薬効分類 | 副腎皮質ホルモン |
一般名 | デキサメタゾンシペシル酸エステル噴霧剤 |
薬価 | 1105.2円 |
メーカー | 日本新薬 |
最終更新 | 2020年07月改訂(第1版) 添付文書のPDFはこちら |
通常、成人には1日1回、各鼻腔に1噴霧ずつ(1噴霧あたりデキサメタゾンシペシル酸エステルとして200μg)投与する。
アレルギー性鼻炎。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. アナフィラキシー(頻度不明):アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがある。
11.2. その他の副作用
1). 鼻腔:(1%未満)鼻部不快感。
2). 口腔並びに呼吸器:(1%未満)咽頭不快感。
3). 肝臓:(1〜5%未満)ALT上昇、(1%未満)AST上昇、総ビリルビン上昇、直接ビリルビン上昇。
4). 血液:(1%未満)白血球数増加、白血球数減少、好中球数減少。
5). その他:(1%未満)トリグリセリド上昇。
2.1. 有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の患者[症状を増悪するおそれがある]。
2.2. 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
8.1. 本剤の投与期間中に鼻症状の悪化がみられた場合には、抗ヒスタミン剤等の抗アレルギー剤あるいは、全身性ステロイド剤を短期間併用し、症状の軽減にあわせて併用薬剤を徐々に減量すること。
8.2. 通年性の患者において長期に使用する場合は、症状の改善状態が持続するようであれば、本剤の減量又は休薬につとめること。
8.3. 本剤投与後、全身性ステロイド剤を減量する場合は、本剤の噴霧開始後、症状の安定をみて徐々に行う(減量にあたっては一般のステロイド剤の減量法に準ずる)。
8.4. 本剤投与後、全身性ステロイド剤を減量あるいは離脱する場合、気管支喘息発現・気管支喘息増悪、ときに湿疹発現・湿疹増悪、蕁麻疹発現・蕁麻疹増悪、眩暈発現・眩暈増悪、動悸発現・動悸増悪、倦怠感発現・倦怠感増悪、顔のほてり発現・顔のほてり増悪、結膜炎発現・結膜炎増悪等の症状があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
8.5. 本剤の十分な臨床効果を得るためには継続的に使用すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 鼻咽喉感染症<有効な抗菌剤の存在しない感染症・全身の真菌症を除く>の患者:症状を増悪するおそれがある。
9.1.2. 反復性鼻出血の患者:出血を増悪するおそれがある。
9.1.3. 重症肥厚性鼻炎や鼻茸の患者:本剤の鼻腔内での作用を確実にするため、これらの症状がある程度減少するよう他の療法を併用するとよい。
9.1.4. 長期又は大量の全身性ステロイド療法を受けている患者:副腎皮質機能不全が考えられるので、本剤投与後、全身性ステロイド剤を減量あるいは離脱する場合、減量中並びに離脱後も副腎皮質機能検査を行い、外傷、手術、重症感染症等の侵襲には十分に注意を払うこと。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下していることが多い)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(本剤は動物実験で胚死亡率増加・胎仔死亡率増加(ウサギ)、生存胎仔数減少(ウサギ)、生存胎仔体重低下(ラット、ウサギ)、骨化進行度への影響(ラット、ウサギ)及び流産(ウサギ)が報告されており、なお、本剤の動物実験では催奇形性は認められていないが、一般に、グルココルチコイドは動物に対して催奇形性を有するとされている)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(本剤は動物実験で乳汁中に移行することが報告されている(ラット))。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
次の点を患者に指導すること。
・ 定められた用法及び用量を厳重に守るよう、患者に指示すること。
・ 本剤は鼻腔粘膜への噴霧のみに使用させること。
・ 患者には添付の使用説明書を渡し、使用方法を指導すること。
・ 使用説明書に従って、充填操作を行い、息を止めた状態でポンプ部を押して鼻腔内に噴霧させること。これら一連の操作を各鼻腔について行わせること。
・ 鼻汁の多い場合は、十分鼻をかんだ後、噴霧させること。
・ アルミ袋開封後は、なるべく速やかに使用するよう指導すること。
(取扱い上の注意)
使用期間中は、アルミ袋に入れてチャックを閉じ、高温、多湿を避けて保管させること。
15.1. 臨床使用に基づく情報
レセルピン系製剤、α−メチルドパ製剤等の降圧剤には、副作用として鼻閉がみられることがあり、このような副作用として鼻閉がみられる降圧剤服用中のアレルギー性鼻炎の患者に、本剤を投与すると、鼻閉症状に対する本剤の効果が隠蔽されるおそれがあるので、臨床的観察を十分に行いながら投与すること。
(保管上の注意)
室温保存。
薬効分類 | 副腎皮質ホルモン |
