薬効分類 | ブドウ糖製剤 |
一般名 | ブドウ糖注射液 |
薬価 | 284円 |
メーカー | 大塚製薬工場 |
最終更新 | 2024年03月改訂(第1版) |
水補給、薬物・毒物中毒、肝疾患には通常成人1回5%液500〜1000mLを静脈内注射する。
循環虚脱、低血糖時の糖質補給、高カリウム血症、心疾患(GIK療法)、その他非経口的に水・エネルギー補給を必要とする場合には通常成人1回10〜50%液20〜500mLを静脈内注射する。
点滴静注する場合の速度は、ブドウ糖として0.5g/kg/hr以下とすること。
注射剤の溶解希釈には適量を用いる。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1). 脱水症特に水欠乏時の水補給。
2). 循環虚脱。
3). 低血糖時の糖質補給。
4). 高カリウム血症。
5). 注射剤の溶解希釈剤。
6). 薬物中毒・毒物中毒。
7). 心疾患(GIK療法)。
8). 肝疾患。
9). その他非経口的に水補給・非経口的にエネルギー補給を必要とする場合。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
大量・急速投与:(頻度不明)電解質喪失。
低張性脱水症の患者[本症はナトリウムの欠乏により血清の浸透圧が低張になることによって起こるので、このような患者に本剤を投与すると、水分量を増加させることになり、症状が悪化するおそれがある]。
8.1. 投与は低濃度の液より開始し、徐々に濃度を上げて投与することが望ましい。
8.2. ブドウ糖の投与速度が速い場合に急激に中止することにより、低血糖を起こすおそれがある。
8.3. 高濃度液投与の急激な中止により、低血糖を起こすおそれがある。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. カリウム欠乏傾向のある患者:ブドウ糖の投与によりカリウムが細胞内に移行し、一時的に血清カリウム値が低下し、症状が悪化するおそれがある。
9.1.2. 糖尿病の患者:血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。
9.1.3. 尿崩症の患者:水分、電解質等に影響を与えるため、症状が悪化するおそれがある。
(腎機能障害患者)
腎機能障害患者:水分の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 全般的な注意
14.1.1. 使用時には、感染に対する配慮をすること。
14.1.2. 注射針や輸液セットのびん針は、ゴム栓の刻印部(○印)に垂直にゆっくりと刺すこと(斜めに刺した場合、削り片の混入及び液漏れの原因となるおそれがある)、また、針は同一箇所に繰り返し刺さないこと。
14.2. 薬剤調製時の注意
14.2.1. 薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
14.2.2. 注射剤の溶解希釈剤として使用する場合は、ブドウ糖注射液が適切であることを確認すること。
14.3. 薬剤投与時の注意
14.3.1. 皮下大量投与により、血漿中から電解質が移動して循環不全を招くおそれがあるので、皮下投与しないこと。
14.3.2. ゆっくり静脈内に投与すること。
14.3.3. 高張液の投与は、血栓性静脈炎を起こすことがあるので、慎重に投与すること。
14.3.4. 血管痛があらわれた場合には、注射部位を変更すること(また、場合によっては投与を中止すること)。
14.3.5. 原則として、連結管を用いたタンデム方式による投与は行わないこと(輸液セット内に空気が流入するおそれがある)。
14.3.6. 容器の目盛りは目安として使用すること。
14.3.7. 残液は使用しないこと。
(取扱い上の注意)
20.2. 液漏れの原因となるので、強い衝撃や鋭利なものとの接触等を避けること。
20.3. 次の場合には使用しないこと。
・ 外袋内や容器表面に水滴や結晶が認められる場合には使用しないこと。
・ 容器から薬液が漏れている場合には使用しないこと。
・ 性状その他薬液に異状が認められる場合には使用しないこと。
・ ゴム栓部のシールやキャップがはずれている場合には使用しないこと。
(保管上の注意)
室温保存。
薬効分類 | ブドウ糖製剤 |
一般名 | ブドウ糖注射液 |
