薬効分類 | 胃薬 > 粘膜保護/組織修復促進薬 |
一般名 | スクラルファート10%液 |
薬価 | 1.8円 |
メーカー | 日医工 |
最終更新 | 2013年12月改訂(第1版) |
通常、成人1回10mL(スクラルファートとして1.0g)を1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1.胃潰瘍、十二指腸潰瘍。
2.次記疾患の胃粘膜病変(胃粘膜糜爛、胃粘膜出血、胃粘膜発赤、胃粘膜浮腫)の改善:急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期。
総症例148例中、4例(2.7%)に副作用として便秘が認められた[承認時:1996年3月]。
1.次のような副作用が認められた場合には、減量・休薬など適切な処置を行う。
1).消化器:(頻度不明)口渇、悪心、嘔気等、(0.1〜5%未満)便秘。
2).皮膚:(頻度不明)発疹、蕁麻疹等。
3).過敏症:(頻度不明)アナフィラキシー反応。
2.長期投与:長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等が現れる恐れがあるので、慎重に投与する。
透析療法を受けている患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等が現れることがある]。
1.腎障害のある患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等が現れる恐れがあるので、定期的に血中アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリホスファターゼ等の測定を行う]。
2.リン酸塩の欠乏している患者[アルミニウムは消化管内でリン酸塩と結合し、その吸収を阻害する]。
併用注意:
1.クエン酸製剤<服用>(クエン酸カリウム<服用>、クエン酸ナトリウム水和物<服用>等)[血中アルミニウム濃度が上昇することがあるので、同時に服用させないなど注意する(キレートを形成し、アルミニウムの吸収が促進されると考えられる)]。
2.血清カリウム抑制イオン交換樹脂(ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム)[血清カリウム抑制イオン交換樹脂の効果が減弱する恐れがある(アルミニウムイオンと非選択的に交換すると考えられる)]。
3.ニューキノロン系抗菌剤<服用>(ノルフロキサシン<服用>、塩酸シプロフロキサシン<服用>等)[同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害する恐れがあるが、この相互作用は併用薬を本剤の2時間以上前に服用することにより、弱まるとの報告がある(アルミニウムイオンと併用薬剤が不溶性のキレートを形成し、消化管からの吸収を遅延又は阻害する)]。
4.ジギタリス製剤<服用>(ジゴキシン<服用>等)、フェニトイン<服用>、テトラサイクリン系抗生物質<服用>、スルピリド<服用>等[同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害する恐れがあるが、この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まるとの報告がある(本剤が併用薬剤を吸着し、消化管からの吸収を遅延又は阻害する)]。
5.甲状腺ホルモン剤<服用>(レボチロキシンナトリウム水和物<服用>等)、胆汁酸製剤<服用>(ウルソデオキシコール酸<服用>、ケノデオキシコール酸<服用>)[同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害することがあるが、これらの作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まると考えられる(消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害される)]。
6.テオフィリン徐放性製剤<服用>[同時に服用することにより、テオフィリン徐放性製剤のAUCが低下する恐れがある(本剤がテオフィリン徐放性製剤の吸収を阻害するとの報告がある)]。
7.キニジン等[制酸剤(乾燥水酸化アルミニウムゲル等)の投与により、併用薬剤の排泄が遅延することが知られている(制酸剤による尿のpH上昇による)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので用量に注意する。
(適用上の注意)
1.投与経路:内服用にのみ使用させる。
2.服用時:
1).懸濁剤のため、開封前によく振ってから服用させる。
2).開封後は速やかに服用し、残液は廃棄させる。
3.使用方法:1包(10mL)を切り離し、容器を立てた状態で添付文書の図の矢印の方向にゆっくりと回し、開ける。
1).1回分を切り離す。
2).よく振る。
3).立てたまま、ゆっくり回して開封する。
4).軽く押しながら服用する。
1.取扱い上の注意
1).誤用を避けるため、他の容器に移しかえて保存しない。
2).小児の手の届かないところに保管する。
