先
毒
劇
麻
向
覚
薬効分類抗HIV薬 > HIVカプシド阻害薬 (CAI)
一般名レナカパビルナトリウム注射液
薬価3208604円
メーカーギリアド・サイエンシズ
最終更新
2025年03月改訂(第2版)
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用法・用量

通常、成人にはレナカパビル経口剤の投与開始後15日目に、レナカパビルとして927mgを皮下投与する。以降は、927mgを6ヵ月に1回、皮下投与する。投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用すること。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

7.1. 併用する抗HIV薬は、患者の治療歴及び薬剤耐性検査(遺伝子型解析あるいは表現型解析)を参考に選択すること。

7.2. 本剤の投与スケジュールを遵守すること。投与スケジュールを遵守できなかった場合は、本剤の継続の可否も含め、治療法を再考すること。

7.3. 本剤の2回目以降の投与は、投与予定日(本剤の最終投与日から26週間)の前後2週間以内に行うこと。

7.4. 本剤の最終投与日から28週間超経過したが、本剤投与を再開することが医療上適切である場合、レナカパビル経口剤の投与1日目から再開すること。レナカパビル経口剤を再開する際にはレナカパビル経口剤の電子添文を参照すること。

効能・効果

多剤耐性HIV−1感染症。

効能・効果に関連する注意

(効能又は効果に関連する注意)

次のいずれも満たす患者に投与:1)過去、本剤を含まない既存の抗レトロウイルス療法による適切な治療でウイルス学的抑制が得られず、2)薬剤耐性検査を実施し本剤を含まない複数の抗HIV薬に耐性を示す、3)本剤投与前にレナカパビル経口剤を投与し、忍容性が確認された患者〔17.1.1参照〕(薬剤耐性検査:遺伝子型解析あるいは表現型解析)。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 胃腸障害:(3%以上)悪心。

2). 一般・全身障害および投与部位の状態:(3%以上)注射部位反応(注射部位腫脹、注射部位疼痛、注射部位結節、注射部位紅斑、注射部位硬結、注射部位そう痒感、注射部位漏出、注射部位不快感、注射部位腫瘤、注射部位血腫、注射部位浮腫、注射部位潰瘍)(63%)。

本剤及びレナカパビル経口剤の発現頻度。

禁忌

2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

2.2. リファンピシン投与中、フェニトイン投与中、フェニトイン・フェノバルビタール投与中、ホスフェニトインナトリウム水和物投与中、カルバマゼピン投与中、アパルタミド投与中、エンザルタミド投与中、ミトタン投与中、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中、ロミタピドメシル酸塩投与中、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩投与中及びエルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン投与中の患者〔10.1、16.7.2参照〕。

重要な基本的注意

8.1. 本剤による治療は、抗HIV療法に十分な経験を持つ医師のもとで開始すること。

8.2. 本剤は投与スケジュールが遵守されない場合、ウイルスの再増殖及び薬剤耐性リスクのおそれがあるため、投与スケジュールを遵守するよう患者に指導すること。

8.3. 本剤の投与を中止する場合は、次の点に留意すること。

8.3.1. 本剤の投与を中止する場合は、本剤は投与後に長期間(12ヵ月以上)にわたって血中に残留する可能性があるため、本剤の長期作用に注意すること〔9.5妊婦、9.6授乳婦、10.相互作用の項参照〕。

8.3.2. 本剤の投与を中止する場合は、ウイルス耐性の発現リスクを最小限に抑えるため、可能であれば本剤最終投与後28週間以内に、他の抗レトロウイルス療法を開始すること。

8.4. 本剤の使用に際しては、国内外のガイドライン等の最新の情報を参考に、患者又はそれに代わる適切な者に次の事項についてよく説明し同意を得た後、使用すること。

8.4.1. 本剤はHIV感染症の根治療法薬ではないことから、日和見感染症を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があるので、本剤投与開始後の身体状況の変化についてはすべて担当医に報告すること。

8.4.2. 本剤の長期投与による影響については現在のところ不明であること。

8.4.3. 本剤は併用薬剤と相互作用を起こすことがあるため、服用中のすべての薬剤を担当医に報告すること。また、本剤で治療中に新たに他の薬剤を服用する場合、事前に担当医に相談すること〔10.相互作用の項、16.7.1、16.7.2参照〕。

