薬効分類 | 副腎皮質ホルモン |
一般名 | クロベタゾールプロピオン酸エステル液 (1) |
薬価 | 16.7円 |
メーカー | GSK |
最終更新 | 2020年12月改訂(第1版) |
通常1日1〜数回適量を塗布する。なお、症状により適宜増減する。
主として頭部の皮膚疾患:1)頭部湿疹・皮膚炎群、2)頭部乾癬。
(効能又は効果に関連する注意)
皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行うか、又はこれらとの併用を考慮すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
眼圧亢進、緑内障、白内障(いずれも頻度不明):眼瞼皮膚への使用に際し、あらわれることがある。大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により緑内障、白内障等の症状があらわれることがある〔8.2参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 皮膚感染症:(頻度不明)皮膚真菌症(皮膚カンジダ症、皮膚白癬等)、皮膚細菌感染症(伝染性膿痂疹、毛のう炎等)、皮膚ウイルス感染症[密封法(ODT)の場合に起こりやすいので、このような症状があらわれた場合には、適切な抗真菌剤、抗菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、使用を中止すること]。
2). 過敏症:(頻度不明)紅斑、発疹、蕁麻疹、そう痒、皮膚灼熱感、接触性皮膚炎[これらの症状は原疾患の症状に類似している場合がある]。
3). その他の皮膚症状:(頻度不明)ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、皮膚色素脱失、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(ほほに潮紅、口囲潮紅等、丘疹、膿疱、毛細血管拡張)、多毛[長期連用によりあらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には徐々にその使用を差し控え、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り替えること]、ステロイドざ瘡、魚鱗癬様皮膚変化、一過性皮膚刺激感、皮膚乾燥。
4). その他:(頻度不明)下垂体・副腎皮質系機能抑制[大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)によりあらわれることがある。また、大量又は長期にわたる広範囲の使用において、使用中止、密封法(ODT)において、使用中止により急性副腎皮質機能不全に陥る危険性があるため、使用を中止する際は患者の状態を観察しながら徐々に減量すること]、中心性漿液性網脈絡膜症。
2.1. 細菌皮膚感染症・真菌皮膚感染症・スピロヘータ皮膚感染症・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬・けじらみ等)[感染を悪化させるおそれがある]。
2.2. 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
2.3. 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒が遅れるおそれがあり、また、感染のおそれがある]。
2.4. 潰瘍<ベーチェット病は除く>、第2度深在性以上の熱傷・第2度深在性以上の凍傷[皮膚の再生が抑制され、治癒が著しく遅れるおそれがある]。
8.1. 皮膚萎縮、ステロイド潮紅などの局所的副作用が発現しやすいので、特に顔面、頸、陰部、間擦部位の皮疹への使用には、適応症、症状の程度を十分考慮すること。
8.2. 大量又は長期にわたる広範囲の使用(特に密封法(ODT))により、副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様な症状があらわれることがあるので、特別な場合を除き長期大量使用や密封法(ODT)を極力避けること〔9.5妊婦、9.7小児等、9.8高齢者の項、11.1参照〕。
8.3. 本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化をみる場合は使用を中止すること。
8.4. 症状改善後は、速やかに他のより緩和な局所療法に転換すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用に際しては特に注意すること(一般に、副作用があらわれやすい)〔8.2参照〕。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。使用する必要がある場合には、大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること。動物実験(ラット)で催奇形作用が報告されている〔8.2参照〕。
長期使用又は密封法(ODT)は避けること(発育障害を来すおそれがある)。また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意すること〔8.2参照〕。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
14.1.1. 治療以外の目的(化粧下、ひげそり後など)には使用しないこと。
14.1.2. 火気の近くでは使用しないこと。
14.2. 薬剤投与時の注意
眼科用として使用しないこと。
15.1. 臨床使用に基づく情報
乾癬患者に長期大量使用した場合、治療中あるいは治療中止後、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬等がみられたとの報告がある。
(保管上の注意)
室温保存。
薬効分類 | 副腎皮質ホルモン |
