薬剤情報
後発品
薬効分類カルシウム (Ca) 製剤
一般名グルコン酸カルシウム水和物
薬価7.9
メーカー日医工
最終更新
2023年10月改訂(第1版)
添付文書のPDFはこちら

用法・用量

グルコン酸カルシウム水和物として、通常成人1日1〜5gを3回に分割経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

1). 低カルシウム血症に起因する次記症候の改善:テタニー、テタニー関連症状。

2). 小児脂肪便におけるカルシウム補給。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 高カルシウム血症、結石症(いずれも頻度不明):カルシウム剤の長期投与により、高カルシウム血症及び結石症があらわれることがある〔2.1、8.1、9.1.1、9.8高齢者の項、10.2、13.1参照〕。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 消化器:(頻度不明)食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、胃痛。

2). その他:(頻度不明)倦怠感。

禁忌

2.1. 高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症を助長するおそれがある]〔8.1、9.1.1、9.8高齢者の項、11.1.1参照〕。

2.2. 腎結石のある患者[腎結石を助長するおそれがある]。

2.3. 重篤な腎不全のある患者〔9.2.1参照〕。

2.4. エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物投与中の患者〔10.1参照〕。

重要な基本的注意

8.1. 長期投与により血中カルシウム高値及び尿中カルシウム高値になることがあるので、長期投与する場合には、定期的に血中カルシウム又は尿中カルシウムを検査することが望ましい〔2.1、9.1.1、9.8高齢者の項、10.2、11.1.1、13.1参照〕。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 高カルシウム血症があらわれやすい病態の患者〔2.1、8.1、10.2、11.1.1、13.1参照〕。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 重篤な腎障害のある患者:投与しないこと(組織への石灰沈着を助長するおそれがある)〔2.3参照〕。

相互作用

10.1. 併用禁忌:

エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物<経口><エストラサイト等>〔2.4参照〕[エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物の効果が減弱するおそれがある(カルシウムがエストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物と難溶性のキレートを形成し、エストラムスチンリン酸エステルの吸収を阻害する)]。

10.2. 併用注意:

1). 活性型ビタミンD製剤(アルファカルシドール、カルシトリオール等)〔8.1、9.1.1、9.8高齢者の項、11.1.1、13.1参照〕[高カルシウム血症があらわれやすい(腸管からのカルシウムの吸収を増大させる作用がある)]。

2). 強心配糖体(メチルジゴキシン、ジゴキシン等)[強心配糖体の作用を増強し徐脈・心室性期外収縮・房室ブロック等の中毒症状を誘発するおそれがある(カルシウムは強心配糖体の心筋収縮力増強作用を強める)]。

3). テトラサイクリン系抗生物質<経口>(ミノサイクリン<経口>、ドキシサイクリン<経口>、テトラサイクリン<経口>等)、ニューキノロン系抗菌剤<経口>(シプロフロキサシン<経口>、ノルフロキサシン<経口>、トスフロキサシン<経口>)、ビスホスホネート系薬剤<経口剤>(エチドロン酸二ナトリウム<経口剤>等)[これらの薬剤の効果が減弱するおそれがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意すること(カルシウムがこれらの薬剤と難溶性のキレートを形成し、これらの薬剤吸収を阻害すると考えられる)]。

4). 非脱分極性筋弛緩剤(ベクロニウム臭化物)[これらの薬剤の筋弛緩作用が減弱するおそれがある(カルシウムイオンは非脱分極性筋弛緩剤に拮抗する)]。

高齢者

用量に留意すること(高カルシウム血症があらわれやすく、また、腎機能が低下していることが多い)〔2.1、8.1、10.2、11.1.1、13.1参照〕。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

過量投与

13.1. 症状

過量投与時、高カルシウム血症となる可能性があり、食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、筋力低下、多飲多尿、精神症状等があらわれ、さらに重篤になると不整脈、意識障害が出現する〔8.1、9.1.1、9.8高齢者の項、10.2、11.1.1参照〕。

13.2. 処置

過量投与時、本剤やビタミンD製剤の投与を中止し、生理食塩液等の補液、フロセミド、エルカトニン又はカルシトニン等の投与を行う。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

カルチコール末
カルチコール末

カルチコール末

カルシウム (Ca) 製剤
2023年10月改訂(第1版)
薬剤情報
後発品
薬効分類カルシウム (Ca) 製剤
一般名グルコン酸カルシウム水和物
薬価7.9
メーカー日医工
最終更新
2023年10月改訂(第1版)
添付文書のPDFはこちら

