薬効分類 | 冠血管拡張薬 |
一般名 | ニコランジル5mg錠 |
薬価 | 5.9円 |
メーカー | メディサ新薬 |
最終更新 | 2024年09月改訂(第2版) |
ニコランジルとして、通常、成人1日量15mgを3回に分割経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
狭心症。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):AST上昇、ALT上昇、γ−GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
11.1.2. 血小板減少(頻度不明)。
11.1.3. 口内潰瘍、舌潰瘍、肛門潰瘍、消化管潰瘍(いずれも頻度不明)。
11.2. その他の副作用
1). 循環器:(0.1〜3%未満)動悸、顔面紅潮、(0.1%未満)全身倦怠感、気分不良、胸痛、下肢むくみ、のぼせ感等。
2). 精神神経系:(3%以上)頭痛、(0.1〜3%未満)めまい、(0.1%未満)耳鳴、不眠、眠気、舌のしびれ、肩こり等、(頻度不明)第3脳神経麻痺、第6脳神経麻痺。
3). 過敏症:(0.1〜3%未満)発疹等。
4). 消化器:(0.1〜3%未満)悪心、嘔吐、食欲不振、(0.1%未満)下痢、便秘、胃もたれ、胃部不快感、胃痛、腹痛、腹部膨満感、口角炎、口渇等、(頻度不明)口内炎。
5). 肝臓:(0.1%未満)ビリルビン上昇、AST上昇、ALT上昇、Al−P上昇等。
6). 血液:(頻度不明)血小板減少。
7). 眼:(0.1%未満)複視、(頻度不明)角膜潰瘍、眼筋麻痺。
8). 生殖器:(頻度不明)性器潰瘍。
9). 皮膚:(頻度不明)皮膚潰瘍。
10). その他:(0.1%未満)頸部痛、(頻度不明)血中カリウム増加。
ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤投与中(シルデナフィルクエン酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル)又はグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤投与中(リオシグアト)の患者〔10.1参照〕。
8.1. 本剤の投与開始時には、硝酸・亜硝酸エステル系薬剤と同様に血管拡張作用による拍動性頭痛を起こすことがあるので、このような場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 緑内障の患者:眼圧を上昇させるおそれがある。
(肝機能障害患者)
9.3.1. 重篤な肝障害のある患者:本剤投与中に肝機能検査値異常があらわれることがある。
10.1. 併用禁忌:
1). ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩<バイアグラ、レバチオ>、バルデナフィル塩酸塩水和物<レビトラ>、タダラフィル<シアリス、アドシルカ、ザルティア>)〔2.禁忌の項参照〕[併用により、降圧作用が増強することがあるので、本剤投与前にホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤を服用していないことを十分確認し、また、本剤投与中及び投与後においてホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤を服用しないよう十分注意すること(本剤はcGMPの産生を促進し、一方、ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤はcGMPの分解を抑制することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介する本剤の降圧作用が増強する)]。
2). グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤(リオシグアト<アデムパス>)〔2.禁忌の項参照〕[併用により、降圧作用が増強することがあるので、本剤投与前にグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤を服用していないことを十分確認し、また、本剤投与中及び投与後においてグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤を服用しないよう十分注意すること(本剤とグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤は、ともにcGMPの産生を促進することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介する本剤の降圧作用が増強する)]。
本剤投与の際には少量から投与するなど慎重に投与すること(一般に生理機能が低下し、副作用が発現しやすいことが推定される)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)でニコランジル及び/又はその代謝物の乳汁移行が認められている)。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
14.1.1. PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
14.1.2. 湿気を避けて涼しいところに保管するよう指導すること〔20.取扱い上の注意の項参照〕。
(取扱い上の注意)
アルミピロー包装開封後又はバラ包装開封後は、湿気を避けて保存すること〔14.1.2参照〕。
(保管上の注意)
室温保存。
薬効分類 | 冠血管拡張薬 |
一般名 | ニコランジル5mg錠 |
薬価 | 5.9円 |
メーカー | メディサ新薬 |
最終更新 | 2024年09月改訂(第2版) |
ニコランジルとして、通常、成人1日量15mgを3回に分割経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
狭心症。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):AST上昇、ALT上昇、γ−GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
11.1.2. 血小板減少(頻度不明)。
11.1.3. 口内潰瘍、舌潰瘍、肛門潰瘍、消化管潰瘍(いずれも頻度不明)。
11.2. その他の副作用
1). 循環器:(0.1〜3%未満)動悸、顔面紅潮、(0.1%未満)全身倦怠感、気分不良、胸痛、下肢むくみ、のぼせ感等。
2). 精神神経系:(3%以上)頭痛、(0.1〜3%未満)めまい、(0.1%未満)耳鳴、不眠、眠気、舌のしびれ、肩こり等、(頻度不明)第3脳神経麻痺、第6脳神経麻痺。
3). 過敏症:(0.1〜3%未満)発疹等。
4). 消化器:(0.1〜3%未満)悪心、嘔吐、食欲不振、(0.1%未満)下痢、便秘、胃もたれ、胃部不快感、胃痛、腹痛、腹部膨満感、口角炎、口渇等、(頻度不明)口内炎。
5). 肝臓:(0.1%未満)ビリルビン上昇、AST上昇、ALT上昇、Al−P上昇等。
6). 血液:(頻度不明)血小板減少。
7). 眼:(0.1%未満)複視、(頻度不明)角膜潰瘍、眼筋麻痺。
8). 生殖器:(頻度不明)性器潰瘍。
9). 皮膚:(頻度不明)皮膚潰瘍。
10). その他:(0.1%未満)頸部痛、(頻度不明)血中カリウム増加。
ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤投与中(シルデナフィルクエン酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル)又はグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤投与中(リオシグアト)の患者〔10.1参照〕。
8.1. 本剤の投与開始時には、硝酸・亜硝酸エステル系薬剤と同様に血管拡張作用による拍動性頭痛を起こすことがあるので、このような場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 緑内障の患者:眼圧を上昇させるおそれがある。
(肝機能障害患者)
9.3.1. 重篤な肝障害のある患者:本剤投与中に肝機能検査値異常があらわれることがある。
10.1. 併用禁忌:
1). ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩<バイアグラ、レバチオ>、バルデナフィル塩酸塩水和物<レビトラ>、タダラフィル<シアリス、アドシルカ、ザルティア>)〔2.禁忌の項参照〕[併用により、降圧作用が増強することがあるので、本剤投与前にホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤を服用していないことを十分確認し、また、本剤投与中及び投与後においてホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤を服用しないよう十分注意すること(本剤はcGMPの産生を促進し、一方、ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤はcGMPの分解を抑制することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介する本剤の降圧作用が増強する)]。
2). グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤(リオシグアト<アデムパス>)〔2.禁忌の項参照〕[併用により、降圧作用が増強することがあるので、本剤投与前にグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤を服用していないことを十分確認し、また、本剤投与中及び投与後においてグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤を服用しないよう十分注意すること(本剤とグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤は、ともにcGMPの産生を促進することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介する本剤の降圧作用が増強する)]。
本剤投与の際には少量から投与するなど慎重に投与すること(一般に生理機能が低下し、副作用が発現しやすいことが推定される)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)でニコランジル及び/又はその代謝物の乳汁移行が認められている)。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
14.1.1. PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
14.1.2. 湿気を避けて涼しいところに保管するよう指導すること〔20.取扱い上の注意の項参照〕。
(取扱い上の注意)
アルミピロー包装開封後又はバラ包装開封後は、湿気を避けて保存すること〔14.1.2参照〕。
(保管上の注意)
室温保存。
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