薬効分類 | 緑内障治療薬 > αβ遮断薬 |
一般名 | ニプラジロール液 |
薬価 | 181.7円 |
メーカー | 興和 |
最終更新 | 2022年01月改訂(第1版) 添付文書のPDFはこちら |
通常、1回1滴、1日2回点眼する。
緑内障、高眼圧症。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 喘息発作(0.1〜5%未満):β受容体遮断による気管支平滑筋収縮作用により、喘息発作を誘発することがある〔2.2参照〕。
11.1.2. 眼類天疱瘡(頻度不明)。
11.1.3. 心ブロック、うっ血性心不全、心停止、洞不全症候群(いずれも頻度不明):β受容体遮断による陰性変時・変力作用により、心ブロック、うっ血性心不全、心停止、洞不全症候群があらわれることがある〔2.3、9.1.1、9.1.2参照〕。
11.1.4. 脳虚血、脳血管障害(いずれも頻度不明)。
11.1.5. 全身性エリテマトーデス(頻度不明)。
11.2. その他の副作用
1). 眼:(0.1〜5%未満)結膜充血、表層角膜炎、角膜びらん、眼瞼炎、眼瞼発赤、眼瞼浮腫、眼刺激症状(眼がしみる感じ、眼灼熱感)、眼のかゆみ、眼異物感、眼疼痛感、眼瞼が重い、眼のかぶれ、流涙、眼充血、霧視、結膜炎、(0.1%未満)結膜浮腫、結膜濾胞、虹彩炎、眼乾燥感、*眼底黄斑部浮腫・*眼底黄斑部混濁[*:無水晶体眼又は眼底に病変のある患者等に長期連用した場合]。
2). 肝臓:(0.1%未満)ALT上昇、LDH上昇。
3). 代謝系:(0.1%未満)CK上昇。
4). 循環器:(0.1%未満)動悸、胸痛。
5). その他:(0.1〜5%未満)頭痛、(0.1%未満)呼吸困難、(頻度不明)発疹。
発現頻度は使用成績調査及び特別調査(長期使用に関する調査)の結果を含む。
2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 気管支喘息、気管支痙攣又はそれらの既往歴のある患者、重篤な慢性閉塞性肺疾患のある患者[喘息発作の誘発・喘息発作増悪がみられるおそれがある]〔11.1.1参照〕。
2.3. コントロール不十分な心不全、洞性徐脈、房室ブロック<2・3度>又は心原性ショックのある患者[これらの症状を増悪させるおそれがある]〔11.1.3参照〕。
8.1. 全身的に吸収される可能性があり、β遮断薬全身投与時と同様の副作用があらわれることがあるので、留意すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 肺高血圧による右心不全のある患者:肺高血圧症による右心不全の症状を増悪させるおそれがある〔11.1.3参照〕。
9.1.2. うっ血性心不全のある患者:うっ血性心不全の症状を増悪させるおそれがある〔11.1.3参照〕。
9.1.3. 糖尿病性ケトアシドーシス及び代謝性アシドーシスのある患者:アシドーシスによる心筋収縮力の抑制を増強するおそれがある。
9.1.4. コントロール不十分な糖尿病のある患者:血糖値に注意すること(低血糖症状をマスクすることがある)。
10.2. 併用注意:
1). カテコラミン枯渇剤(レセルピン等)[交感神経系に対し過剰の抑制を来すことがあり、低血圧、徐脈を生じ、眩暈、失神、起立性低血圧を起こすことがある(カテコラミンの枯渇を起こす薬剤は、β遮断作用を相加的に増強する可能性がある)]。
2). β遮断薬<全身投与>(プロプラノロール塩酸塩<全身投与>、アテノロール<全身投与>、メトプロロール酒石酸塩<全身投与>)[眼圧下降あるいはβ遮断薬の全身的な作用が増強されることがある(作用が相加的にあらわれることがある)]。
3). カルシウム拮抗薬(ジルチアゼム塩酸塩、ベラパミル塩酸塩)[房室伝導障害、左室不全、低血圧を起こすおそれがある(相互に作用が増強されることがある)]。
4). アドレナリン[類薬<チモロールマレイン酸塩点眼液>において散瞳作用が助長されたとの報告がある(機序不明)]。
一般に生理機能が低下している。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験で高用量の経口投与により胎仔死亡率増加及び胎仔発育抑制、死亡仔数増加、新生仔生存率低下が報告されている)。
(授乳婦)
本剤投与中は授乳を避けさせること(動物実験において、経口投与で母乳中へ移行することが報告されている)。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
患者に対し次の点に注意するよう指導すること。
・ 薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。
・ 点眼に際しては、原則として仰臥位をとり、患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1〜5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後、開瞼すること。
・ 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。
(取扱い上の注意)
外箱開封後は遮光して保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。
薬効分類 | 緑内障治療薬 > αβ遮断薬 |
