| 薬効分類 | 造血薬 > 補体B因子阻害薬 |
| 一般名 | イプタコパン塩酸塩水和物カプセル |
| 薬価 | 83406.3円 |
| メーカー | ノバルティス ファーマ |
| 最終更新 | 2025年05月改訂(第3版) 添付文書のPDFはこちら |
通常、成人にはイプタコパンとして1回200mgを1日2回経口投与する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈発作性夜間ヘモグロビン尿症〉補体(C5)阻害剤から本剤に切り替える際は、補体(C5)阻害剤の中止に伴う溶血のリスクを低減するため、前治療薬との投与間隔を考慮すること〔17.1.1参照〕。
・ 〈発作性夜間ヘモグロビン尿症〉エクリズマブ(遺伝子組換え)から切り替える場合、エクリズマブ(遺伝子組換え)の最終投与1週間後を目安に本剤の投与を開始すること。
・ 〈発作性夜間ヘモグロビン尿症〉ラブリズマブ(遺伝子組換え)から切り替える場合、ラブリズマブ(遺伝子組換え)の最終投与6週間後を目安に本剤の投与を開始すること。
1). 発作性夜間ヘモグロビン尿症。
2). C3腎症。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈効能共通〉本剤は、補体B因子に結合して補体第二経路を阻害するため、髄膜炎菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌等の莢膜形成細菌による感染症を発症しやすくなる可能性があることから、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、本剤投与の是非を慎重に検討し、適切な対象患者に使用すること。また、本剤投与に際しては、髄膜炎菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌b型ワクチン接種歴を確認し未接種又は追加接種が必要な場合、原則本剤投与開始少なくとも2週間前迄にそれらのワクチンを接種し必要に応じ本剤投与中のワクチン追加接種を考慮すること〔1.1、9.1.1、9.1.2、11.1.1、11.1.2、17.1.1、17.1.2参照〕。
5.2. 〈発作性夜間ヘモグロビン尿症〉補体(C5)阻害剤による適切な治療を行っても、十分な効果が得られない場合に投与すること〔17.1.1参照〕。
5.3. 〈C3腎症〉「臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(尿蛋白、腎機能等)を十分に理解した上で、適応患者を選択すること〔17.1.2参照〕。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 髄膜炎菌感染症(頻度不明):髄膜炎又は敗血症を発症し、急速に生命を脅かす、あるいは死亡に至るおそれがあるので、本剤の投与に際しては、当該感染症の初期徴候(発熱、頭痛、項部硬直、羞明、精神状態変化、痙攣、悪心・嘔吐、紫斑、点状出血等)等の観察を十分に行うこと(髄膜炎菌感染症が疑われた場合には、直ちに診察し、抗菌剤の投与等の適切な処置を行うこと)〔1.1、2.1、5.1、9.1.1、9.1.2参照〕。
11.1.2. 重篤な感染症(0.6%):肺炎球菌感染、インフルエンザ菌感染等の重篤な莢膜形成細菌感染症があらわれることがあり、肺炎球菌感染症では敗血症に至った症例が報告されている〔1.1、2.2、5.1、9.1.2参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 血液およびリンパ系障害:(5%未満)血小板数減少。
2). 胃腸障害:(5%未満)下痢、腹痛、悪心。
3). 感染症および寄生虫症:(5%未満)上気道感染、尿路感染、気管支炎、(頻度不明)細菌性肺炎。
4). 筋骨格系および結合組織障害:(5%未満)関節痛。
5). 神経系障害:(5%未満)頭痛、浮動性めまい。
6). 皮膚および皮下組織障害:(頻度不明)蕁麻疹。
1.1. 本剤は補体経路を阻害するため、髄膜炎菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌等の莢膜形成細菌による重篤な感染症を発症することがあり、特に髄膜炎菌感染症は急激に重症化し、死亡に至るおそれもあるため、次の点に十分注意すること〔5.1、9.1.1、9.1.2、11.1.1、11.1.2参照〕。
1.1.1. 本剤の投与に際しては、髄膜炎菌等による感染症の初期徴候(発熱、頭痛、項部硬直等)に注意して観察を十分に行い、髄膜炎菌等の重篤な感染症が疑われた場合には、直ちに診察し、抗菌剤の投与等の適切な処置を行うこと。
1.1.2. 髄膜炎菌、肺炎球菌及びインフルエンザ菌b型に対するワクチンの接種歴を確認し、未接種の場合又は追加接種が必要な場合は、原則、本剤投与前にワクチンを接種すること(必要に応じて、本剤投与中のワクチンの追加接種を考慮すること)。
1.1.3. 髄膜炎菌感染症は致命的な経過をたどることがあるので、緊急時に十分に措置できる医療施設及び医師のもとで、あるいは髄膜炎菌感染症の診断及び治療が可能な医療施設との連携下で本剤を投与すること。
1.1.4. 髄膜炎菌等の莢膜形成細菌による感染症のリスクについて患者に説明し、当該感染症の初期徴候を確実に理解させ、感染症に関連する症状が発現した場合には、主治医に連絡するよう患者に注意を与えること。