用法・用量

グルコン酸カルシウム水和物として、通常成人1日1〜5gを3回に分割経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

1). 低カルシウム血症に起因する次記症候の改善:テタニー、テタニー関連症状。

2). 小児脂肪便におけるカルシウム補給。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 高カルシウム血症、結石症(いずれも頻度不明):カルシウム剤の長期投与により、高カルシウム血症及び結石症があらわれることがある〔2.1、8.1、9.1.1、9.8高齢者の項、10.2、13.1参照〕。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 消化器:(頻度不明)食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、胃痛。

2). その他:(頻度不明)倦怠感。

禁忌

2.1. 高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症を助長するおそれがある]〔8.1、9.1.1、9.8高齢者の項、11.1.1参照〕。

2.2. 腎結石のある患者[腎結石を助長するおそれがある]。

2.3. 重篤な腎不全のある患者〔9.2.1参照〕。

2.4. エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物投与中の患者〔10.1参照〕。

重要な基本的注意

8.1. 長期投与により血中カルシウム高値及び尿中カルシウム高値になることがあるので、長期投与する場合には、定期的に血中カルシウム又は尿中カルシウムを検査することが望ましい〔2.1、9.1.1、9.8高齢者の項、10.2、11.1.1、13.1参照〕。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 高カルシウム血症があらわれやすい病態の患者〔2.1、8.1、10.2、11.1.1、13.1参照〕。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 重篤な腎障害のある患者:投与しないこと(組織への石灰沈着を助長するおそれがある)〔2.3参照〕。

相互作用

10.1. 併用禁忌:

エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物<経口><エストラサイト等>〔2.4参照〕[エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物の効果が減弱するおそれがある(カルシウムがエストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物と難溶性のキレートを形成し、エストラムスチンリン酸エステルの吸収を阻害する)]。

10.2. 併用注意:

1). 活性型ビタミンD製剤(アルファカルシドール、カルシトリオール等)〔8.1、9.1.1、9.8高齢者の項、11.1.1、13.1参照〕[高カルシウム血症があらわれやすい(腸管からのカルシウムの吸収を増大させる作用がある)]。

2). 強心配糖体(メチルジゴキシン、ジゴキシン等)[強心配糖体の作用を増強し徐脈・心室性期外収縮・房室ブロック等の中毒症状を誘発するおそれがある(カルシウムは強心配糖体の心筋収縮力増強作用を強める)]。

3). テトラサイクリン系抗生物質<経口>(ミノサイクリン<経口>、ドキシサイクリン<経口>、テトラサイクリン<経口>等)、ニューキノロン系抗菌剤<経口>(シプロフロキサシン<経口>、ノルフロキサシン<経口>、トスフロキサシン<経口>)、ビスホスホネート系薬剤<経口剤>(エチドロン酸二ナトリウム<経口剤>等)[これらの薬剤の効果が減弱するおそれがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意すること(カルシウムがこれらの薬剤と難溶性のキレートを形成し、これらの薬剤吸収を阻害すると考えられる)]。

4). 非脱分極性筋弛緩剤(ベクロニウム臭化物)[これらの薬剤の筋弛緩作用が減弱するおそれがある(カルシウムイオンは非脱分極性筋弛緩剤に拮抗する)]。

高齢者

用量に留意すること(高カルシウム血症があらわれやすく、また、腎機能が低下していることが多い)〔2.1、8.1、10.2、11.1.1、13.1参照〕。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

過量投与

13.1. 症状

過量投与時、高カルシウム血症となる可能性があり、食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、筋力低下、多飲多尿、精神症状等があらわれ、さらに重篤になると不整脈、意識障害が出現する〔8.1、9.1.1、9.8高齢者の項、10.2、11.1.1参照〕。

13.2. 処置

過量投与時、本剤やビタミンD製剤の投与を中止し、生理食塩液等の補液、フロセミド、エルカトニン又はカルシトニン等の投与を行う。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

薬剤情報

薬剤写真、用法用量、効能効果や後発品の情報が一度に参照でき、関連情報へ簡単にアクセスができます。

一般名、製品名どちらでも検索可能!

※ ご使用いただく際に、必ず最新の添付文書および安全性情報も併せてご確認下さい。