| 薬効分類 | 強心薬 > アデニル酸シクラーゼ刺激薬 |
| 一般名 | コルホルシンダロパート塩酸塩注射用 |
| 薬価 | 3696円 |
| メーカー | 日本化薬 |
| 最終更新 | 2023年07月改訂(第1版) |
本剤は、用時生理食塩液等で溶解し、コルホルシンダロパート塩酸塩として通常成人には1分間あたり0.5μg/kgを点滴静脈内投与する。
なお、点滴投与量は、病態に応じて1分間あたり0.75μg/kgを上限として心血行動態、心電図をモニターしながら適宜増減する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤の投与により臨床症状が改善し、患者の状態が安定した場合(急性期を脱した場合)には、他の治療法に変更すること。
7.2. 0.5μg/kg/分以上の投与量で3時間以上投与することにより、動悸・頻脈、不整脈等の副作用の発現頻度が高まるので、本剤を0.5μg/kg/分以上の投与量で3時間以上投与する場合には副作用発現に留意し、必要により減量又は投与を中止すること。
7.3. 本剤は長時間投与の使用経験は少なく、長時間投与における安全性は確認されていないことから、原則として72時間を超える長時間投与は避けること(十分な効果が得られ、やむを得ず長時間投与が必要と判断される場合には、効果が認められた用量を長く維持することなく、血行動態等を観察しながら漸減すること)。
急性心不全で他の薬剤を投与しても効果が不十分な場合。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 心室性頻拍(3.0%)、心室細動(頻度不明)〔8.4、8.5、9.2腎機能障害患者の項参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 循環器:(5%以上)動悸・頻脈(16.9%)、心室性期外収縮(10.8%)、(1〜5%未満)上室性頻拍、心房細動、心房粗動、血圧低下。
2). 消化器:(1〜5%未満)悪心・嘔吐。
3). 肝臓:(5%以上)LDH上昇、(1〜5%未満)直接ビリルビン上昇、総ビリルビン上昇、AST上昇、ALT上昇、γ−GTP上昇、Al−P上昇。
4). 腎臓:(5%以上)尿蛋白増加、(1〜5%未満)BUN上昇、血清クレアチニン上昇、尿酸上昇。
5). 血液:(5%以上)血小板減少、(1〜5%未満)赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット値減少、白血球増加、リンパ球減少。
6). その他:(5%以上)頭痛・頭重感、熱感、(1〜5%未満)尿ウロビリノーゲン増加、総蛋白減少、CK上昇、尿糖増加、(1%未満)全身倦怠感、呼吸困難、血清K低下。
2.1. 肥大型閉塞性心筋症のある患者[流出路閉塞が悪化する可能性がある]。
2.2. 高度大動脈弁狭窄又は高度僧帽弁狭窄等のある患者[血圧低下又は肺動脈圧上昇、肺動脈楔入圧上昇により状態が悪化することがある]。
8.1. 本剤は他の薬剤を投与しても効果が不十分な場合に適用を考慮すること。
8.2. 本剤はアデニル酸シクラーゼに直接作用することにより作用発現をもたらすものであることから、アデニル酸シクラーゼの活性化に伴う各種ホルモン作用の発現に留意すること。
8.3. 本剤の投与前に体液減少及び電解質の是正、呼吸管理等の必要な処置を行うこと。
8.4. 本剤の投与は、血圧、心拍数、心電図、尿量、体液及び電解質、また可能な限り肺動脈楔入圧、心拍出量及び血液ガス等患者の状態を観察しながら行うこと〔11.1.1参照〕。
8.5. 本剤の投与中に過度の心拍数増加、過度の血圧低下があらわれた場合には、過量投与の可能性があるので、減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行うこと〔11.1.1参照〕。
8.6. 本剤の投与によっても、期待された改善がみられない場合には投与を中止し、他剤に切り替えるなどの必要な処置を行うこと。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 重篤な頻脈性不整脈のある患者:不整脈が悪化することがある。
9.1.2. 重篤な冠動脈疾患のある患者:高度動脈硬化病変を有している患者では本剤による冠血流量増加が期待できない可能性があり、さらに本剤は陽性変力作用を有するため、急性心筋梗塞などの冠動脈疾患を増悪させるおそれがある。