薬価 | 284円 |
メーカー | 大塚製薬工場 |
最終更新 | 2024年03月改訂(第1版) |
水補給、薬物・毒物中毒、肝疾患には通常成人1回5%液500〜1000mLを静脈内注射する。
循環虚脱、低血糖時の糖質補給、高カリウム血症、心疾患(GIK療法)、その他非経口的に水・エネルギー補給を必要とする場合には通常成人1回10〜50%液20〜500mLを静脈内注射する。
点滴静注する場合の速度は、ブドウ糖として0.5g/kg/hr以下とすること。
注射剤の溶解希釈には適量を用いる。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1). 脱水症特に水欠乏時の水補給。
2). 循環虚脱。
3). 低血糖時の糖質補給。
4). 高カリウム血症。
5). 注射剤の溶解希釈剤。
6). 薬物中毒・毒物中毒。
7). 心疾患(GIK療法)。
8). 肝疾患。
9). その他非経口的に水補給・非経口的にエネルギー補給を必要とする場合。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
大量・急速投与:(頻度不明)電解質喪失。
低張性脱水症の患者[本症はナトリウムの欠乏により血清の浸透圧が低張になることによって起こるので、このような患者に本剤を投与すると、水分量を増加させることになり、症状が悪化するおそれがある]。
8.1. 投与は低濃度の液より開始し、徐々に濃度を上げて投与することが望ましい。
8.2. ブドウ糖の投与速度が速い場合に急激に中止することにより、低血糖を起こすおそれがある。
8.3. 高濃度液投与の急激な中止により、低血糖を起こすおそれがある。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. カリウム欠乏傾向のある患者:ブドウ糖の投与によりカリウムが細胞内に移行し、一時的に血清カリウム値が低下し、症状が悪化するおそれがある。
9.1.2. 糖尿病の患者:血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。
9.1.3. 尿崩症の患者:水分、電解質等に影響を与えるため、症状が悪化するおそれがある。
(腎機能障害患者)
腎機能障害患者:水分の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 全般的な注意
14.1.1. 使用時には、感染に対する配慮をすること。
14.1.2. 注射針や輸液セットのびん針は、ゴム栓の刻印部(○印)に垂直にゆっくりと刺すこと(斜めに刺した場合、削り片の混入及び液漏れの原因となるおそれがある)、また、針は同一箇所に繰り返し刺さないこと。
14.2. 薬剤調製時の注意
14.2.1. 薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
14.2.2. 注射剤の溶解希釈剤として使用する場合は、ブドウ糖注射液が適切であることを確認すること。
14.3. 薬剤投与時の注意
14.3.1. 皮下大量投与により、血漿中から電解質が移動して循環不全を招くおそれがあるので、皮下投与しないこと。
14.3.2. ゆっくり静脈内に投与すること。
14.3.3. 高張液の投与は、血栓性静脈炎を起こすことがあるので、慎重に投与すること。
14.3.4. 血管痛があらわれた場合には、注射部位を変更すること(また、場合によっては投与を中止すること)。
14.3.5. 原則として、連結管を用いたタンデム方式による投与は行わないこと(輸液セット内に空気が流入するおそれがある)。
14.3.6. 容器の目盛りは目安として使用すること。
14.3.7. 残液は使用しないこと。
(取扱い上の注意)
20.2. 液漏れの原因となるので、強い衝撃や鋭利なものとの接触等を避けること。
20.3. 次の場合には使用しないこと。
・ 外袋内や容器表面に水滴や結晶が認められる場合には使用しないこと。
・ 容器から薬液が漏れている場合には使用しないこと。
・ 性状その他薬液に異状が認められる場合には使用しないこと。
・ ゴム栓部のシールやキャップがはずれている場合には使用しないこと。
(保管上の注意)
室温保存。
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