8.5. 本剤を含む抗HIV薬の多剤併用療法を行った患者で、免疫再構築炎症反応症候群が報告されている(投与開始後、免疫機能が回復し、症候性のみならず無症候性日和見感染に対する炎症反応(マイコバクテリウムアビウムコンプレックス、サイトメガロウイルス、ニューモシスチス等によるもの)等が発現することがあり、また、免疫機能の回復に伴い自己免疫疾患(甲状腺機能亢進症、多発性筋炎、ギラン・バレー症候群、ブドウ膜炎等)が発現するとの報告があるので、これらの症状を評価し、必要時には適切な治療を考慮すること)。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(腎機能障害患者)

9.2.1. 末期腎不全患者(クレアチニンクリアランスが15mL/min未満):末期腎不全患者(クレアチニンクリアランス15mL/min未満)を対象とした臨床試験は実施していない(本剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)。

(肝機能障害患者)

9.3.1. 重度の肝機能障害患者(Child−Pugh分類C):重度肝機能障害患者(Child−Pugh分類C)を対象とした臨床試験は実施していない(本剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)。

相互作用

レナカパビルはCYP3A、P−gp及びUGT1A1の基質であり、CYP3Aの中程度の阻害薬及びP−gpの阻害薬である〔8.3.1、8.4.3参照〕。

10.1. 併用禁忌:

1). リファンピシン<リファジン>、フェニトイン<アレビアチン>、フェニトイン・フェノバルビタール<ヒダントールD/E/F>、ホスフェニトインナトリウム水和物<ホストイン>、カルバマゼピン<テグレトール>、アパルタミド<アーリーダ>、エンザルタミド<イクスタンジ>、ミトタン<オペプリム>〔2.2、16.7.2参照〕[レナカパビルの血漿中濃度が低下するため、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現する可能性がある(これら薬剤の強いCYP3A、P−gp又はUGT1A1の誘導作用により、本剤の血漿中濃度が低下する可能性がある)]。

2). セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品〔2.2参照〕[レナカパビルの血漿中濃度が低下するため、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現する可能性がある(セント・ジョーンズ・ワートの強いCYP3A、P−gp及びUGT1A1の誘導作用により、本剤の血漿中濃度が低下する可能性がある)]。

3). ロミタピドメシル酸塩<ジャクスタピッド>〔2.2参照〕[ロミタピドメシル酸塩の血漿中濃度が上昇する可能性がある(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、ロミタピドメシル酸塩の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

4). メチルエルゴメトリンマレイン酸塩<パルタン>、エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン<クリアミン>〔2.2参照〕[これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

10.2. 併用注意:

1). ジゴキシン[ジゴキシンの血漿中濃度が上昇する可能性があるので、本剤と併用する場合は、ジゴキシンの血漿中濃度のモニタリングを行うこと(レナカパビルのP−gp阻害作用により、ジゴキシンの血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

2). 直接経口抗凝固薬<DOAC>(リバーロキサバン、ダビガトラン、エドキサバン)[これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある(レナカパビルのCYP3A又はP−gp阻害作用により、これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

3). シンバスタチン[シンバスタチンの血漿中濃度が上昇する可能性があるので、シンバスタチンは最低用量から開始し、安全性(ミオパチーなど)をモニタリングしながら慎重に増量すること(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、シンバスタチンの血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

4). コルチコステロイド<全身性>(デキサメタゾン<全身性>、ヒドロコルチゾン<全身性>、コルチゾン<全身性>)[全身性コルチコステロイドの曝露量が著しく上昇する可能性があるので、これら薬剤は最低用量から開始し、安全性をモニタリングしながら慎重に増量すること(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、コルチコステロイドの曝露量が著しく上昇し、クッシング症候群及び副腎抑制のリスクが増加する可能性がある)。また、全身性デキサメタゾンとの併用によりレナカパビルの血漿中濃度が低下し、特に長期間投与する場合は、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現する可能性があるため、他のコルチコステロイドへの代替を検討すること(デキサメタゾンのCYP3A誘導作用により、レナカパビルの血漿中濃度が低下する可能性がある)]。

5). ミダゾラム<経口>、トリアゾラム、キニジン〔16.7.2参照〕[これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

6). ホスホジエステラーゼ5<PDE−5>阻害薬(シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル)[これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性があるので、勃起不全の治療のためにこれら薬剤を本剤と併用する場合は、これら薬剤は最低用量から開始し、肺動脈性肺高血圧症の治療のためにタダラフィルを本剤と併用することは推奨されない(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

