薬剤情報
後発品
薬効分類昇圧薬 > αβ刺激薬
一般名エチレフリン塩酸塩注射液
薬価59
メーカーサノフィ
最終更新2019年07月改訂(第7版)

用法・用量

1回エチレフリン塩酸塩として2〜10mgを皮下注射、筋肉内注射又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

起立性低血圧、各種疾患若しくは状態に伴う急性低血圧又はショック時の補助治療。

副作用

調査症例1,025例(再評価結果)中副作用が報告されたのは6例(0.59%)であった。主な副作用は心悸亢進4件(0.39%)、頭痛3件(0.29%)であった。また、臨床検査値においては特に一定の傾向を示す変動は認められていない。

その他の副作用

次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。

1.循環器:(0.1〜5%未満)心悸亢進、胸内苦悶、徐脈、血圧異常上昇、呼吸困難[徐脈は、アトロピンにより容易に回復する]。

2.精神神経系:(0.1〜5%未満)頭痛、(0.1%未満)不眠、振戦。

3.過敏症:(0.1%未満)発疹[発現した場合には、投与を中止する]。

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

原則禁忌

心室性頻拍のある患者[刺激伝導系の促進により、症状を悪化させる恐れがある]。

慎重投与

1.高血圧の患者[血圧を上昇させる恐れがある]。

2.重篤な動脈硬化症の患者[症状を悪化させる恐れがある]。

3.甲状腺機能亢進症の患者[心悸亢進悪化、頻脈悪化等させる恐れがある]。

4.高齢者。

5.心疾患のある患者[心筋酸素消費量の増大により、症状を悪化させる恐れがある]。

6.徐脈のある患者[反射性の拍動数の増加を抑制する恐れがある]。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

1.ショックの緊急治療の原則は換気の確保、輸液及び心拍出量の増加と昇圧である(ショック時の循環動態はショックを起こした原因及び病期によって異なるので、昇圧剤の選択及び使用時期については十分注意する)。また、本剤は血圧下降等の応急処置剤として用いるべき薬剤であり、輸血又は輸液にかわるものではない。

2.過度の昇圧反応を起こすことがあり、急性肺水腫、不整脈、心停止等が現れることがあるので、過量投与にならないよう注意する。

相互作用

併用注意:

1.ハロゲン化吸入麻酔剤(ハロタン)[期外収縮、徐脈等が現れることがある(ハロタン等の麻酔剤は本剤に対する心筋の感受性を高めるため、不整脈がおこりやすくなる)]。

2.分娩促進剤(オキシトシン、エルゴタミン)[血圧の異常上昇を来すことがあるので、その様な場合はクロルプロマジンの静注を行う(本剤の昇圧作用と麦角アルカロイドの末梢血管収縮作用により血圧が上昇する)]。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。

過量投与

過量投与時の症状:ときに脳内出血、肺水腫、頭痛等が現れることがあるので、特に感受性の高い患者には注意する。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

1.静脈内注射時:静脈内注射にあたっては、血圧異常上昇を来さないよう慎重に投与する。点滴静注で大量の注射液が血管外に漏出した場合、局所の虚血性壊死が現れることがあるので、注意する。本剤により過度の血圧上昇を生じた場合には、α遮断剤(フェントールアミン等)を使用する。

2.皮下・筋肉内注射時:動物実験で局所充血、局所出血、局所変性等の局所障害が認められるので、皮下、筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、次記の点に留意する。

1).皮下・筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意して注射する。

2).皮下・筋肉内注射時、繰り返し注射する場合には、例えば左右交互に注射するなど、注射部位を変えて行う。なお、乳幼小児には皮下・筋肉内注射を連用しないことが望ましい。

3).注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合には、直ちに針を抜き、部位を変えて注射する。

3.アンプルカット時:本剤は「ワンポイントカットアンプル」を使用しているので、カット部をエタノール綿等で清拭した後、ヤスリを用いず、アンプル枝部のマークの反対方向に折り取る。

保管上の注意

遮光。

エホチール注10mg
後発品はありません
エホチール注10mg
エホチール注10mg

エホチール注10mg

昇圧薬 > αβ刺激薬
2019年07月改訂(第7版)
薬剤情報
後発品
薬効分類昇圧薬 > αβ刺激薬
一般名エチレフリン塩酸塩注射液
薬価59
メーカーサノフィ
最終更新2019年07月改訂(第7版)

