先
毒
劇
麻
向
覚
薬効分類抗HIV薬・抗HIV薬 > 非核酸 (非ヌクレオシド) 系HIV逆転写酵素阻害薬 (NNRTI) ・核酸 (ヌクレオシド) 系HIV逆転写酵素トランスロケーション阻害薬 (NRTTI)
一般名ドラビリン・イスラトラビル水和物錠
薬価6610.5円
メーカーMSD
最終更新
2026年04月改訂(第2版)
添付文書のPDFはこちら

用法・用量

通常、成人には、1回1錠(ドラビリンとして100mg及びイスラトラビルとして0.25mgを含有)を1日1回経口投与する。本剤は食事の有無にかかわらず投与できる。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

7.1. 本剤は1日1回できるだけ同時刻に服用し、できなかった場合、予定時刻から12時間以内は1回分服用し通常服薬スケジュールに戻し、12時間を超えた場合は服用せず次の予定時刻に1回分服用し、1度に2回分を服用しないこと。

7.2. 本剤とリファブチンを併用して服用する場合は、本剤服用後約12時間の間隔を空けてドラビリン単剤100mg1錠を服用すること(なお、リファブチンの併用を中止した場合は、ドラビリン単剤の服用も中止すること)〔5.3、7.3、10.2、16.7.2参照〕。

7.3. 本剤はHIV−1感染症に対して1剤で治療を行うものであるため、他の抗HIV薬<ドラビリンを追加投与する必要がある場合を除く>と併用しないこと〔5.3、7.2参照〕。

効能・効果

HIV−1感染症。

効能・効果に関連する注意

(効能又は効果に関連する注意)

5.1. 本剤は、ウイルス学的失敗の経験がなく、切り替え前3ヵ月間以上ウイルス学的抑制が得られており、ドラビリン又はイスラトラビルに対する耐性関連変異を持たず、本剤への切り替えが適切であると判断される抗HIV薬既治療成人患者に使用すること〔18.3.1、18.3.2、18.4参照〕(ウイルス学的抑制:HIV−1 RNA量が50copies/mL未満)。

5.2. 本剤による治療にあたっては、患者の治療歴及び可能な場合には薬剤耐性検査(遺伝子型解析あるいは表現型解析)を参考にすること。

5.3. 本剤はドラビリン及びイスラトラビル水和物の固定用量を含有する配合剤であるので、ドラビリンの用量調節が必要な患者には個別のドラビリン製剤(ピフェルトロ錠)を用いること〔7.2、7.3参照〕。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 精神障害:(1%未満)不眠症、異常な夢。

2). 神経系障害:(1%以上3%未満)頭痛、浮動性めまい。

3). 胃腸障害:(1%以上3%未満)下痢、腹部膨満、(1%未満)鼓腸、悪心、腹痛。

4). 皮膚および皮下組織障害:(1%未満)皮膚そう痒症、発疹。

5). 一般・全身障害および投与部位の状態:(1%以上3%未満)疲労。

6). 臨床検査:(頻度不明:配合成分であるドラビリンを含む治療において製造販売後に報告されている副作用を記載した)肝酵素上昇。

禁忌

2.1. カルバマゼピン投与中、フェノバルビタール投与中、フェニトイン投与中、ホスフェニトイン投与中、エンザルタミド投与中、アパルタミド投与中、リファンピシン投与中、ミトタン投与中、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中(St.John’s Wort)、ラミブジン投与中、エムトリシタビン投与中の患者〔10.1参照〕。

2.2. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

重要な基本的注意

8.1. 本剤の使用に際しては、国内外のガイドライン等の最新の情報を参考に、患者又はそれに代わる適切な者に、次の事項についてよく説明し同意を得た後、使用すること。

・ 本剤はHIV感染症の根治療法薬ではないことから、日和見感染を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があるので、本剤投与開始後の身体状況の変化については、すべて担当医に報告すること。

・ 本剤の長期投与による影響については、現在のところ不明であること。

・ 本剤の抗ウイルス効果を最大にするために、担当医の指示なしに用量を変更したり、服用を中止したりしないこと。

・ 本剤は併用薬剤と相互作用を起こすことがあるため、服用中のすべての薬剤を担当医に報告すること。また、本剤で治療中に新たに他の薬剤を服用する場合、事前に担当医に相談すること〔10.1、10.2参照〕。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(腎機能障害患者)

9.2.1. 重度腎機能障害のある患者又は末期腎不全の患者(eGFR<30mL/min/1.73u):本剤の投与は推奨しない(イスラトラビルの血中濃度が上昇するおそれがあり、透析中の患者を対象とした試験は実施していない)〔16.6.1参照〕。