一般名 | デキサメタゾンシペシル酸エステル噴霧剤 |
薬価 | 1105.2円 |
メーカー | 日本新薬 |
最終更新 | 2020年07月改訂(第1版) 添付文書のPDFはこちら |
通常、成人には1日1回、各鼻腔に1噴霧ずつ(1噴霧あたりデキサメタゾンシペシル酸エステルとして200μg)投与する。
アレルギー性鼻炎。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. アナフィラキシー(頻度不明):アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがある。
11.2. その他の副作用
1). 鼻腔:(1%未満)鼻部不快感。
2). 口腔並びに呼吸器:(1%未満)咽頭不快感。
3). 肝臓:(1〜5%未満)ALT上昇、(1%未満)AST上昇、総ビリルビン上昇、直接ビリルビン上昇。
4). 血液:(1%未満)白血球数増加、白血球数減少、好中球数減少。
5). その他:(1%未満)トリグリセリド上昇。
2.1. 有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の患者[症状を増悪するおそれがある]。
2.2. 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
8.1. 本剤の投与期間中に鼻症状の悪化がみられた場合には、抗ヒスタミン剤等の抗アレルギー剤あるいは、全身性ステロイド剤を短期間併用し、症状の軽減にあわせて併用薬剤を徐々に減量すること。
8.2. 通年性の患者において長期に使用する場合は、症状の改善状態が持続するようであれば、本剤の減量又は休薬につとめること。
8.3. 本剤投与後、全身性ステロイド剤を減量する場合は、本剤の噴霧開始後、症状の安定をみて徐々に行う(減量にあたっては一般のステロイド剤の減量法に準ずる)。
8.4. 本剤投与後、全身性ステロイド剤を減量あるいは離脱する場合、気管支喘息発現・気管支喘息増悪、ときに湿疹発現・湿疹増悪、蕁麻疹発現・蕁麻疹増悪、眩暈発現・眩暈増悪、動悸発現・動悸増悪、倦怠感発現・倦怠感増悪、顔のほてり発現・顔のほてり増悪、結膜炎発現・結膜炎増悪等の症状があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
8.5. 本剤の十分な臨床効果を得るためには継続的に使用すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 鼻咽喉感染症<有効な抗菌剤の存在しない感染症・全身の真菌症を除く>の患者:症状を増悪するおそれがある。
9.1.2. 反復性鼻出血の患者:出血を増悪するおそれがある。
9.1.3. 重症肥厚性鼻炎や鼻茸の患者:本剤の鼻腔内での作用を確実にするため、これらの症状がある程度減少するよう他の療法を併用するとよい。
9.1.4. 長期又は大量の全身性ステロイド療法を受けている患者:副腎皮質機能不全が考えられるので、本剤投与後、全身性ステロイド剤を減量あるいは離脱する場合、減量中並びに離脱後も副腎皮質機能検査を行い、外傷、手術、重症感染症等の侵襲には十分に注意を払うこと。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下していることが多い)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(本剤は動物実験で胚死亡率増加・胎仔死亡率増加(ウサギ)、生存胎仔数減少(ウサギ)、生存胎仔体重低下(ラット、ウサギ)、骨化進行度への影響(ラット、ウサギ)及び流産(ウサギ)が報告されており、なお、本剤の動物実験では催奇形性は認められていないが、一般に、グルココルチコイドは動物に対して催奇形性を有するとされている)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(本剤は動物実験で乳汁中に移行することが報告されている(ラット))。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
次の点を患者に指導すること。
・ 定められた用法及び用量を厳重に守るよう、患者に指示すること。
・ 本剤は鼻腔粘膜への噴霧のみに使用させること。
・ 患者には添付の使用説明書を渡し、使用方法を指導すること。
・ 使用説明書に従って、充填操作を行い、息を止めた状態でポンプ部を押して鼻腔内に噴霧させること。これら一連の操作を各鼻腔について行わせること。
・ 鼻汁の多い場合は、十分鼻をかんだ後、噴霧させること。
・ アルミ袋開封後は、なるべく速やかに使用するよう指導すること。
(取扱い上の注意)
使用期間中は、アルミ袋に入れてチャックを閉じ、高温、多湿を避けて保管させること。
15.1. 臨床使用に基づく情報
レセルピン系製剤、α−メチルドパ製剤等の降圧剤には、副作用として鼻閉がみられることがあり、このような副作用として鼻閉がみられる降圧剤服用中のアレルギー性鼻炎の患者に、本剤を投与すると、鼻閉症状に対する本剤の効果が隠蔽されるおそれがあるので、臨床的観察を十分に行いながら投与すること。
(保管上の注意)
室温保存。
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