アレルギー用薬 > 第1世代抗ヒスタミン薬
薬効分類 | アレルギー用薬 > 第1世代抗ヒスタミン薬 |
一般名 | クロルフェニラミンマレイン酸塩注射液 |
薬価 | 84円 |
メーカー | 日医工 |
最終更新 | 2023年01月改訂(第1版) |
dl−クロルフェニラミンマレイン酸塩として、通常成人1回5〜10mgを1日1〜2回、皮下、筋肉内又は静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
蕁麻疹、枯草熱、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、薬疹、咬刺症)、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック(頻度不明):チアノーゼ、呼吸困難、胸内苦悶、血圧低下等の症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.1.2. 痙攣、錯乱(いずれも頻度不明)。
11.1.3. 再生不良性貧血、無顆粒球症(いずれも頻度不明)〔8.2参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(頻度不明)発疹、光線過敏症。
2). 精神神経系:(頻度不明)鎮静、神経過敏、頭痛、焦燥感、複視、眠気、不眠、めまい、耳鳴、前庭障害、多幸症、情緒不安、ヒステリー、振戦、神経炎、協調異常、感覚異常、霧視。
3). 消化器:(頻度不明)口渇、胸やけ、食欲不振、悪心・嘔吐、腹痛、便秘、下痢。
4). 泌尿器:(頻度不明)頻尿、排尿困難、尿閉。
5). 循環器:(頻度不明)低血圧、心悸亢進、頻脈、期外収縮、微弱脈。
6). 呼吸器:(頻度不明)鼻乾燥及び気道乾燥、気管分泌液の粘性化、喘鳴、鼻閉。
7). 血液:(頻度不明)溶血性貧血、血小板減少。
8). 肝臓:(頻度不明)肝機能障害(AST上昇、ALT上昇、AL−P上昇)。
9). その他:(頻度不明)悪寒、発汗異常、疲労感、胸痛、月経異常、顔面蒼白。
2.1. 本剤の成分又は類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。
2.3. 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により排尿困難、尿閉等があらわれ、症状が増悪することがある]。
2.4. 低出生体重児、新生児〔9.7.1参照〕。
8.1. 眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。
8.2. 再生不良性貧血、無顆粒球症があらわれることがあるので、血液検査を行うこと〔11.1.3参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 開放隅角緑内障の患者:抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
9.1.2. 眼内圧亢進のある患者:抗コリン作用により眼内圧が上昇し、症状が増悪するおそれがある。
9.1.3. 甲状腺機能亢進症の患者:抗コリン作用により症状が増悪するおそれがある。
9.1.4. 狭窄性消化性潰瘍、幽門十二指腸通過障害のある患者:抗コリン作用により平滑筋の運動抑制、緊張低下が起こり、症状が増悪するおそれがある。
9.1.5. 循環器系疾患のある患者:抗コリン作用による心血管系への作用により、症状が増悪するおそれがある。
9.1.6. 高血圧症の患者:抗コリン作用により血管拡張が抑制され、血圧が上昇するおそれがある。
10.2. 併用注意:
1). 中枢神経抑制剤(バルビツール酸系薬剤等)、アルコール[相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には減量するなど慎重に投与すること(本剤の中枢抑制作用により、作用が増強される)]。
2). モノアミン酸化酵素阻害剤[相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には減量するなど慎重に投与すること(本剤の解毒機構に干渉し、作用を遷延化し増強することがある)]。
3). 抗コリン作動性薬剤(ブチルスコポラミン臭化物、アトロピン硫酸塩水和物等)[相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には減量するなど慎重に投与すること(機序は不明である)]。
4). ドロキシドパ、ノルアドレナリン[血圧の異常上昇を来すおそれがある(本剤はヒスタミンによる毛細血管拡張を抑制する)]。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7.1. 低出生体重児、新生児:投与しないこと(中枢神経系興奮など抗コリン作用に対する感受性が高いため、痙攣など重篤な反応があらわれるおそれがある)〔2.4参照〕。
9.7.2. 乳児、幼児及び小児:乳児、幼児及び小児を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤投与時の注意
14.1.1. 注射部位に一過性刺激、灼熱感があらわれることがある。
14.1.2. 皮下・筋肉内注射時:組織・神経などへの影響を避けるため、次の点に配慮すること。
・ 皮下・筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意すること。
・ 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位を変えて注射すること。
・ 皮下・筋肉内注射時、繰返し注射する場合には、注射部位を変え、たとえば左右交互に注射するなど配慮すること。
なお、乳児、幼児、小児には皮下・筋肉内注射を連用しないことが望ましい。
(取扱い上の注意)
外箱開封後は遮光して保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。