9.1.3. 大動脈弁狭窄、僧帽弁狭窄等がある患者:血圧低下又は肺動脈圧上昇、肺動脈楔入圧上昇により状態が悪化することがある。
9.1.4. 心房細動等の心電図異常のある患者:動悸・頻脈、不整脈の発現が高まる可能性がある。
9.1.5. 著しく血圧の低い患者:血圧がさらに低下することがある。
(腎機能障害患者)
腎機能障害患者:心室性頻拍、心房細動等の発現率が高くなる〔11.1.1参照〕。
(肝機能障害患者)
9.3.1. 重篤な肝機能障害のある患者:投与量を減ずること(血中濃度が高くなるおそれがある)。
本剤は主として肝代謝酵素CYP3Aで代謝される〔16.4参照〕。
10.2. 併用注意:
1). カテコラミン系の強心薬(ドパミン塩酸塩、ドブタミン塩酸塩等)、PDE阻害薬(ミルリノン、オルプリノン塩酸塩水和物等)、cAMP製剤(ブクラデシンナトリウム)[心室性期外収縮等の不整脈の発現を助長させるおそれがある(ともに強心作用を有する)]。
2). 利尿薬(フロセミド等)[心室性期外収縮等の不整脈の発現を助長させるおそれがある(フロセミド等の利尿薬は電解質失調を引きおこし、不整脈を誘発する可能性がある)]。
(妊婦)
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット)で出生仔体重減少が認められている)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中への移行が認められている)。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤調製時の注意
調製後はすみやか(1日以内)に使用すること。
14.2. 薬剤投与時の注意
他の注射剤と混合せずに用いることが望ましい[患者の病態に応じて、本剤の点滴静脈内投与速度を調節する必要がある]。
(取扱い上の注意)
外箱開封後は遮光して保存すること。
15.1. 臨床使用に基づく情報
本剤との因果関係は明らかでないが、本剤投与後に、AST異常増加、ALT異常増加等を呈し、劇症肝炎と診断され、血漿交換等の処置を実施した症例が1例報告されている。
(保管上の注意)
室温保存。
| 薬効分類 | 強心薬 > アデニル酸シクラーゼ刺激薬 |
| 一般名 | コルホルシンダロパート塩酸塩注射用 |
| 薬価 | 3696円 |
| メーカー | 日本化薬 |
| 最終更新 | 2023年07月改訂(第1版) |
本剤は、用時生理食塩液等で溶解し、コルホルシンダロパート塩酸塩として通常成人には1分間あたり0.5μg/kgを点滴静脈内投与する。
なお、点滴投与量は、病態に応じて1分間あたり0.75μg/kgを上限として心血行動態、心電図をモニターしながら適宜増減する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤の投与により臨床症状が改善し、患者の状態が安定した場合(急性期を脱した場合)には、他の治療法に変更すること。
7.2. 0.5μg/kg/分以上の投与量で3時間以上投与することにより、動悸・頻脈、不整脈等の副作用の発現頻度が高まるので、本剤を0.5μg/kg/分以上の投与量で3時間以上投与する場合には副作用発現に留意し、必要により減量又は投与を中止すること。
7.3. 本剤は長時間投与の使用経験は少なく、長時間投与における安全性は確認されていないことから、原則として72時間を超える長時間投与は避けること(十分な効果が得られ、やむを得ず長時間投与が必要と判断される場合には、効果が認められた用量を長く維持することなく、血行動態等を観察しながら漸減すること)。
急性心不全で他の薬剤を投与しても効果が不十分な場合。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 心室性頻拍(3.0%)、心室細動(頻度不明)〔8.4、8.5、9.2腎機能障害患者の項参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 循環器:(5%以上)動悸・頻脈(16.9%)、心室性期外収縮(10.8%)、(1〜5%未満)上室性頻拍、心房細動、心房粗動、血圧低下。
2). 消化器:(1〜5%未満)悪心・嘔吐。
3). 肝臓:(5%以上)LDH上昇、(1〜5%未満)直接ビリルビン上昇、総ビリルビン上昇、AST上昇、ALT上昇、γ−GTP上昇、Al−P上昇。
4). 腎臓:(5%以上)尿蛋白増加、(1〜5%未満)BUN上昇、血清クレアチニン上昇、尿酸上昇。