(肝機能障害患者)

9.3.1. 重度(Child−Pugh分類C)の肝機能障害のある患者:本剤の投与は推奨しない(イスラトラビルの血中濃度が減少するおそれがあり、重度<Child−Pugh分類C>の肝機能障害者を対象とした試験は実施していない)〔16.6.2参照〕。

相互作用

ドラビリンは主にCYP3A4で代謝される。イスラトラビルは主にアデノシンデアミナーゼで代謝される。イスラトラビルはデオキシシチジンキナーゼにより細胞内でリン酸化される〔16.4参照〕。

10.1. 併用禁忌:

1). カルバマゼピン<テグレトール>、フェノバルビタール<フェノバール>、フェニトイン<アレビアチン>、ホスフェニトイン<ホストイン>、エンザルタミド<イクスタンジ>、アパルタミド<アーリーダ>、リファンピシン<リファジン>、ミトタン<オペプリム>、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)〔2.1、8.1、16.7.2参照〕[本剤の血漿中ドラビリン濃度が低下し治療効果が減弱するおそれがある(これらの薬剤及び食品の強力なCYP3A4誘導作用により、ドラビリンの代謝が促進されると予測される)]。

2). ラミブジン<エピビル>、エムトリシタビン<デシコビ>〔2.1、8.1、16.7.2参照〕[本剤のイスラトラビルの活性体であるイスラトラビル三リン酸の細胞内濃度が低下し治療効果が減弱するおそれがある(これらデオキシシチジンキナーゼの基質である薬剤との競合により、細胞内でのイスラトラビルのリン酸化が抑制される)]。

10.2. 併用注意:

1). リファブチン〔7.2、8.1、16.7.2参照〕[本剤の血漿中ドラビリン濃度が低下し治療効果が減弱するおそれがある(リファブチンのCYP3A4誘導作用により、ドラビリンの代謝が促進される)]。

2). ヌクレオシド系代謝拮抗剤<デオキシシチジンキナーゼ基質>(クラドリビン、クロファラビン、シタラビン、フルダラビン、ゲムシタビン)〔8.1、16.7.2参照〕[本剤のイスラトラビルの活性体であるイスラトラビル三リン酸の細胞内濃度が低下し治療効果が減弱するおそれがあるため、本剤との併用は推奨しない(デオキシシチジンキナーゼの基質である薬剤との競合により、細胞内でのイスラトラビルのリン酸化が抑制されると予測される)]。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物の生殖発生毒性試験において、臨床推奨用量の8倍(ドラビリン)及び532倍(イスラトラビル)以上の曝露量で本剤の成分を個別に投与した際に発生への影響は認められなかった。

ドラビリン(100mg)/イスラトラビル(0.25mg又は0.75mg)を投与した臨床試験において15例の妊娠が報告されているが、妊娠合併症及び先天的異常の傾向はなかった。

(授乳婦)

授乳を避けさせること(HIV母児感染の可能性があり、ラットにおいて、妊娠6日から授乳14日までの経口投与後(450mg/kg/日)にドラビリンは乳汁中に移行し、乳汁中濃度は母体血漿中濃度(授乳14日の投与2時間後)の約1.3倍であり、ラットにおいて、妊娠6日から授乳10日までの経口投与後(10mg/kg/日)にイスラトラビルは乳仔の血漿中に検出され、乳仔血漿中濃度は母体血漿中濃度(授乳10日の投与1時間後及び3時間後)のそれぞれ0.1%及び1.5%であったが、本剤又は各成分のヒト乳汁中への移行、乳汁産生への影響及び乳児への影響は不明である)。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(取扱い上の注意)

湿気を避けるため、瓶のまま密栓して保存し、常時乾燥剤を入れておくこと。

その他の注意

15.1. 臨床使用に基づく情報

ウイルス学的抑制が得られているHIV−1感染症患者に、未承認用量のドラビリン(DOR)/イスラトラビル(ISL)(100mg/0.75mg)を投与した臨床試験(017試験及び018試験)において、48週時までにベースラインから総リンパ球数及びCD4陽性T細胞数が減少した治験参加者の割合は、対照群と比較してDOR/ISL(100mg/0.75mg)切替え群で高値であった。一方、ウイルス学的抑制が得られているHIV−1感染症患者に本剤[DOR/ISL(100mg/0.25mg)]を投与した臨床試験(051試験及び052試験)において、48週時までにベースラインから総リンパ球数及びCD4陽性T細胞数が減少した治験参加者の割合は、本剤群と対照群で同程度であった。各臨床試験における、ベースラインから総リンパ球数及びCD4陽性T細胞数が減少した治験参加者の割合を示す〔17.1.1、17.1.2参照〕。