一般名 | クロベタゾールプロピオン酸エステル液 (1) |
薬価 | 16.7円 |
メーカー | GSK |
最終更新 | 2020年12月改訂(第1版) |
通常1日1〜数回適量を塗布する。なお、症状により適宜増減する。
主として頭部の皮膚疾患:1)頭部湿疹・皮膚炎群、2)頭部乾癬。
(効能又は効果に関連する注意)
皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行うか、又はこれらとの併用を考慮すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
眼圧亢進、緑内障、白内障(いずれも頻度不明):眼瞼皮膚への使用に際し、あらわれることがある。大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により緑内障、白内障等の症状があらわれることがある〔8.2参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 皮膚感染症:(頻度不明)皮膚真菌症(皮膚カンジダ症、皮膚白癬等)、皮膚細菌感染症(伝染性膿痂疹、毛のう炎等)、皮膚ウイルス感染症[密封法(ODT)の場合に起こりやすいので、このような症状があらわれた場合には、適切な抗真菌剤、抗菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、使用を中止すること]。
2). 過敏症:(頻度不明)紅斑、発疹、蕁麻疹、そう痒、皮膚灼熱感、接触性皮膚炎[これらの症状は原疾患の症状に類似している場合がある]。
3). その他の皮膚症状:(頻度不明)ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、皮膚色素脱失、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(ほほに潮紅、口囲潮紅等、丘疹、膿疱、毛細血管拡張)、多毛[長期連用によりあらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には徐々にその使用を差し控え、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り替えること]、ステロイドざ瘡、魚鱗癬様皮膚変化、一過性皮膚刺激感、皮膚乾燥。
4). その他:(頻度不明)下垂体・副腎皮質系機能抑制[大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)によりあらわれることがある。また、大量又は長期にわたる広範囲の使用において、使用中止、密封法(ODT)において、使用中止により急性副腎皮質機能不全に陥る危険性があるため、使用を中止する際は患者の状態を観察しながら徐々に減量すること]、中心性漿液性網脈絡膜症。
2.1. 細菌皮膚感染症・真菌皮膚感染症・スピロヘータ皮膚感染症・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬・けじらみ等)[感染を悪化させるおそれがある]。
2.2. 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
2.3. 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒が遅れるおそれがあり、また、感染のおそれがある]。
2.4. 潰瘍<ベーチェット病は除く>、第2度深在性以上の熱傷・第2度深在性以上の凍傷[皮膚の再生が抑制され、治癒が著しく遅れるおそれがある]。
8.1. 皮膚萎縮、ステロイド潮紅などの局所的副作用が発現しやすいので、特に顔面、頸、陰部、間擦部位の皮疹への使用には、適応症、症状の程度を十分考慮すること。
8.2. 大量又は長期にわたる広範囲の使用(特に密封法(ODT))により、副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様な症状があらわれることがあるので、特別な場合を除き長期大量使用や密封法(ODT)を極力避けること〔9.5妊婦、9.7小児等、9.8高齢者の項、11.1参照〕。
8.3. 本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化をみる場合は使用を中止すること。
8.4. 症状改善後は、速やかに他のより緩和な局所療法に転換すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用に際しては特に注意すること(一般に、副作用があらわれやすい)〔8.2参照〕。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。使用する必要がある場合には、大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること。動物実験(ラット)で催奇形作用が報告されている〔8.2参照〕。
長期使用又は密封法(ODT)は避けること(発育障害を来すおそれがある)。また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意すること〔8.2参照〕。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
14.1.1. 治療以外の目的(化粧下、ひげそり後など)には使用しないこと。
14.1.2. 火気の近くでは使用しないこと。
14.2. 薬剤投与時の注意
眼科用として使用しないこと。
15.1. 臨床使用に基づく情報
乾癬患者に長期大量使用した場合、治療中あるいは治療中止後、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬等がみられたとの報告がある。
(保管上の注意)
室温保存。
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