7). アタザナビル/リトナビル[レナカパビルの血漿中濃度が上昇する可能性があるので、アタザナビル/リトナビルと本剤の併用は推奨されない(アタザナビル/リトナビルの強いCYP3A、P−gp及びUGT1A1阻害作用により、レナカパビルの血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

8). エファビレンツ〔16.7.2参照〕[レナカパビルの血漿中濃度が低下する可能性があり、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現する可能性があるので、エファビレンツと本剤の併用は推奨されない(エファビレンツのCYP3A、P−gp及びUGT1A1誘導作用により、レナカパビルの血漿中濃度が低下した)]。

9). リファブチン、フェノバルビタール、ネビラピン[レナカパビルの血漿中濃度が低下する可能性があり、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現する可能性があるので、これら薬剤と本剤の併用は推奨されない(これら薬剤の中程度のCYP3A、P−gp又はUGT1A1誘導作用により、レナカパビルの血漿中濃度が低下する可能性がある)]。

高齢者

患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下しており、合併症や他の薬剤の併用が多い)。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(本剤は投与後に長期間(12ヵ月以上)にわたって血中に残留する可能性があるため、妊娠した場合に胎児が本剤に曝露される可能性があり、動物実験(ラット)で乳汁又は胎盤を介して出生仔にレナカパビルが移行した報告がある)〔8.3.1参照〕。

(授乳婦)

授乳を避けさせること(一般に、乳児へのHIV感染を防ぐため、あらゆる状況下においてHIVに感染した女性は授乳をすべきでない)、本剤の最後の投与から長期間(12ヵ月以上)にわたって本剤が乳汁中に認められる可能性があり、動物実験(ラット)で乳汁又は胎盤を介して出生仔にレナカパビルが移行した報告があるが、ヒトにおける乳汁への移行は不明である〔8.3.1参照〕。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤投与前の注意

14.1.1. 投与前にバイアル内の溶液に粒子状物質及び変色がないか目視で確認すること(粒子状物質が含まれていたり溶液が変色している場合は、使用しないこと)。

14.1.2. 溶液をバイアルから取り出すときは、添付のバイアルアダプターを用いること。

14.1.3. 溶液をバイアルから取り出したら、速やかに使用すること。

14.1.4. 各バイアルは1回限りの使用とし、残液は廃棄すること。

14.2. 薬剤投与時の注意

14.2.1. 注射部位1カ所あたり1.5mLを皮下に投与し、皮内には投与しないこと(皮内投与により、壊死や潰瘍などの重篤な注射部位反応を起こすことがある)。

14.2.2. 注射部位は、腹部とし、臍から5cm以上離すこと。

14.2.3. 同一箇所への2本の注射は避け、投与ごとに注射部位を変えること。

14.2.4. 皮膚が敏感な部位、皮膚に異常のある部位<傷・発疹・硬結等>には注射しないこと。

14.2.5. バイアルアダプター、シリンジ、注射針は再使用しないこと。

(取扱い上の注意)

本剤は遮光する必要があるため、使用直前まで外箱に入れて保存すること。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

保険給付上の注意、その他上記以外の使用上の注意

(シュンレンカ皮下注463.5mgの投与方法)

1). セットの内容:単回使用すること。

2). 投与手順:

次を確認する。

・ バイアル及び充填したシリンジ内の溶液は粒子状物質の無い黄色澄明の液であること。

・ 製品に破損が認められないこと。

・ 本剤の有効期限が切れていないこと。

@. バイアルを準備する:キャップを外す。アルコール綿でゴム栓部を拭く。

A. バイアルアダプターを準備する:押し下げる。ねじって外す。

B. バイアルアダプター先端とシリンジを接続し、シリンジに薬液を充填する:シリンジに取り付け、1.5mLの空気をバイアルに注入する。

C. 上下を逆にしてすべての内容物を吸引する。

D. 22Gの注射針をシリンジに取り付け、空気を抜き、内容物を1.5mLに合わせる:取り付け部分は灰色。

E. 患者の腹部の注射部位を清拭する:注射部位の選択肢(臍から5cm以上離す)。

F. 本剤1.5mLを皮下投与する:投与部位に対して、90°(推奨)から45°(許容可能)で完全に穿刺する。

G. 2回目の投与:2回目の投与(1回目とは別の注射部位)についても同じ手順を繰り返す。

シュンレンカ皮下注463.5mg
後発品はありません
シュンレンカ皮下注463.5mg
シュンレンカ皮下注463.5mg

シュンレンカ皮下注463.5mg

抗HIV薬 > HIVカプシド阻害薬 (CAI)
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用法・用量