[48週時までに総リンパ球数及びCD4陽性T細胞数がベースラインから減少した治験参加者の割合]

1). 017試験:

@. DOR/ISL(100mg/0.75mg)切替え群:総リンパ球数(例数297、30%超の減少18.5%)、CD4陽性T細胞数(例数313、30%超の減少9.3%)。

A. *対照群:総リンパ球数(例数302、30%超の減少7.3%)、CD4陽性T細胞数(例数311、30%超の減少4.2%)。

2). 018試験:

@. DOR/ISL(100mg/0.75mg)切替え群:総リンパ球数(例数303、30%超の減少13.2%)、CD4陽性T細胞数(例数301、30%超の減少6.0%)。

A. ※対照群:総リンパ球数(例数298、30%超の減少3.7%)、CD4陽性T細胞数(例数298、30%超の減少1.7%)。

3). 051試験:

@. 本剤(100mg/0.25mg)群:総リンパ球数(例数341、30%超の減少4.1%)、CD4陽性T細胞数(例数343、30%超の減少4.4%)。

A. *対照群:総リンパ球数(例数175、30%超の減少4.6%)、CD4陽性T細胞数(例数176、30%超の減少2.8%)。

4). 052試験:

@. 本剤(100mg/0.25mg)群:総リンパ球数(例数313、30%超の減少5.4%)、CD4陽性T細胞数(例数315、30%超の減少4.4%)。

A. ※対照群:総リンパ球数(例数159、30%超の減少5.0%)、CD4陽性T細胞数(例数161、30%超の減少5.0%)。

*)ベースラインART(抗レトロウイルス療法)継続群。

※)BIC/FTC/TAF(ビクテグラビル/エムトリシタビン/テノホビルアラフェナミド)継続群。

承認された用量はドラビリン100mg/イスラトラビル0.25mgである。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

イドビンソ配合錠
後発品はありません
イドビンソ配合錠
イドビンソ配合錠

イドビンソ配合錠

抗HIV薬・抗HIV薬 > 非核酸 (非ヌクレオシド) 系HIV逆転写酵素阻害薬 (NNRTI) ・核酸 (ヌクレオシド) 系HIV逆転写酵素トランスロケーション阻害薬 (NRTTI)
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毒
劇
麻
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薬効分類抗HIV薬・抗HIV薬 > 非核酸 (非ヌクレオシド) 系HIV逆転写酵素阻害薬 (NNRTI) ・核酸 (ヌクレオシド) 系HIV逆転写酵素トランスロケーション阻害薬 (NRTTI)
一般名ドラビリン・イスラトラビル水和物錠
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用法・用量

通常、成人には、1回1錠(ドラビリンとして100mg及びイスラトラビルとして0.25mgを含有)を1日1回経口投与する。本剤は食事の有無にかかわらず投与できる。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

7.1. 本剤は1日1回できるだけ同時刻に服用し、できなかった場合、予定時刻から12時間以内は1回分服用し通常服薬スケジュールに戻し、12時間を超えた場合は服用せず次の予定時刻に1回分服用し、1度に2回分を服用しないこと。

7.2. 本剤とリファブチンを併用して服用する場合は、本剤服用後約12時間の間隔を空けてドラビリン単剤100mg1錠を服用すること(なお、リファブチンの併用を中止した場合は、ドラビリン単剤の服用も中止すること)〔5.3、7.3、10.2、16.7.2参照〕。

7.3. 本剤はHIV−1感染症に対して1剤で治療を行うものであるため、他の抗HIV薬<ドラビリンを追加投与する必要がある場合を除く>と併用しないこと〔5.3、7.2参照〕。

効能・効果

HIV−1感染症。

効能・効果に関連する注意

(効能又は効果に関連する注意)

5.1. 本剤は、ウイルス学的失敗の経験がなく、切り替え前3ヵ月間以上ウイルス学的抑制が得られており、ドラビリン又はイスラトラビルに対する耐性関連変異を持たず、本剤への切り替えが適切であると判断される抗HIV薬既治療成人患者に使用すること〔18.3.1、18.3.2、18.4参照〕(ウイルス学的抑制:HIV−1 RNA量が50copies/mL未満)。