1.2. 発作性夜間ヘモグロビン尿症又はC3腎症に十分な知識を持つ医師のもとで、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。また、本剤投与開始に先立ち、本剤は疾病を完治させる薬剤ではないことを含め、本剤の有効性及び危険性を患者又はその家族に十分説明し、同意を得てから投与すること。
2.1. 髄膜炎菌感染症に罹患している患者[症状を悪化させるおそれがある]〔11.1.1参照〕。
2.2. 肺炎球菌感染症、インフルエンザ菌感染症等の重篤な莢膜形成細菌感染症に罹患している患者[症状を悪化させるおそれがある]〔11.1.2参照〕。
2.3. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
8.1. 〈発作性夜間ヘモグロビン尿症〉本剤を中止した場合に溶血が認められるおそれがある(本剤の投与を中止した患者では本剤の最終投与から最低2週間は溶血に付随する臨床症状及びその徴候[LDH値の上昇を伴うヘモグロビン(Hb)値の急激な減少、疲労、ヘモグロビン尿、腹痛、呼吸困難、主要血管事象(血栓症)、嚥下障害又は勃起不全等]の変化を注意深く観察し、必要に応じて適切な処置を行うこと)。
8.2. 〈発作性夜間ヘモグロビン尿症〉本剤投与により、総コレステロール上昇、LDLコレステロール上昇及びトリグリセリド上昇等の脂質異常症があらわれることがあるので、本剤投与開始後は定期的に血液検査を実施すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 髄膜炎菌感染症の既往のある患者:髄膜炎菌感染症に罹患しやすくなるおそれがある〔1.1、5.1、11.1.1参照〕。
9.1.2. 感染症の患者又は感染症が疑われる患者:特に莢膜形成細菌(髄膜炎菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌等)による感染症が悪化するおそれがある〔1.1、5.1、11.1.1、11.1.2参照〕。
(腎機能障害患者)
9.2.1. 重度腎機能障害(eGFRが30mL/min/1.73u未満)のある患者:患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること(本剤の血中濃度が上昇し、本剤の副作用が増強されるおそれがある)〔16.6.1参照〕。
(肝機能障害患者)
肝機能障害患者:患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること(非結合型の血中イプタコパン濃度が上昇し、本剤の副作用が増強されるおそれがある)〔16.6.2参照〕。
本剤は主にCYP2C8で代謝され、有機アニオントランスポーター(OATP)1B1及びOATP1B3の基質である。また、本剤は、CYP2C8阻害作用及びCYP3A4誘導作用を有する。
10.2. 併用注意:
1). CYP2C8を阻害する薬剤(クロピドグレル等)〔16.7.1参照〕[本剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること(これらの薬剤のCYP2C8阻害作用により、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
2). OATP1B1を阻害する薬剤及びOATP1B3を阻害する薬剤(シクロスポリン等)〔16.7.2参照〕[本剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること(これらの薬剤のOATP1B1及びOATP1B3阻害作用により、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
3). CYP3A4の基質となる薬剤(ミダゾラム等)〔16.7.4参照〕[これらの薬剤の有効性が減弱するおそれがある(本剤のCYP3A4誘導作用により、これらの薬剤の血中濃度が低下する可能性がある)]。
4). CYP2C8の基質となる薬剤(レパグリニド等)〔16.7.4参照〕[これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること(本剤のCYP2C8阻害作用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(雌ラットを用いた受胎能及び着床までの初期胚発生試験において、臨床用量の5.4倍の曝露(AUC)で、着床前胚死亡率高値及び着床後胚死亡率高値、並びに生存胎仔数低値が認められている)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(本剤の母乳中への移行は不明である)。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(保管上の注意)
室温保存。
(保険給付上の注意)
本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付)に基づき、2025年8月末日までは、投薬期間は1回14日分を限度とされている。
| 薬効分類 | 造血薬 > 補体B因子阻害薬 |