通常、成人にはレナカパビル経口剤の投与開始後15日目に、レナカパビルとして927mgを皮下投与する。以降は、927mgを6ヵ月に1回、皮下投与する。投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用すること。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

7.1. 併用する抗HIV薬は、患者の治療歴及び薬剤耐性検査(遺伝子型解析あるいは表現型解析)を参考に選択すること。

7.2. 本剤の投与スケジュールを遵守すること。投与スケジュールを遵守できなかった場合は、本剤の継続の可否も含め、治療法を再考すること。

7.3. 本剤の2回目以降の投与は、投与予定日(本剤の最終投与日から26週間)の前後2週間以内に行うこと。

7.4. 本剤の最終投与日から28週間超経過したが、本剤投与を再開することが医療上適切である場合、レナカパビル経口剤の投与1日目から再開すること。レナカパビル経口剤を再開する際にはレナカパビル経口剤の電子添文を参照すること。

効能・効果

多剤耐性HIV−1感染症。

効能・効果に関連する注意

(効能又は効果に関連する注意)

次のいずれも満たす患者に投与:1)過去、本剤を含まない既存の抗レトロウイルス療法による適切な治療でウイルス学的抑制が得られず、2)薬剤耐性検査を実施し本剤を含まない複数の抗HIV薬に耐性を示す、3)本剤投与前にレナカパビル経口剤を投与し、忍容性が確認された患者〔17.1.1参照〕(薬剤耐性検査:遺伝子型解析あるいは表現型解析)。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 胃腸障害:(3%以上)悪心。

2). 一般・全身障害および投与部位の状態:(3%以上)注射部位反応(注射部位腫脹、注射部位疼痛、注射部位結節、注射部位紅斑、注射部位硬結、注射部位そう痒感、注射部位漏出、注射部位不快感、注射部位腫瘤、注射部位血腫、注射部位浮腫、注射部位潰瘍)(63%)。

本剤及びレナカパビル経口剤の発現頻度。

禁忌

2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

2.2. リファンピシン投与中、フェニトイン投与中、フェニトイン・フェノバルビタール投与中、ホスフェニトインナトリウム水和物投与中、カルバマゼピン投与中、アパルタミド投与中、エンザルタミド投与中、ミトタン投与中、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中、ロミタピドメシル酸塩投与中、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩投与中及びエルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン投与中の患者〔10.1、16.7.2参照〕。

重要な基本的注意

8.1. 本剤による治療は、抗HIV療法に十分な経験を持つ医師のもとで開始すること。

8.2. 本剤は投与スケジュールが遵守されない場合、ウイルスの再増殖及び薬剤耐性リスクのおそれがあるため、投与スケジュールを遵守するよう患者に指導すること。

8.3. 本剤の投与を中止する場合は、次の点に留意すること。

8.3.1. 本剤の投与を中止する場合は、本剤は投与後に長期間(12ヵ月以上)にわたって血中に残留する可能性があるため、本剤の長期作用に注意すること〔9.5妊婦、9.6授乳婦、10.相互作用の項参照〕。

8.3.2. 本剤の投与を中止する場合は、ウイルス耐性の発現リスクを最小限に抑えるため、可能であれば本剤最終投与後28週間以内に、他の抗レトロウイルス療法を開始すること。

8.4. 本剤の使用に際しては、国内外のガイドライン等の最新の情報を参考に、患者又はそれに代わる適切な者に次の事項についてよく説明し同意を得た後、使用すること。

8.4.1. 本剤はHIV感染症の根治療法薬ではないことから、日和見感染症を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があるので、本剤投与開始後の身体状況の変化についてはすべて担当医に報告すること。

8.4.2. 本剤の長期投与による影響については現在のところ不明であること。

8.4.3. 本剤は併用薬剤と相互作用を起こすことがあるため、服用中のすべての薬剤を担当医に報告すること。また、本剤で治療中に新たに他の薬剤を服用する場合、事前に担当医に相談すること〔10.相互作用の項、16.7.1、16.7.2参照〕。

