薬剤情報
後発品
薬効分類鉄剤
一般名溶性ピロリン酸第二鉄シロップ
薬価6.2
メーカーアルフレッサ ファーマ
最終更新2023年07月改訂(第1版)

用法・用量

通常次の量を1日量とし、3〜4回に分けて経口投与する。

1). 1歳未満:シロップとして2〜4mL。

2). 1〜5歳:シロップとして3〜10mL。

3). 6〜15歳:シロップとして10〜15mL。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

7.1. 1日量は次のとおりである。

1). 1歳未満:溶性ピロリン酸第二鉄として100〜200mg、鉄として12〜24mg。

2). 1〜5歳:溶性ピロリン酸第二鉄として150〜500mg、鉄として18〜60mg。

3). 6〜15歳:溶性ピロリン酸第二鉄として500〜750mg、鉄として60〜90mg。

7.2. 下痢、吐乳等を起こしやすい低出生体重児、新生児又は乳児に投与する場合、初め少量から開始し、身体の様子を見ながら徐々に通常1日量まで増量すること。

効能・効果

鉄欠乏性貧血。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 消化器:(頻度不明)悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢、便秘、胃部不快感。

2). 皮膚:(頻度不明)光線過敏症。

3). 過敏症:(頻度不明)発疹、蕁麻疹、そう痒。

禁忌

鉄欠乏状態にない患者[鉄過剰症を起こすおそれがある]。

重要な基本的注意

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 消化性潰瘍、慢性潰瘍性大腸炎、限局性腸炎等の胃腸疾患のある患者:症状を増悪させるおそれがある。

9.1.2. 発作性夜間血色素尿症の患者:溶血を誘発することがある。

相互作用

10.2. 併用注意:

1). テトラサイクリン系抗生物質<服用>(テトラサイクリン<服用>、ミノサイクリン<服用>等)[相互に吸収を阻害し効果が減弱するおそれがあるので、両剤の服用間隔を2〜4時間とすること(本剤とテトラサイクリン系抗生物質が消化管内で難溶性のキレートを形成して、両剤の吸収を阻害し、血中濃度が低下する)]。

2). 制酸剤[本剤の吸収が阻害され効果が減弱するおそれがあるので、投与間隔をあけること(消化管pH上昇により、鉄の溶解性が減少し、また、難溶性塩を形成し、鉄の消化管吸収が阻害されると考えられる)]。

3). セフジニル<服用>、ニューキノロン系抗菌剤<服用>(オフロキサシン<服用>、シプロフロキサシン塩酸塩水和物<服用>、ノルフロキサシン<服用>等)[これらの薬剤の吸収を阻害し効果を減弱させるおそれがあるので、投与間隔をあけること(キレートを形成し、吸収を阻害すると考えられる)]。

4). 甲状腺ホルモン製剤<服用>(レボチロキシンナトリウム<服用>、リオチロニンナトリウム<服用>等)[甲状腺ホルモン製剤の吸収を阻害し効果を減弱させるおそれがあるので、投与間隔をあけること(難溶性の複合体を形成し、吸収を阻害すると考えられる)]。

5). タンニン酸を含有する食品[本剤の吸収が阻害され効果が減弱するおそれがある(不溶性の塩を形成し、吸収が阻害されると考えられる)]。

臨床検査結果に及ぼす影響

潜血反応で偽陽性となることがある。

過量投与

13.1. 症状

過量投与時、主な症状は胃粘膜刺激による悪心、嘔吐、腹痛、血性下痢、吐血等の消化器症状である(また、頻脈、血圧低下、チアノーゼ等がみられる)、重症の場合は、昏睡、ショック、肝壊死、肝不全に至ることがある。

13.2. 処置

過量投与時、服用初期には催吐、胃洗浄が有効である(その他に下剤、鉄排泄剤(デフェロキサミン)等の投与を行う)。過量投与時、血圧低下や循環虚脱があらわれた場合には、昇圧剤、輸液等による対症療法を行う。

適用上の注意、取扱い上の注意

(取扱い上の注意)

20.1. 0℃を下回る場合、D−ソルビトールの結晶が析出することがある。

20.2. 光により変色することがあるので、他の容器に分割して使用する場合には遮光して保存すること。

その他の注意

15.1. 臨床使用に基づく情報

15.1.1. 本剤の投与により、一過性に歯又は舌が着色(黒色等)することがある。

15.1.2. 本剤の投与により、一過性に便が黒色を呈することがある。

15.2. 非臨床試験に基づく情報

15.2.1. 動物実験において、鉄剤と大量のアロプリノールとの併用で、肝の鉄貯蔵量が増加したとの報告がある。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