5.2. 本剤による治療にあたっては、患者の治療歴及び可能な場合には薬剤耐性検査(遺伝子型解析あるいは表現型解析)を参考にすること。

5.3. 本剤はドラビリン及びイスラトラビル水和物の固定用量を含有する配合剤であるので、ドラビリンの用量調節が必要な患者には個別のドラビリン製剤(ピフェルトロ錠)を用いること〔7.2、7.3参照〕。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 精神障害:(1%未満)不眠症、異常な夢。

2). 神経系障害:(1%以上3%未満)頭痛、浮動性めまい。

3). 胃腸障害:(1%以上3%未満)下痢、腹部膨満、(1%未満)鼓腸、悪心、腹痛。

4). 皮膚および皮下組織障害:(1%未満)皮膚そう痒症、発疹。

5). 一般・全身障害および投与部位の状態:(1%以上3%未満)疲労。

6). 臨床検査:(頻度不明:配合成分であるドラビリンを含む治療において製造販売後に報告されている副作用を記載した)肝酵素上昇。

禁忌

2.1. カルバマゼピン投与中、フェノバルビタール投与中、フェニトイン投与中、ホスフェニトイン投与中、エンザルタミド投与中、アパルタミド投与中、リファンピシン投与中、ミトタン投与中、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中(St.John’s Wort)、ラミブジン投与中、エムトリシタビン投与中の患者〔10.1参照〕。

2.2. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

重要な基本的注意

8.1. 本剤の使用に際しては、国内外のガイドライン等の最新の情報を参考に、患者又はそれに代わる適切な者に、次の事項についてよく説明し同意を得た後、使用すること。

・ 本剤はHIV感染症の根治療法薬ではないことから、日和見感染を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があるので、本剤投与開始後の身体状況の変化については、すべて担当医に報告すること。

・ 本剤の長期投与による影響については、現在のところ不明であること。

・ 本剤の抗ウイルス効果を最大にするために、担当医の指示なしに用量を変更したり、服用を中止したりしないこと。

・ 本剤は併用薬剤と相互作用を起こすことがあるため、服用中のすべての薬剤を担当医に報告すること。また、本剤で治療中に新たに他の薬剤を服用する場合、事前に担当医に相談すること〔10.1、10.2参照〕。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(腎機能障害患者)

9.2.1. 重度腎機能障害のある患者又は末期腎不全の患者(eGFR<30mL/min/1.73u):本剤の投与は推奨しない(イスラトラビルの血中濃度が上昇するおそれがあり、透析中の患者を対象とした試験は実施していない)〔16.6.1参照〕。

(肝機能障害患者)

9.3.1. 重度(Child−Pugh分類C)の肝機能障害のある患者:本剤の投与は推奨しない(イスラトラビルの血中濃度が減少するおそれがあり、重度<Child−Pugh分類C>の肝機能障害者を対象とした試験は実施していない)〔16.6.2参照〕。

相互作用

ドラビリンは主にCYP3A4で代謝される。イスラトラビルは主にアデノシンデアミナーゼで代謝される。イスラトラビルはデオキシシチジンキナーゼにより細胞内でリン酸化される〔16.4参照〕。

10.1. 併用禁忌:

1). カルバマゼピン<テグレトール>、フェノバルビタール<フェノバール>、フェニトイン<アレビアチン>、ホスフェニトイン<ホストイン>、エンザルタミド<イクスタンジ>、アパルタミド<アーリーダ>、リファンピシン<リファジン>、ミトタン<オペプリム>、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)〔2.1、8.1、16.7.2参照〕[本剤の血漿中ドラビリン濃度が低下し治療効果が減弱するおそれがある(これらの薬剤及び食品の強力なCYP3A4誘導作用により、ドラビリンの代謝が促進されると予測される)]。

2). ラミブジン<エピビル>、エムトリシタビン<デシコビ>〔2.1、8.1、16.7.2参照〕[本剤のイスラトラビルの活性体であるイスラトラビル三リン酸の細胞内濃度が低下し治療効果が減弱するおそれがある(これらデオキシシチジンキナーゼの基質である薬剤との競合により、細胞内でのイスラトラビルのリン酸化が抑制される)]。

10.2. 併用注意:

1). リファブチン〔7.2、8.1、16.7.2参照〕[本剤の血漿中ドラビリン濃度が低下し治療効果が減弱するおそれがある(リファブチンのCYP3A4誘導作用により、ドラビリンの代謝が促進される)]。