用法・用量

1回エチレフリン塩酸塩として2〜10mgを皮下注射、筋肉内注射又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

起立性低血圧、各種疾患若しくは状態に伴う急性低血圧又はショック時の補助治療。

副作用

調査症例1,025例(再評価結果)中副作用が報告されたのは6例(0.59%)であった。主な副作用は心悸亢進4件(0.39%)、頭痛3件(0.29%)であった。また、臨床検査値においては特に一定の傾向を示す変動は認められていない。

その他の副作用

次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。

1.循環器:(0.1〜5%未満)心悸亢進、胸内苦悶、徐脈、血圧異常上昇、呼吸困難[徐脈は、アトロピンにより容易に回復する]。

2.精神神経系:(0.1〜5%未満)頭痛、(0.1%未満)不眠、振戦。

3.過敏症:(0.1%未満)発疹[発現した場合には、投与を中止する]。

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

原則禁忌

心室性頻拍のある患者[刺激伝導系の促進により、症状を悪化させる恐れがある]。

慎重投与

1.高血圧の患者[血圧を上昇させる恐れがある]。

2.重篤な動脈硬化症の患者[症状を悪化させる恐れがある]。

3.甲状腺機能亢進症の患者[心悸亢進悪化、頻脈悪化等させる恐れがある]。

4.高齢者。

5.心疾患のある患者[心筋酸素消費量の増大により、症状を悪化させる恐れがある]。

6.徐脈のある患者[反射性の拍動数の増加を抑制する恐れがある]。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

1.ショックの緊急治療の原則は換気の確保、輸液及び心拍出量の増加と昇圧である(ショック時の循環動態はショックを起こした原因及び病期によって異なるので、昇圧剤の選択及び使用時期については十分注意する)。また、本剤は血圧下降等の応急処置剤として用いるべき薬剤であり、輸血又は輸液にかわるものではない。

2.過度の昇圧反応を起こすことがあり、急性肺水腫、不整脈、心停止等が現れることがあるので、過量投与にならないよう注意する。

相互作用

併用注意:

1.ハロゲン化吸入麻酔剤(ハロタン)[期外収縮、徐脈等が現れることがある(ハロタン等の麻酔剤は本剤に対する心筋の感受性を高めるため、不整脈がおこりやすくなる)]。

2.分娩促進剤(オキシトシン、エルゴタミン)[血圧の異常上昇を来すことがあるので、その様な場合はクロルプロマジンの静注を行う(本剤の昇圧作用と麦角アルカロイドの末梢血管収縮作用により血圧が上昇する)]。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。

過量投与

過量投与時の症状:ときに脳内出血、肺水腫、頭痛等が現れることがあるので、特に感受性の高い患者には注意する。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

1.静脈内注射時:静脈内注射にあたっては、血圧異常上昇を来さないよう慎重に投与する。点滴静注で大量の注射液が血管外に漏出した場合、局所の虚血性壊死が現れることがあるので、注意する。本剤により過度の血圧上昇を生じた場合には、α遮断剤(フェントールアミン等)を使用する。

2.皮下・筋肉内注射時:動物実験で局所充血、局所出血、局所変性等の局所障害が認められるので、皮下、筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、次記の点に留意する。

1).皮下・筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意して注射する。

2).皮下・筋肉内注射時、繰り返し注射する場合には、例えば左右交互に注射するなど、注射部位を変えて行う。なお、乳幼小児には皮下・筋肉内注射を連用しないことが望ましい。

3).注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合には、直ちに針を抜き、部位を変えて注射する。

3.アンプルカット時:本剤は「ワンポイントカットアンプル」を使用しているので、カット部をエタノール綿等で清拭した後、ヤスリを用いず、アンプル枝部のマークの反対方向に折り取る。

保管上の注意

遮光。

後発品はありません
薬剤情報

薬剤写真、用法用量、効能効果や後発品の情報が一度に参照でき、関連情報へ簡単にアクセスができます。

一般名、製品名どちらでも検索可能!

※ ご使用いただく際に、必ず最新の添付文書および安全性情報も併せてご確認下さい。