8.5. 本剤を含む抗HIV薬の多剤併用療法を行った患者で、免疫再構築炎症反応症候群が報告されている(投与開始後、免疫機能が回復し、症候性のみならず無症候性日和見感染に対する炎症反応(マイコバクテリウムアビウムコンプレックス、サイトメガロウイルス、ニューモシスチス等によるもの)等が発現することがあり、また、免疫機能の回復に伴い自己免疫疾患(甲状腺機能亢進症、多発性筋炎、ギラン・バレー症候群、ブドウ膜炎等)が発現するとの報告があるので、これらの症状を評価し、必要時には適切な治療を考慮すること)。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(腎機能障害患者)

9.2.1. 末期腎不全患者(クレアチニンクリアランスが15mL/min未満):末期腎不全患者(クレアチニンクリアランス15mL/min未満)を対象とした臨床試験は実施していない(本剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)。

(肝機能障害患者)

9.3.1. 重度の肝機能障害患者(Child−Pugh分類C):重度肝機能障害患者(Child−Pugh分類C)を対象とした臨床試験は実施していない(本剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)。

相互作用

レナカパビルはCYP3A、P−gp及びUGT1A1の基質であり、CYP3Aの中程度の阻害薬及びP−gpの阻害薬である〔8.3.1、8.4.3参照〕。

10.1. 併用禁忌:

1). リファンピシン<リファジン>、フェニトイン<アレビアチン>、フェニトイン・フェノバルビタール<ヒダントールD/E/F>、ホスフェニトインナトリウム水和物<ホストイン>、カルバマゼピン<テグレトール>、アパルタミド<アーリーダ>、エンザルタミド<イクスタンジ>、ミトタン<オペプリム>〔2.2、16.7.2参照〕[レナカパビルの血漿中濃度が低下するため、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現する可能性がある(これら薬剤の強いCYP3A、P−gp又はUGT1A1の誘導作用により、本剤の血漿中濃度が低下する可能性がある)]。

2). セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品〔2.2参照〕[レナカパビルの血漿中濃度が低下するため、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現する可能性がある(セント・ジョーンズ・ワートの強いCYP3A、P−gp及びUGT1A1の誘導作用により、本剤の血漿中濃度が低下する可能性がある)]。

3). ロミタピドメシル酸塩<ジャクスタピッド>〔2.2参照〕[ロミタピドメシル酸塩の血漿中濃度が上昇する可能性がある(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、ロミタピドメシル酸塩の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

4). メチルエルゴメトリンマレイン酸塩<パルタン>、エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン<クリアミン>〔2.2参照〕[これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

10.2. 併用注意:

1). ジゴキシン[ジゴキシンの血漿中濃度が上昇する可能性があるので、本剤と併用する場合は、ジゴキシンの血漿中濃度のモニタリングを行うこと(レナカパビルのP−gp阻害作用により、ジゴキシンの血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

2). 直接経口抗凝固薬<DOAC>(リバーロキサバン、ダビガトラン、エドキサバン)[これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある(レナカパビルのCYP3A又はP−gp阻害作用により、これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

3). シンバスタチン[シンバスタチンの血漿中濃度が上昇する可能性があるので、シンバスタチンは最低用量から開始し、安全性(ミオパチーなど)をモニタリングしながら慎重に増量すること(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、シンバスタチンの血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

4). コルチコステロイド<全身性>(デキサメタゾン<全身性>、ヒドロコルチゾン<全身性>、コルチゾン<全身性>)[全身性コルチコステロイドの曝露量が著しく上昇する可能性があるので、これら薬剤は最低用量から開始し、安全性をモニタリングしながら慎重に増量すること(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、コルチコステロイドの曝露量が著しく上昇し、クッシング症候群及び副腎抑制のリスクが増加する可能性がある)。また、全身性デキサメタゾンとの併用によりレナカパビルの血漿中濃度が低下し、特に長期間投与する場合は、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現する可能性があるため、他のコルチコステロイドへの代替を検討すること(デキサメタゾンのCYP3A誘導作用により、レナカパビルの血漿中濃度が低下する可能性がある)]。

5). ミダゾラム<経口>、トリアゾラム、キニジン〔16.7.2参照〕[これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

6). ホスホジエステラーゼ5<PDE−5>阻害薬(シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル)[これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性があるので、勃起不全の治療のためにこれら薬剤を本剤と併用する場合は、これら薬剤は最低用量から開始し、肺動脈性肺高血圧症の治療のためにタダラフィルを本剤と併用することは推奨されない(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

