薬剤情報
後発品
薬効分類止血薬 > 抗プラスミン薬
一般名トラネキサム酸錠
薬価10.1
メーカー第一三共
最終更新2023年01月改訂(第1版)

用法・用量

トラネキサム酸として、通常成人1日750〜2000mgを3〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

1). 全身性線溶亢進が関与すると考えられる出血傾向(白血病、再生不良性貧血、紫斑病等、及び手術中・術後の異常出血)。

2). 局所線溶亢進が関与すると考えられる異常出血(肺出血、鼻出血、性器出血、腎出血、前立腺手術中・術後の異常出血)。

3). 次記疾患における紅斑・腫脹・そう痒等の症状:湿疹及びその類症、蕁麻疹、薬疹・中毒疹。

4). 次記疾患における咽頭痛・発赤・充血・腫脹等の症状:扁桃炎、咽喉頭炎。

5). 口内炎における口内痛及び口内粘膜アフター。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 痙攣(頻度不明):人工透析患者において痙攣があらわれることがある〔9.2.2参照〕。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 過敏症:(0.1%未満)そう痒感、発疹等。

2). 消化器:(0.1〜1%未満)食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、胸やけ。

3). その他:(0.1%未満)眠気。

禁忌

トロンビン投与中の患者〔10.1参照〕。

重要な基本的注意

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 血栓のある患者(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎等)及び血栓症があらわれるおそれのある患者:血栓を安定化するおそれがある。

9.1.2. 消費性凝固障害のある患者:ヘパリン等と併用すること(血栓を安定化するおそれがある)。

9.1.3. 術後の臥床状態にある患者及び圧迫止血の処置を受けている患者:静脈血栓を生じやすい状態であり、本剤投与により血栓を安定化するおそれがある(離床、圧迫解除に伴い肺塞栓症を発症した例が報告されている)。

9.1.4. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 腎不全のある患者:血中濃度が上昇することがある。

9.2.2. 人工透析患者〔11.1.1参照〕。

相互作用

10.1. 併用禁忌:

トロンビン〔2.禁忌の項参照〕[血栓形成傾向があらわれるおそれがある(血栓形成を促進する作用があり、併用により血栓形成傾向が増大する)]。

10.2. 併用注意:

1). ヘモコアグラーゼ[大量併用により血栓形成傾向があらわれるおそれがある(ヘモコアグラーゼによって形成されたフィブリン塊は、本剤の抗プラスミン作用によって比較的長く残存し閉塞状態を持続させるおそれがあると考えられている)]。

2). バトロキソビン[血栓・塞栓症を起こすおそれがある(バトロキソビンによって生成するdesAフィブリンポリマーの分解を阻害する)]。

3). 凝固因子製剤<トロンビンは併用禁忌>(エプタコグアルファ等)[口腔等・線溶系活性が強い部位では凝固系がより亢進するおそれがある(凝固因子製剤は凝固系を活性化させることにより止血作用を発現し、一方、本剤は線溶系を阻害することにより止血作用を発現する)]。

高齢者

減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下していることが多い)。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。

その他の注意

15.2. 非臨床試験に基づく情報

イヌに長期・大量投与したところ網膜変性があらわれたとの報告がある。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

トランサミン錠250mg
トランサミン錠250mg

トランサミン錠250mg

止血薬 > 抗プラスミン薬
2023年01月改訂(第1版)
薬剤情報
後発品
薬効分類止血薬 > 抗プラスミン薬
一般名トラネキサム酸錠
薬価10.1
メーカー第一三共
最終更新2023年01月改訂(第1版)

用法・用量

トラネキサム酸として、通常成人1日750〜2000mgを3〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

1). 全身性線溶亢進が関与すると考えられる出血傾向(白血病、再生不良性貧血、紫斑病等、及び手術中・術後の異常出血)。

2). 局所線溶亢進が関与すると考えられる異常出血(肺出血、鼻出血、性器出血、腎出血、前立腺手術中・術後の異常出血)。

3). 次記疾患における紅斑・腫脹・そう痒等の症状:湿疹及びその類症、蕁麻疹、薬疹・中毒疹。

4). 次記疾患における咽頭痛・発赤・充血・腫脹等の症状:扁桃炎、咽喉頭炎。

5). 口内炎における口内痛及び口内粘膜アフター。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 痙攣(頻度不明):人工透析患者において痙攣があらわれることがある〔9.2.2参照〕。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 過敏症:(0.1%未満)そう痒感、発疹等。

2). 消化器:(0.1〜1%未満)食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、胸やけ。

3). その他:(0.1%未満)眠気。

禁忌

トロンビン投与中の患者〔10.1参照〕。

重要な基本的注意

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 血栓のある患者(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎等)及び血栓症があらわれるおそれのある患者:血栓を安定化するおそれがある。

9.1.2. 消費性凝固障害のある患者:ヘパリン等と併用すること(血栓を安定化するおそれがある)。

9.1.3. 術後の臥床状態にある患者及び圧迫止血の処置を受けている患者:静脈血栓を生じやすい状態であり、本剤投与により血栓を安定化するおそれがある(離床、圧迫解除に伴い肺塞栓症を発症した例が報告されている)。

9.1.4. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 腎不全のある患者:血中濃度が上昇することがある。

9.2.2. 人工透析患者〔11.1.1参照〕。

相互作用

10.1. 併用禁忌:

トロンビン〔2.禁忌の項参照〕[血栓形成傾向があらわれるおそれがある(血栓形成を促進する作用があり、併用により血栓形成傾向が増大する)]。

10.2. 併用注意:

1). ヘモコアグラーゼ[大量併用により血栓形成傾向があらわれるおそれがある(ヘモコアグラーゼによって形成されたフィブリン塊は、本剤の抗プラスミン作用によって比較的長く残存し閉塞状態を持続させるおそれがあると考えられている)]。

2). バトロキソビン[血栓・塞栓症を起こすおそれがある(バトロキソビンによって生成するdesAフィブリンポリマーの分解を阻害する)]。

3). 凝固因子製剤<トロンビンは併用禁忌>(エプタコグアルファ等)[口腔等・線溶系活性が強い部位では凝固系がより亢進するおそれがある(凝固因子製剤は凝固系を活性化させることにより止血作用を発現し、一方、本剤は線溶系を阻害することにより止血作用を発現する)]。

高齢者

減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下していることが多い)。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。

その他の注意

15.2. 非臨床試験に基づく情報

イヌに長期・大量投与したところ網膜変性があらわれたとの報告がある。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

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