薬剤情報
後発品
薬効分類電解質
一般名リン酸水素ナトリウム水和物・リン酸二水素ナトリウム水和物注射液
薬価143
メーカー大塚製薬工場
最終更新2012年01月改訂(第2版)

用法・用量

電解質補液の電解質の補正用として、体内の水分、電解質の不足に応じて電解質液に添加して用いる。

用法・用量(補足)

<用法・用量に関連する使用上の注意>

新生児<低出生体重児を含む>への投与の目安量は、通常、1日に体重1kgあたりリン20〜40mg(本剤1.3〜2.6mL)とし、血清リン濃度の管理の目安は4mg/dL以上、7mg/dL未満とし、異常な経過を認めた場合には、間欠投与(投与の中断・再開)とするなど適切な処置をする。

効能・効果

電解質補液の電解質補正。

副作用

1.国内2施設でリンの補給を必要とする新生児(低出生体重児)6例を対象に実施した臨床第3相試験において、2例2件に副作用が認められ、その内訳は紅斑が1例1件、カルシウムイオン減少が1例1件であった。

2.国内4施設でリンの補給を必要とする腎不全患者10例を対象に実施した臨床第3相試験において、1例1件に血中カルシウム減少の副作用が認められた(承認時、2010年)。

その他の副作用

副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。

1.過敏症:(5%以上)紅斑。

2.電解質異常:(5%以上)血中カルシウム減少。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

1.本剤は電解質の補正用製剤であるため、必ず希釈して使用する。

2.本剤の急速な投与により高リン血症、血中カルシウム減少、腎臓へのリン酸カルシウム沈着等が発現する恐れがあるため、投与は緩徐に行う。

3.投与に際しては、患者の血清リン濃度及び血清カルシウム濃度の測定、症状観察を行う。必要に応じて、腎機能(尿蛋白等)の検査を行うことが望ましい。

4.本剤を長期間投与する場合には、臨床症状の推移を十分観察したうえで、慎重に投与する。本剤の投与が不要となった場合には、投与を中止する。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意する。

新生児・乳児・幼児・小児への投与

(小児等への投与)

本剤の臨床試験において、新生児<低出生体重児>で紅斑、血中カルシウム減少が見られたので、これらの症状が見られた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。

過量投与

海外の同一成分薬において、過量投与により、高リン血症、高ナトリウム血症、組織へのリン酸カルシウム沈着(腎臓へのリン酸カルシウム沈着、皮膚へのリン酸カルシウム沈着、角膜へのリン酸カルシウム沈着、肺へのリン酸カルシウム沈着等)、テタニー症状などが発現することが報告されており、このような症状が認められた場合には、本剤の投与を速やかに中止し適切な処置を行う。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

1.調製方法:本剤は使用に際して、よく混合されるよう注意する。

2.調製時:

1).カルシウムイオンと沈殿を生じるので、カルシウム塩を含む製剤を配合する場合は注意する。

2).マグネシウムイオンと沈殿を生じることがあるので、マグネシウム塩を含む製剤を配合する場合は注意する。

3).新生児<低出生体重児を含む>に対してリン補給を行う際、カルシウム塩を含む製剤、マグネシウム塩を含む製剤と併用する場合には、本剤とは投与経路を別に設けるなど特に注意する。

3.投与前:

1).投与に際しては、感染に対する配慮をする(患者の皮膚や器具の消毒)。

2).開封後直ちに使用し、残液は決して使用しない。

4.投与時:ゆっくり静脈内に点滴投与する。

包装内に水滴が認められるものや内容液が着色又は混濁しているものは使用しない。

リン酸Na補正液0.5mmol/mL
後発品はありません
リン酸Na補正液0.5mmol/mL
リン酸Na補正液0.5mmol/mL

リン酸Na補正液0.5mmol/mL

電解質
2012年01月改訂(第2版)
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薬効分類電解質
一般名リン酸水素ナトリウム水和物・リン酸二水素ナトリウム水和物注射液
薬価143
メーカー大塚製薬工場
最終更新2012年01月改訂(第2版)

用法・用量

電解質補液の電解質の補正用として、体内の水分、電解質の不足に応じて電解質液に添加して用いる。

用法・用量(補足)

<用法・用量に関連する使用上の注意>

新生児<低出生体重児を含む>への投与の目安量は、通常、1日に体重1kgあたりリン20〜40mg(本剤1.3〜2.6mL)とし、血清リン濃度の管理の目安は4mg/dL以上、7mg/dL未満とし、異常な経過を認めた場合には、間欠投与(投与の中断・再開)とするなど適切な処置をする。

効能・効果

電解質補液の電解質補正。

副作用

1.国内2施設でリンの補給を必要とする新生児(低出生体重児)6例を対象に実施した臨床第3相試験において、2例2件に副作用が認められ、その内訳は紅斑が1例1件、カルシウムイオン減少が1例1件であった。

2.国内4施設でリンの補給を必要とする腎不全患者10例を対象に実施した臨床第3相試験において、1例1件に血中カルシウム減少の副作用が認められた(承認時、2010年)。

その他の副作用

副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。

1.過敏症:(5%以上)紅斑。

2.電解質異常:(5%以上)血中カルシウム減少。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

1.本剤は電解質の補正用製剤であるため、必ず希釈して使用する。

2.本剤の急速な投与により高リン血症、血中カルシウム減少、腎臓へのリン酸カルシウム沈着等が発現する恐れがあるため、投与は緩徐に行う。

3.投与に際しては、患者の血清リン濃度及び血清カルシウム濃度の測定、症状観察を行う。必要に応じて、腎機能(尿蛋白等)の検査を行うことが望ましい。

4.本剤を長期間投与する場合には、臨床症状の推移を十分観察したうえで、慎重に投与する。本剤の投与が不要となった場合には、投与を中止する。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意する。

新生児・乳児・幼児・小児への投与

(小児等への投与)

本剤の臨床試験において、新生児<低出生体重児>で紅斑、血中カルシウム減少が見られたので、これらの症状が見られた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。

過量投与

海外の同一成分薬において、過量投与により、高リン血症、高ナトリウム血症、組織へのリン酸カルシウム沈着(腎臓へのリン酸カルシウム沈着、皮膚へのリン酸カルシウム沈着、角膜へのリン酸カルシウム沈着、肺へのリン酸カルシウム沈着等)、テタニー症状などが発現することが報告されており、このような症状が認められた場合には、本剤の投与を速やかに中止し適切な処置を行う。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

1.調製方法:本剤は使用に際して、よく混合されるよう注意する。

2.調製時:

1).カルシウムイオンと沈殿を生じるので、カルシウム塩を含む製剤を配合する場合は注意する。

2).マグネシウムイオンと沈殿を生じることがあるので、マグネシウム塩を含む製剤を配合する場合は注意する。

3).新生児<低出生体重児を含む>に対してリン補給を行う際、カルシウム塩を含む製剤、マグネシウム塩を含む製剤と併用する場合には、本剤とは投与経路を別に設けるなど特に注意する。

3.投与前:

1).投与に際しては、感染に対する配慮をする(患者の皮膚や器具の消毒)。

2).開封後直ちに使用し、残液は決して使用しない。

4.投与時:ゆっくり静脈内に点滴投与する。

包装内に水滴が認められるものや内容液が着色又は混濁しているものは使用しない。

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