7). アタザナビル/リトナビル[レナカパビルの血漿中濃度が上昇する可能性があるので、アタザナビル/リトナビルと本剤の併用は推奨されない(アタザナビル/リトナビルの強いCYP3A、P−gp及びUGT1A1阻害作用により、レナカパビルの血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。

8). エファビレンツ〔16.7.2参照〕[レナカパビルの血漿中濃度が低下する可能性があり、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現する可能性があるので、エファビレンツと本剤の併用は推奨されない(エファビレンツのCYP3A、P−gp及びUGT1A1誘導作用により、レナカパビルの血漿中濃度が低下した)]。

9). リファブチン、フェノバルビタール、ネビラピン[レナカパビルの血漿中濃度が低下する可能性があり、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現する可能性があるので、これら薬剤と本剤の併用は推奨されない(これら薬剤の中程度のCYP3A、P−gp又はUGT1A1誘導作用により、レナカパビルの血漿中濃度が低下する可能性がある)]。

高齢者

患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下しており、合併症や他の薬剤の併用が多い)。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(本剤は投与後に長期間(12ヵ月以上)にわたって血中に残留する可能性があるため、妊娠した場合に胎児が本剤に曝露される可能性があり、動物実験(ラット)で乳汁又は胎盤を介して出生仔にレナカパビルが移行した報告がある)〔8.3.1参照〕。

(授乳婦)

授乳を避けさせること(一般に、乳児へのHIV感染を防ぐため、あらゆる状況下においてHIVに感染した女性は授乳をすべきでない)、本剤の最後の投与から長期間(12ヵ月以上)にわたって本剤が乳汁中に認められる可能性があり、動物実験(ラット)で乳汁又は胎盤を介して出生仔にレナカパビルが移行した報告があるが、ヒトにおける乳汁への移行は不明である〔8.3.1参照〕。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤投与前の注意

14.1.1. 投与前にバイアル内の溶液に粒子状物質及び変色がないか目視で確認すること(粒子状物質が含まれていたり溶液が変色している場合は、使用しないこと)。

14.1.2. 溶液をバイアルから取り出すときは、添付のバイアルアダプターを用いること。

14.1.3. 溶液をバイアルから取り出したら、速やかに使用すること。

14.1.4. 各バイアルは1回限りの使用とし、残液は廃棄すること。

14.2. 薬剤投与時の注意

14.2.1. 注射部位1カ所あたり1.5mLを皮下に投与し、皮内には投与しないこと(皮内投与により、壊死や潰瘍などの重篤な注射部位反応を起こすことがある)。

14.2.2. 注射部位は、腹部とし、臍から5cm以上離すこと。

14.2.3. 同一箇所への2本の注射は避け、投与ごとに注射部位を変えること。

14.2.4. 皮膚が敏感な部位、皮膚に異常のある部位<傷・発疹・硬結等>には注射しないこと。

14.2.5. バイアルアダプター、シリンジ、注射針は再使用しないこと。

(取扱い上の注意)

本剤は遮光する必要があるため、使用直前まで外箱に入れて保存すること。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

保険給付上の注意、その他上記以外の使用上の注意

(シュンレンカ皮下注463.5mgの投与方法)

1). セットの内容:単回使用すること。

2). 投与手順:

次を確認する。

・ バイアル及び充填したシリンジ内の溶液は粒子状物質の無い黄色澄明の液であること。

・ 製品に破損が認められないこと。

・ 本剤の有効期限が切れていないこと。

@. バイアルを準備する:キャップを外す。アルコール綿でゴム栓部を拭く。

A. バイアルアダプターを準備する:押し下げる。ねじって外す。

B. バイアルアダプター先端とシリンジを接続し、シリンジに薬液を充填する:シリンジに取り付け、1.5mLの空気をバイアルに注入する。

C. 上下を逆にしてすべての内容物を吸引する。

D. 22Gの注射針をシリンジに取り付け、空気を抜き、内容物を1.5mLに合わせる:取り付け部分は灰色。

E. 患者の腹部の注射部位を清拭する:注射部位の選択肢(臍から5cm以上離す)。

F. 本剤1.5mLを皮下投与する:投与部位に対して、90°(推奨)から45°(許容可能)で完全に穿刺する。

G. 2回目の投与:2回目の投与(1回目とは別の注射部位)についても同じ手順を繰り返す。

後発品はありません
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