| 一般名 | イプタコパン塩酸塩水和物カプセル |
| 薬価 | 83406.3円 |
| メーカー | ノバルティス ファーマ |
| 最終更新 | 2025年05月改訂(第3版) 添付文書のPDFはこちら |
通常、成人にはイプタコパンとして1回200mgを1日2回経口投与する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈発作性夜間ヘモグロビン尿症〉補体(C5)阻害剤から本剤に切り替える際は、補体(C5)阻害剤の中止に伴う溶血のリスクを低減するため、前治療薬との投与間隔を考慮すること〔17.1.1参照〕。
・ 〈発作性夜間ヘモグロビン尿症〉エクリズマブ(遺伝子組換え)から切り替える場合、エクリズマブ(遺伝子組換え)の最終投与1週間後を目安に本剤の投与を開始すること。
・ 〈発作性夜間ヘモグロビン尿症〉ラブリズマブ(遺伝子組換え)から切り替える場合、ラブリズマブ(遺伝子組換え)の最終投与6週間後を目安に本剤の投与を開始すること。
1). 発作性夜間ヘモグロビン尿症。
2). C3腎症。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈効能共通〉本剤は、補体B因子に結合して補体第二経路を阻害するため、髄膜炎菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌等の莢膜形成細菌による感染症を発症しやすくなる可能性があることから、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、本剤投与の是非を慎重に検討し、適切な対象患者に使用すること。また、本剤投与に際しては、髄膜炎菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌b型ワクチン接種歴を確認し未接種又は追加接種が必要な場合、原則本剤投与開始少なくとも2週間前迄にそれらのワクチンを接種し必要に応じ本剤投与中のワクチン追加接種を考慮すること〔1.1、9.1.1、9.1.2、11.1.1、11.1.2、17.1.1、17.1.2参照〕。
5.2. 〈発作性夜間ヘモグロビン尿症〉補体(C5)阻害剤による適切な治療を行っても、十分な効果が得られない場合に投与すること〔17.1.1参照〕。
5.3. 〈C3腎症〉「臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(尿蛋白、腎機能等)を十分に理解した上で、適応患者を選択すること〔17.1.2参照〕。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 髄膜炎菌感染症(頻度不明):髄膜炎又は敗血症を発症し、急速に生命を脅かす、あるいは死亡に至るおそれがあるので、本剤の投与に際しては、当該感染症の初期徴候(発熱、頭痛、項部硬直、羞明、精神状態変化、痙攣、悪心・嘔吐、紫斑、点状出血等)等の観察を十分に行うこと(髄膜炎菌感染症が疑われた場合には、直ちに診察し、抗菌剤の投与等の適切な処置を行うこと)〔1.1、2.1、5.1、9.1.1、9.1.2参照〕。
11.1.2. 重篤な感染症(0.6%):肺炎球菌感染、インフルエンザ菌感染等の重篤な莢膜形成細菌感染症があらわれることがあり、肺炎球菌感染症では敗血症に至った症例が報告されている〔1.1、2.2、5.1、9.1.2参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 血液およびリンパ系障害:(5%未満)血小板数減少。
2). 胃腸障害:(5%未満)下痢、腹痛、悪心。
3). 感染症および寄生虫症:(5%未満)上気道感染、尿路感染、気管支炎、(頻度不明)細菌性肺炎。
4). 筋骨格系および結合組織障害:(5%未満)関節痛。
5). 神経系障害:(5%未満)頭痛、浮動性めまい。
6). 皮膚および皮下組織障害:(頻度不明)蕁麻疹。
1.1. 本剤は補体経路を阻害するため、髄膜炎菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌等の莢膜形成細菌による重篤な感染症を発症することがあり、特に髄膜炎菌感染症は急激に重症化し、死亡に至るおそれもあるため、次の点に十分注意すること〔5.1、9.1.1、9.1.2、11.1.1、11.1.2参照〕。
1.1.1. 本剤の投与に際しては、髄膜炎菌等による感染症の初期徴候(発熱、頭痛、項部硬直等)に注意して観察を十分に行い、髄膜炎菌等の重篤な感染症が疑われた場合には、直ちに診察し、抗菌剤の投与等の適切な処置を行うこと。
1.1.2. 髄膜炎菌、肺炎球菌及びインフルエンザ菌b型に対するワクチンの接種歴を確認し、未接種の場合又は追加接種が必要な場合は、原則、本剤投与前にワクチンを接種すること(必要に応じて、本剤投与中のワクチンの追加接種を考慮すること)。
1.1.3. 髄膜炎菌感染症は致命的な経過をたどることがあるので、緊急時に十分に措置できる医療施設及び医師のもとで、あるいは髄膜炎菌感染症の診断及び治療が可能な医療施設との連携下で本剤を投与すること。
1.1.4. 髄膜炎菌等の莢膜形成細菌による感染症のリスクについて患者に説明し、当該感染症の初期徴候を確実に理解させ、感染症に関連する症状が発現した場合には、主治医に連絡するよう患者に注意を与えること。
