意
バイアルは使用前にゴム栓部をエタノール綿等で清拭して使用すること。
14.2. 薬剤投与時の注意
14.2.1. 他剤との混合注射は、避けること。
14.2.2. 本剤が血管外に漏れると疼痛を起こすので、なるべく太い静脈を選び、注意して投与すること。
(保管上の注意)
室温保存。
薬剤写真、用法用量、効能効果や後発品の情報が一度に参照でき、関連情報へ簡単にアクセスができます。
一般名、製品名どちらでも検索可能!
※ ご使用いただく際に、必ず最新の添付文書および安全性情報も併せてご確認下さい。