一般名 | ニプラジロール液 |
薬価 | 181.7円 |
メーカー | 興和 |
最終更新 | 2022年01月改訂(第1版) 添付文書のPDFはこちら |
通常、1回1滴、1日2回点眼する。
緑内障、高眼圧症。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 喘息発作(0.1〜5%未満):β受容体遮断による気管支平滑筋収縮作用により、喘息発作を誘発することがある〔2.2参照〕。
11.1.2. 眼類天疱瘡(頻度不明)。
11.1.3. 心ブロック、うっ血性心不全、心停止、洞不全症候群(いずれも頻度不明):β受容体遮断による陰性変時・変力作用により、心ブロック、うっ血性心不全、心停止、洞不全症候群があらわれることがある〔2.3、9.1.1、9.1.2参照〕。
11.1.4. 脳虚血、脳血管障害(いずれも頻度不明)。
11.1.5. 全身性エリテマトーデス(頻度不明)。
11.2. その他の副作用
1). 眼:(0.1〜5%未満)結膜充血、表層角膜炎、角膜びらん、眼瞼炎、眼瞼発赤、眼瞼浮腫、眼刺激症状(眼がしみる感じ、眼灼熱感)、眼のかゆみ、眼異物感、眼疼痛感、眼瞼が重い、眼のかぶれ、流涙、眼充血、霧視、結膜炎、(0.1%未満)結膜浮腫、結膜濾胞、虹彩炎、眼乾燥感、*眼底黄斑部浮腫・*眼底黄斑部混濁[*:無水晶体眼又は眼底に病変のある患者等に長期連用した場合]。
2). 肝臓:(0.1%未満)ALT上昇、LDH上昇。
3). 代謝系:(0.1%未満)CK上昇。
4). 循環器:(0.1%未満)動悸、胸痛。
5). その他:(0.1〜5%未満)頭痛、(0.1%未満)呼吸困難、(頻度不明)発疹。
発現頻度は使用成績調査及び特別調査(長期使用に関する調査)の結果を含む。
2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 気管支喘息、気管支痙攣又はそれらの既往歴のある患者、重篤な慢性閉塞性肺疾患のある患者[喘息発作の誘発・喘息発作増悪がみられるおそれがある]〔11.1.1参照〕。
2.3. コントロール不十分な心不全、洞性徐脈、房室ブロック<2・3度>又は心原性ショックのある患者[これらの症状を増悪させるおそれがある]〔11.1.3参照〕。
8.1. 全身的に吸収される可能性があり、β遮断薬全身投与時と同様の副作用があらわれることがあるので、留意すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 肺高血圧による右心不全のある患者:肺高血圧症による右心不全の症状を増悪させるおそれがある〔11.1.3参照〕。
9.1.2. うっ血性心不全のある患者:うっ血性心不全の症状を増悪させるおそれがある〔11.1.3参照〕。
9.1.3. 糖尿病性ケトアシドーシス及び代謝性アシドーシスのある患者:アシドーシスによる心筋収縮力の抑制を増強するおそれがある。
9.1.4. コントロール不十分な糖尿病のある患者:血糖値に注意すること(低血糖症状をマスクすることがある)。
10.2. 併用注意:
1). カテコラミン枯渇剤(レセルピン等)[交感神経系に対し過剰の抑制を来すことがあり、低血圧、徐脈を生じ、眩暈、失神、起立性低血圧を起こすことがある(カテコラミンの枯渇を起こす薬剤は、β遮断作用を相加的に増強する可能性がある)]。
2). β遮断薬<全身投与>(プロプラノロール塩酸塩<全身投与>、アテノロール<全身投与>、メトプロロール酒石酸塩<全身投与>)[眼圧下降あるいはβ遮断薬の全身的な作用が増強されることがある(作用が相加的にあらわれることがある)]。
3). カルシウム拮抗薬(ジルチアゼム塩酸塩、ベラパミル塩酸塩)[房室伝導障害、左室不全、低血圧を起こすおそれがある(相互に作用が増強されることがある)]。
4). アドレナリン[類薬<チモロールマレイン酸塩点眼液>において散瞳作用が助長されたとの報告がある(機序不明)]。
一般に生理機能が低下している。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験で高用量の経口投与により胎仔死亡率増加及び胎仔発育抑制、死亡仔数増加、新生仔生存率低下が報告されている)。
(授乳婦)
本剤投与中は授乳を避けさせること(動物実験において、経口投与で母乳中へ移行することが報告されている)。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
患者に対し次の点に注意するよう指導すること。
・ 薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。
・ 点眼に際しては、原則として仰臥位をとり、患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1〜5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後、開瞼すること。
・ 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。
(取扱い上の注意)
外箱開封後は遮光して保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。
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