5). 血液:(5%以上)血小板減少、(1〜5%未満)赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット値減少、白血球増加、リンパ球減少。
6). その他:(5%以上)頭痛・頭重感、熱感、(1〜5%未満)尿ウロビリノーゲン増加、総蛋白減少、CK上昇、尿糖増加、(1%未満)全身倦怠感、呼吸困難、血清K低下。
2.1. 肥大型閉塞性心筋症のある患者[流出路閉塞が悪化する可能性がある]。
2.2. 高度大動脈弁狭窄又は高度僧帽弁狭窄等のある患者[血圧低下又は肺動脈圧上昇、肺動脈楔入圧上昇により状態が悪化することがある]。
8.1. 本剤は他の薬剤を投与しても効果が不十分な場合に適用を考慮すること。
8.2. 本剤はアデニル酸シクラーゼに直接作用することにより作用発現をもたらすものであることから、アデニル酸シクラーゼの活性化に伴う各種ホルモン作用の発現に留意すること。
8.3. 本剤の投与前に体液減少及び電解質の是正、呼吸管理等の必要な処置を行うこと。
8.4. 本剤の投与は、血圧、心拍数、心電図、尿量、体液及び電解質、また可能な限り肺動脈楔入圧、心拍出量及び血液ガス等患者の状態を観察しながら行うこと〔11.1.1参照〕。
8.5. 本剤の投与中に過度の心拍数増加、過度の血圧低下があらわれた場合には、過量投与の可能性があるので、減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行うこと〔11.1.1参照〕。
8.6. 本剤の投与によっても、期待された改善がみられない場合には投与を中止し、他剤に切り替えるなどの必要な処置を行うこと。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 重篤な頻脈性不整脈のある患者:不整脈が悪化することがある。
9.1.2. 重篤な冠動脈疾患のある患者:高度動脈硬化病変を有している患者では本剤による冠血流量増加が期待できない可能性があり、さらに本剤は陽性変力作用を有するため、急性心筋梗塞などの冠動脈疾患を増悪させるおそれがある。
9.1.3. 大動脈弁狭窄、僧帽弁狭窄等がある患者:血圧低下又は肺動脈圧上昇、肺動脈楔入圧上昇により状態が悪化することがある。
9.1.4. 心房細動等の心電図異常のある患者:動悸・頻脈、不整脈の発現が高まる可能性がある。
9.1.5. 著しく血圧の低い患者:血圧がさらに低下することがある。
(腎機能障害患者)
腎機能障害患者:心室性頻拍、心房細動等の発現率が高くなる〔11.1.1参照〕。
(肝機能障害患者)
9.3.1. 重篤な肝機能障害のある患者:投与量を減ずること(血中濃度が高くなるおそれがある)。
本剤は主として肝代謝酵素CYP3Aで代謝される〔16.4参照〕。
10.2. 併用注意:
1). カテコラミン系の強心薬(ドパミン塩酸塩、ドブタミン塩酸塩等)、PDE阻害薬(ミルリノン、オルプリノン塩酸塩水和物等)、cAMP製剤(ブクラデシンナトリウム)[心室性期外収縮等の不整脈の発現を助長させるおそれがある(ともに強心作用を有する)]。
2). 利尿薬(フロセミド等)[心室性期外収縮等の不整脈の発現を助長させるおそれがある(フロセミド等の利尿薬は電解質失調を引きおこし、不整脈を誘発する可能性がある)]。
(妊婦)
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット)で出生仔体重減少が認められている)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中への移行が認められている)。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤調製時の注意
調製後はすみやか(1日以内)に使用すること。
14.2. 薬剤投与時の注意
他の注射剤と混合せずに用いることが望ましい[患者の病態に応じて、本剤の点滴静脈内投与速度を調節する必要がある]。
(取扱い上の注意)
外箱開封後は遮光して保存すること。
15.1. 臨床使用に基づく情報
本剤との因果関係は明らかでないが、本剤投与後に、AST異常増加、ALT異常増加等を呈し、劇症肝炎と診断され、血漿交換等の処置を実施した症例が1例報告されている。
(保管上の注意)
室温保存。
薬剤写真、用法用量、効能効果や後発品の情報が一度に参照でき、関連情報へ簡単にアクセスができます。
一般名、製品名どちらでも検索可能!
※ ご使用いただく際に、必ず最新の添付文書および安全性情報も併せてご確認下さい。