大腸刺激性下剤
薬効分類 | 大腸刺激性下剤 |
一般名 | ピコスルファートナトリウム0.75%液 |
薬価 | 7.8円 |
メーカー | 日医工岐阜工場 |
最終更新 | 2022年05月改訂(第11版) |
1.各種便秘症の場合、1日1回10〜15滴(0.67〜1.0mL)を経口投与する。小児に対しては、1日1回、次の基準で経口投与する。
6カ月以下:2滴(0.13mL)。
7〜12カ月:3滴(0.20mL)。
1〜3歳:6滴(0.40mL)。
4〜6歳:7滴(0.46mL)。
7〜15歳:10滴(0.67mL)。
2.術後排便補助の場合、1日1回10〜15滴(0.67〜1.0mL)を経口投与する。
3.造影剤(硫酸バリウム)投与後の排便促進の場合、6〜15滴(0.40〜1.0mL)を経口投与する。
4.手術前における腸管内容物の排除の場合、14滴(0.93mL)を経口投与する。
5.大腸検査(X線・内視鏡)前処置における腸管内容物の排除の場合、検査予定時間の10〜15時間前に20mLを経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
各種便秘症、術後排便補助、造影剤<硫酸バリウム>投与後の排便促進、手術前における腸管内容物の排除、大腸検査<X線>前処置・大腸検査<内視鏡>前処置における腸管内容物の排除。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
1).腸閉塞、腸管穿孔:大腸検査前処置に用いた場合、腸管に狭窄のある患者において腸閉塞を生じ、腸管穿孔に至る恐れがあるので、観察を十分に行い、腹痛等の異常が認められた場合には適切な処置を行う。
2).虚血性大腸炎:大腸検査前処置に用いた場合、虚血性大腸炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には投与を中止する等、適切な処置を行う。
1).消化器:(頻度不明)腹痛、悪心、嘔吐、腹鳴、腹部膨満感、下痢、腹部不快感等。
2).皮膚:(頻度不明)蕁麻疹、発疹等。
3).肝臓:(頻度不明)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)等。
4).精神神経系:(頻度不明)眩暈、一過性意識消失[大腸検査前処置に用いた場合、排便や腹痛による血管迷走神経反射に伴い症状が現れることがある]。
1.急性腹症が疑われる患者[腸管蠕動運動の亢進により、症状が増悪する恐れがある]。
2.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
3.腸管に閉塞のある患者又はその疑いのある患者(大腸検査前処置に用いる場合)[腸管蠕動運動の亢進により腸管の閉塞による症状が増悪し、腸管穿孔に至る恐れがある]。
<大腸検査前処置に用いる場合>
1.大腸検査前処置に用いる場合、腸管狭窄及び重度便秘の患者[腸管蠕動運動の亢進により虚血性大腸炎又は腸閉塞を生じることがあり、また、腸閉塞を生じた場合には腸管穿孔に至る恐れがある]。
2.大腸検査前処置に用いる場合、腸管憩室のある患者[腸管蠕動運動の亢進により病態が増悪する恐れがある]。
3.高齢者の大腸検査前処置。
(重要な基本的注意)
1.本剤を大腸検査前処置に用いた場合、腸管蠕動運動の亢進により腸管内圧の上昇を来し、虚血性大腸炎を生じることがある。また、大腸検査前処置に用いた場合、腸管に狭窄のある患者では、腸閉塞を生じて腸管穿孔に至る恐れがあるので、投与に際しては次の点を留意する。
1).大腸検査前処置に用いた場合、患者の日常の排便状況を確認し、本剤投与前日あるいは投与前に通常程度の排便があったことを確認してから投与する。
2).大腸検査前処置に用いた場合、本剤投与後に腹痛等の異常が認められた場合には、腹部の診察や画像検査(単純X線、超音波、CT等)を行い、適切な処置を行う。
2.自宅で本剤を用いて大腸検査前処置を行う際には、副作用が現れた場合に対応が困難なことがあるので、ひとりでの服用は避けるよう指導する。
3.本剤を大腸検査前処置に用いる場合は、水を十分に摂取させる。
4.本剤を手術前における腸管内容物の排除に使用する場合は、必要に応じて浣腸を併用する。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
(適用上の注意)
投与経路:眼科用<点眼>として使用しない。
安定性試験結果の概要:加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、ピコスルファートNa内用液0.75%「NIG」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
遮光・気密容器保存。
薬効分類 | 大腸刺激性下剤 |