インクレミンシロップ5%
後発品はありません
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鉄剤
2023年07月改訂(第1版)
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薬効分類鉄剤
一般名溶性ピロリン酸第二鉄シロップ
薬価6.2
メーカーアルフレッサ ファーマ
最終更新2023年07月改訂(第1版)

用法・用量

通常次の量を1日量とし、3〜4回に分けて経口投与する。

1). 1歳未満:シロップとして2〜4mL。

2). 1〜5歳:シロップとして3〜10mL。

3). 6〜15歳:シロップとして10〜15mL。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

7.1. 1日量は次のとおりである。

1). 1歳未満:溶性ピロリン酸第二鉄として100〜200mg、鉄として12〜24mg。

2). 1〜5歳:溶性ピロリン酸第二鉄として150〜500mg、鉄として18〜60mg。

3). 6〜15歳:溶性ピロリン酸第二鉄として500〜750mg、鉄として60〜90mg。

7.2. 下痢、吐乳等を起こしやすい低出生体重児、新生児又は乳児に投与する場合、初め少量から開始し、身体の様子を見ながら徐々に通常1日量まで増量すること。

効能・効果

鉄欠乏性貧血。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 消化器:(頻度不明)悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢、便秘、胃部不快感。

2). 皮膚:(頻度不明)光線過敏症。

3). 過敏症:(頻度不明)発疹、蕁麻疹、そう痒。

禁忌

鉄欠乏状態にない患者[鉄過剰症を起こすおそれがある]。

重要な基本的注意

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 消化性潰瘍、慢性潰瘍性大腸炎、限局性腸炎等の胃腸疾患のある患者:症状を増悪させるおそれがある。

9.1.2. 発作性夜間血色素尿症の患者:溶血を誘発することがある。

相互作用

10.2. 併用注意:

1). テトラサイクリン系抗生物質<服用>(テトラサイクリン<服用>、ミノサイクリン<服用>等)[相互に吸収を阻害し効果が減弱するおそれがあるので、両剤の服用間隔を2〜4時間とすること(本剤とテトラサイクリン系抗生物質が消化管内で難溶性のキレートを形成して、両剤の吸収を阻害し、血中濃度が低下する)]。

2). 制酸剤[本剤の吸収が阻害され効果が減弱するおそれがあるので、投与間隔をあけること(消化管pH上昇により、鉄の溶解性が減少し、また、難溶性塩を形成し、鉄の消化管吸収が阻害されると考えられる)]。

3). セフジニル<服用>、ニューキノロン系抗菌剤<服用>(オフロキサシン<服用>、シプロフロキサシン塩酸塩水和物<服用>、ノルフロキサシン<服用>等)[これらの薬剤の吸収を阻害し効果を減弱させるおそれがあるので、投与間隔をあけること(キレートを形成し、吸収を阻害すると考えられる)]。

4). 甲状腺ホルモン製剤<服用>(レボチロキシンナトリウム<服用>、リオチロニンナトリウム<服用>等)[甲状腺ホルモン製剤の吸収を阻害し効果を減弱させるおそれがあるので、投与間隔をあけること(難溶性の複合体を形成し、吸収を阻害すると考えられる)]。

5). タンニン酸を含有する食品[本剤の吸収が阻害され効果が減弱するおそれがある(不溶性の塩を形成し、吸収が阻害されると考えられる)]。

臨床検査結果に及ぼす影響

潜血反応で偽陽性となることがある。

過量投与

13.1. 症状

過量投与時、主な症状は胃粘膜刺激による悪心、嘔吐、腹痛、血性下痢、吐血等の消化器症状である(また、頻脈、血圧低下、チアノーゼ等がみられる)、重症の場合は、昏睡、ショック、肝壊死、肝不全に至ることがある。

13.2. 処置

過量投与時、服用初期には催吐、胃洗浄が有効である(その他に下剤、鉄排泄剤(デフェロキサミン)等の投与を行う)。過量投与時、血圧低下や循環虚脱があらわれた場合には、昇圧剤、輸液等による対症療法を行う。

適用上の注意、取扱い上の注意

(取扱い上の注意)

20.1. 0℃を下回る場合、D−ソルビトールの結晶が析出することがある。

20.2. 光により変色することがあるので、他の容器に分割して使用する場合には遮光して保存すること。

その他の注意

15.1. 臨床使用に基づく情報

15.1.1. 本剤の投与により、一過性に歯又は舌が着色(黒色等)することがある。

15.1.2. 本剤の投与により、一過性に便が黒色を呈することがある。

15.2. 非臨床試験に基づく情報

15.2.1. 動物実験において、鉄剤と大量のアロプリノールとの併用で、肝の鉄貯蔵量が増加したとの報告がある。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

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