薬効分類 | アレルギー用薬 > 第1世代抗ヒスタミン薬 |
一般名 | クロルフェニラミンマレイン酸塩注射液 |
薬価 | 84円 |
メーカー | 日医工 |
最終更新 | 2023年01月改訂(第1版) |
dl−クロルフェニラミンマレイン酸塩として、通常成人1回5〜10mgを1日1〜2回、皮下、筋肉内又は静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
蕁麻疹、枯草熱、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、薬疹、咬刺症)、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック(頻度不明):チアノーゼ、呼吸困難、胸内苦悶、血圧低下等の症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.1.2. 痙攣、錯乱(いずれも頻度不明)。
11.1.3. 再生不良性貧血、無顆粒球症(いずれも頻度不明)〔8.2参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(頻度不明)発疹、光線過敏症。
2). 精神神経系:(頻度不明)鎮静、神経過敏、頭痛、焦燥感、複視、眠気、不眠、めまい、耳鳴、前庭障害、多幸症、情緒不安、ヒステリー、振戦、神経炎、協調異常、感覚異常、霧視。
3). 消化器:(頻度不明)口渇、胸やけ、食欲不振、悪心・嘔吐、腹痛、便秘、下痢。
4). 泌尿器:(頻度不明)頻尿、排尿困難、尿閉。
5). 循環器:(頻度不明)低血圧、心悸亢進、頻脈、期外収縮、微弱脈。
6). 呼吸器:(頻度不明)鼻乾燥及び気道乾燥、気管分泌液の粘性化、喘鳴、鼻閉。
7). 血液:(頻度不明)溶血性貧血、血小板減少。
8). 肝臓:(頻度不明)肝機能障害(AST上昇、ALT上昇、AL−P上昇)。
9). その他:(頻度不明)悪寒、発汗異常、疲労感、胸痛、月経異常、顔面蒼白。
2.1. 本剤の成分又は類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。
2.3. 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により排尿困難、尿閉等があらわれ、症状が増悪することがある]。
2.4. 低出生体重児、新生児〔9.7.1参照〕。
8.1. 眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。
8.2. 再生不良性貧血、無顆粒球症があらわれることがあるので、血液検査を行うこと〔11.1.3参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 開放隅角緑内障の患者:抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
9.1.2. 眼内圧亢進のある患者:抗コリン作用により眼内圧が上昇し、症状が増悪するおそれがある。
9.1.3. 甲状腺機能亢進症の患者:抗コリン作用により症状が増悪するおそれがある。
9.1.4. 狭窄性消化性潰瘍、幽門十二指腸通過障害のある患者:抗コリン作用により平滑筋の運動抑制、緊張低下が起こり、症状が増悪するおそれがある。
9.1.5. 循環器系疾患のある患者:抗コリン作用による心血管系への作用により、症状が増悪するおそれがある。
9.1.6. 高血圧症の患者:抗コリン作用により血管拡張が抑制され、血圧が上昇するおそれがある。
10.2. 併用注意:
1). 中枢神経抑制剤(バルビツール酸系薬剤等)、アルコール[相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には減量するなど慎重に投与すること(本剤の中枢抑制作用により、作用が増強される)]。
2). モノアミン酸化酵素阻害剤[相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には減量するなど慎重に投与すること(本剤の解毒機構に干渉し、作用を遷延化し増強することがある)]。
3). 抗コリン作動性薬剤(ブチルスコポラミン臭化物、アトロピン硫酸塩水和物等)[相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には減量するなど慎重に投与すること(機序は不明である)]。
4). ドロキシドパ、ノルアドレナリン[血圧の異常上昇を来すおそれがある(本剤はヒスタミンによる毛細血管拡張を抑制する)]。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7.1. 低出生体重児、新生児:投与しないこと(中枢神経系興奮など抗コリン作用に対する感受性が高いため、痙攣など重篤な反応があらわれるおそれがある)〔2.4参照〕。
9.7.2. 乳児、幼児及び小児:乳児、幼児及び小児を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤投与時の注意
14.1.1. 注射部位に一過性刺激、灼熱感があらわれることがある。
14.1.2. 皮下・筋肉内注射時:組織・神経などへの影響を避けるため、次の点に配慮すること。
・ 皮下・筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意すること。
・ 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位を変えて注射すること。
・ 皮下・筋肉内注射時、繰返し注射する場合には、注射部位を変え、たとえば左右交互に注射するなど配慮すること。
なお、乳児、幼児、小児には皮下・筋肉内注射を連用しないことが望ましい。
(取扱い上の注意)
外箱開封後は遮光して保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。
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