1.2. 発作性夜間ヘモグロビン尿症又はC3腎症に十分な知識を持つ医師のもとで、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。また、本剤投与開始に先立ち、本剤は疾病を完治させる薬剤ではないことを含め、本剤の有効性及び危険性を患者又はその家族に十分説明し、同意を得てから投与すること。
2.1. 髄膜炎菌感染症に罹患している患者[症状を悪化させるおそれがある]〔11.1.1参照〕。
2.2. 肺炎球菌感染症、インフルエンザ菌感染症等の重篤な莢膜形成細菌感染症に罹患している患者[症状を悪化させるおそれがある]〔11.1.2参照〕。
2.3. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
8.1. 〈発作性夜間ヘモグロビン尿症〉本剤を中止した場合に溶血が認められるおそれがある(本剤の投与を中止した患者では本剤の最終投与から最低2週間は溶血に付随する臨床症状及びその徴候[LDH値の上昇を伴うヘモグロビン(Hb)値の急激な減少、疲労、ヘモグロビン尿、腹痛、呼吸困難、主要血管事象(血栓症)、嚥下障害又は勃起不全等]の変化を注意深く観察し、必要に応じて適切な処置を行うこと)。
8.2. 〈発作性夜間ヘモグロビン尿症〉本剤投与により、総コレステロール上昇、LDLコレステロール上昇及びトリグリセリド上昇等の脂質異常症があらわれることがあるので、本剤投与開始後は定期的に血液検査を実施すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 髄膜炎菌感染症の既往のある患者:髄膜炎菌感染症に罹患しやすくなるおそれがある〔1.1、5.1、11.1.1参照〕。
9.1.2. 感染症の患者又は感染症が疑われる患者:特に莢膜形成細菌(髄膜炎菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌等)による感染症が悪化するおそれがある〔1.1、5.1、11.1.1、11.1.2参照〕。
(腎機能障害患者)
9.2.1. 重度腎機能障害(eGFRが30mL/min/1.73u未満)のある患者:患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること(本剤の血中濃度が上昇し、本剤の副作用が増強されるおそれがある)〔16.6.1参照〕。
(肝機能障害患者)
肝機能障害患者:患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること(非結合型の血中イプタコパン濃度が上昇し、本剤の副作用が増強されるおそれがある)〔16.6.2参照〕。
本剤は主にCYP2C8で代謝され、有機アニオントランスポーター(OATP)1B1及びOATP1B3の基質である。また、本剤は、CYP2C8阻害作用及びCYP3A4誘導作用を有する。
10.2. 併用注意:
1). CYP2C8を阻害する薬剤(クロピドグレル等)〔16.7.1参照〕[本剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること(これらの薬剤のCYP2C8阻害作用により、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
2). OATP1B1を阻害する薬剤及びOATP1B3を阻害する薬剤(シクロスポリン等)〔16.7.2参照〕[本剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること(これらの薬剤のOATP1B1及びOATP1B3阻害作用により、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
3). CYP3A4の基質となる薬剤(ミダゾラム等)〔16.7.4参照〕[これらの薬剤の有効性が減弱するおそれがある(本剤のCYP3A4誘導作用により、これらの薬剤の血中濃度が低下する可能性がある)]。
4). CYP2C8の基質となる薬剤(レパグリニド等)〔16.7.4参照〕[これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること(本剤のCYP2C8阻害作用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(雌ラットを用いた受胎能及び着床までの初期胚発生試験において、臨床用量の5.4倍の曝露(AUC)で、着床前胚死亡率高値及び着床後胚死亡率高値、並びに生存胎仔数低値が認められている)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(本剤の母乳中への移行は不明である)。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(保管上の注意)
室温保存。
(保険給付上の注意)
本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付)に基づき、2025年8月末日までは、投薬期間は1回14日分を限度とされている。
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