一般名 | ピコスルファートナトリウム0.75%液 |
薬価 | 7.8円 |
メーカー | 日医工岐阜工場 |
最終更新 | 2022年05月改訂(第11版) |
1.各種便秘症の場合、1日1回10〜15滴(0.67〜1.0mL)を経口投与する。小児に対しては、1日1回、次の基準で経口投与する。
6カ月以下:2滴(0.13mL)。
7〜12カ月:3滴(0.20mL)。
1〜3歳:6滴(0.40mL)。
4〜6歳:7滴(0.46mL)。
7〜15歳:10滴(0.67mL)。
2.術後排便補助の場合、1日1回10〜15滴(0.67〜1.0mL)を経口投与する。
3.造影剤(硫酸バリウム)投与後の排便促進の場合、6〜15滴(0.40〜1.0mL)を経口投与する。
4.手術前における腸管内容物の排除の場合、14滴(0.93mL)を経口投与する。
5.大腸検査(X線・内視鏡)前処置における腸管内容物の排除の場合、検査予定時間の10〜15時間前に20mLを経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
各種便秘症、術後排便補助、造影剤<硫酸バリウム>投与後の排便促進、手術前における腸管内容物の排除、大腸検査<X線>前処置・大腸検査<内視鏡>前処置における腸管内容物の排除。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
1).腸閉塞、腸管穿孔:大腸検査前処置に用いた場合、腸管に狭窄のある患者において腸閉塞を生じ、腸管穿孔に至る恐れがあるので、観察を十分に行い、腹痛等の異常が認められた場合には適切な処置を行う。
2).虚血性大腸炎:大腸検査前処置に用いた場合、虚血性大腸炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には投与を中止する等、適切な処置を行う。
1).消化器:(頻度不明)腹痛、悪心、嘔吐、腹鳴、腹部膨満感、下痢、腹部不快感等。
2).皮膚:(頻度不明)蕁麻疹、発疹等。
3).肝臓:(頻度不明)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)等。
4).精神神経系:(頻度不明)眩暈、一過性意識消失[大腸検査前処置に用いた場合、排便や腹痛による血管迷走神経反射に伴い症状が現れることがある]。
1.急性腹症が疑われる患者[腸管蠕動運動の亢進により、症状が増悪する恐れがある]。
2.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
3.腸管に閉塞のある患者又はその疑いのある患者(大腸検査前処置に用いる場合)[腸管蠕動運動の亢進により腸管の閉塞による症状が増悪し、腸管穿孔に至る恐れがある]。
<大腸検査前処置に用いる場合>
1.大腸検査前処置に用いる場合、腸管狭窄及び重度便秘の患者[腸管蠕動運動の亢進により虚血性大腸炎又は腸閉塞を生じることがあり、また、腸閉塞を生じた場合には腸管穿孔に至る恐れがある]。
2.大腸検査前処置に用いる場合、腸管憩室のある患者[腸管蠕動運動の亢進により病態が増悪する恐れがある]。
3.高齢者の大腸検査前処置。
(重要な基本的注意)
1.本剤を大腸検査前処置に用いた場合、腸管蠕動運動の亢進により腸管内圧の上昇を来し、虚血性大腸炎を生じることがある。また、大腸検査前処置に用いた場合、腸管に狭窄のある患者では、腸閉塞を生じて腸管穿孔に至る恐れがあるので、投与に際しては次の点を留意する。
1).大腸検査前処置に用いた場合、患者の日常の排便状況を確認し、本剤投与前日あるいは投与前に通常程度の排便があったことを確認してから投与する。
2).大腸検査前処置に用いた場合、本剤投与後に腹痛等の異常が認められた場合には、腹部の診察や画像検査(単純X線、超音波、CT等)を行い、適切な処置を行う。
2.自宅で本剤を用いて大腸検査前処置を行う際には、副作用が現れた場合に対応が困難なことがあるので、ひとりでの服用は避けるよう指導する。
3.本剤を大腸検査前処置に用いる場合は、水を十分に摂取させる。
4.本剤を手術前における腸管内容物の排除に使用する場合は、必要に応じて浣腸を併用する。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
(適用上の注意)
投与経路:眼科用<点眼>として使用しない。
安定性試験結果の概要:加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、ピコスルファートNa内用液0.75%「NIG」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
遮光・気密容器保存。
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