2). ヌクレオシド系代謝拮抗剤<デオキシシチジンキナーゼ基質>(クラドリビン、クロファラビン、シタラビン、フルダラビン、ゲムシタビン)〔8.1、16.7.2参照〕[本剤のイスラトラビルの活性体であるイスラトラビル三リン酸の細胞内濃度が低下し治療効果が減弱するおそれがあるため、本剤との併用は推奨しない(デオキシシチジンキナーゼの基質である薬剤との競合により、細胞内でのイスラトラビルのリン酸化が抑制されると予測される)]。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物の生殖発生毒性試験において、臨床推奨用量の8倍(ドラビリン)及び532倍(イスラトラビル)以上の曝露量で本剤の成分を個別に投与した際に発生への影響は認められなかった。

ドラビリン(100mg)/イスラトラビル(0.25mg又は0.75mg)を投与した臨床試験において15例の妊娠が報告されているが、妊娠合併症及び先天的異常の傾向はなかった。

(授乳婦)

授乳を避けさせること(HIV母児感染の可能性があり、ラットにおいて、妊娠6日から授乳14日までの経口投与後(450mg/kg/日)にドラビリンは乳汁中に移行し、乳汁中濃度は母体血漿中濃度(授乳14日の投与2時間後)の約1.3倍であり、ラットにおいて、妊娠6日から授乳10日までの経口投与後(10mg/kg/日)にイスラトラビルは乳仔の血漿中に検出され、乳仔血漿中濃度は母体血漿中濃度(授乳10日の投与1時間後及び3時間後)のそれぞれ0.1%及び1.5%であったが、本剤又は各成分のヒト乳汁中への移行、乳汁産生への影響及び乳児への影響は不明である)。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(取扱い上の注意)

湿気を避けるため、瓶のまま密栓して保存し、常時乾燥剤を入れておくこと。

その他の注意

15.1. 臨床使用に基づく情報

ウイルス学的抑制が得られているHIV−1感染症患者に、未承認用量のドラビリン(DOR)/イスラトラビル(ISL)(100mg/0.75mg)を投与した臨床試験(017試験及び018試験)において、48週時までにベースラインから総リンパ球数及びCD4陽性T細胞数が減少した治験参加者の割合は、対照群と比較してDOR/ISL(100mg/0.75mg)切替え群で高値であった。一方、ウイルス学的抑制が得られているHIV−1感染症患者に本剤[DOR/ISL(100mg/0.25mg)]を投与した臨床試験(051試験及び052試験)において、48週時までにベースラインから総リンパ球数及びCD4陽性T細胞数が減少した治験参加者の割合は、本剤群と対照群で同程度であった。各臨床試験における、ベースラインから総リンパ球数及びCD4陽性T細胞数が減少した治験参加者の割合を示す〔17.1.1、17.1.2参照〕。

[48週時までに総リンパ球数及びCD4陽性T細胞数がベースラインから減少した治験参加者の割合]

1). 017試験:

@. DOR/ISL(100mg/0.75mg)切替え群:総リンパ球数(例数297、30%超の減少18.5%)、CD4陽性T細胞数(例数313、30%超の減少9.3%)。

A. *対照群:総リンパ球数(例数302、30%超の減少7.3%)、CD4陽性T細胞数(例数311、30%超の減少4.2%)。

2). 018試験:

@. DOR/ISL(100mg/0.75mg)切替え群:総リンパ球数(例数303、30%超の減少13.2%)、CD4陽性T細胞数(例数301、30%超の減少6.0%)。

A. ※対照群:総リンパ球数(例数298、30%超の減少3.7%)、CD4陽性T細胞数(例数298、30%超の減少1.7%)。

3). 051試験:

@. 本剤(100mg/0.25mg)群:総リンパ球数(例数341、30%超の減少4.1%)、CD4陽性T細胞数(例数343、30%超の減少4.4%)。

A. *対照群:総リンパ球数(例数175、30%超の減少4.6%)、CD4陽性T細胞数(例数176、30%超の減少2.8%)。

4). 052試験:

@. 本剤(100mg/0.25mg)群:総リンパ球数(例数313、30%超の減少5.4%)、CD4陽性T細胞数(例数315、30%超の減少4.4%)。

A. ※対照群:総リンパ球数(例数159、30%超の減少5.0%)、CD4陽性T細胞数(例数161、30%超の減少5.0%)。

*)ベースラインART(抗レトロウイルス療法)継続群。

※)BIC/FTC/TAF(ビクテグラビル/エムトリシタビン/テノホビルアラフェナミド)継続群。

承認された用量はドラビリン100mg/イスラトラビル0.25mgである。

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(保管上の注意)

室温保存。

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