2.安定性試験:本品につき加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)を行った結果、スクラルファート内用液10%「日医工」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
経管栄養処置中の成人患者、低出生体重児及び新生児発育不全において、胃石・食道結石がみられたとの報告があるので、観察を十分に行い、これらが疑われた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。
薬効分類 | 胃薬 > 粘膜保護/組織修復促進薬 |
一般名 | スクラルファート10%液 |
薬価 | 1.8円 |
メーカー | 日医工 |
最終更新 | 2013年12月改訂(第1版) |
通常、成人1回10mL(スクラルファートとして1.0g)を1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1.胃潰瘍、十二指腸潰瘍。
2.次記疾患の胃粘膜病変(胃粘膜糜爛、胃粘膜出血、胃粘膜発赤、胃粘膜浮腫)の改善:急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期。
総症例148例中、4例(2.7%)に副作用として便秘が認められた[承認時:1996年3月]。
1.次のような副作用が認められた場合には、減量・休薬など適切な処置を行う。
1).消化器:(頻度不明)口渇、悪心、嘔気等、(0.1〜5%未満)便秘。
2).皮膚:(頻度不明)発疹、蕁麻疹等。
3).過敏症:(頻度不明)アナフィラキシー反応。
2.長期投与:長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等が現れる恐れがあるので、慎重に投与する。
透析療法を受けている患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等が現れることがある]。
1.腎障害のある患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等が現れる恐れがあるので、定期的に血中アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリホスファターゼ等の測定を行う]。
2.リン酸塩の欠乏している患者[アルミニウムは消化管内でリン酸塩と結合し、その吸収を阻害する]。
併用注意:
1.クエン酸製剤<服用>(クエン酸カリウム<服用>、クエン酸ナトリウム水和物<服用>等)[血中アルミニウム濃度が上昇することがあるので、同時に服用させないなど注意する(キレートを形成し、アルミニウムの吸収が促進されると考えられる)]。
2.血清カリウム抑制イオン交換樹脂(ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム)[血清カリウム抑制イオン交換樹脂の効果が減弱する恐れがある(アルミニウムイオンと非選択的に交換すると考えられる)]。
3.ニューキノロン系抗菌剤<服用>(ノルフロキサシン<服用>、塩酸シプロフロキサシン<服用>等)[同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害する恐れがあるが、この相互作用は併用薬を本剤の2時間以上前に服用することにより、弱まるとの報告がある(アルミニウムイオンと併用薬剤が不溶性のキレートを形成し、消化管からの吸収を遅延又は阻害する)]。
4.ジギタリス製剤<服用>(ジゴキシン<服用>等)、フェニトイン<服用>、テトラサイクリン系抗生物質<服用>、スルピリド<服用>等[同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害する恐れがあるが、この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まるとの報告がある(本剤が併用薬剤を吸着し、消化管からの吸収を遅延又は阻害する)]。
5.甲状腺ホルモン剤<服用>(レボチロキシンナトリウム水和物<服用>等)、胆汁酸製剤<服用>(ウルソデオキシコール酸<服用>、ケノデオキシコール酸<服用>)[同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害することがあるが、これらの作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まると考えられる(消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害される)]。
6.テオフィリン徐放性製剤<服用>[同時に服用することにより、テオフィリン徐放性製剤のAUCが低下する恐れがある(本剤がテオフィリン徐放性製剤の吸収を阻害するとの報告がある)]。
7.キニジン等[制酸剤(乾燥水酸化アルミニウムゲル等)の投与により、併用薬剤の排泄が遅延することが知られている(制酸剤による尿のpH上昇による)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので用量に注意する。
(適用上の注意)
1.投与経路:内服用にのみ使用させる。
2.服用時:
1).懸濁剤のため、開封前によく振ってから服用させる。
2).開封後は速やかに服用し、残液は廃棄させる。
3.使用方法:1包(10mL)を切り離し、容器を立てた状態で添付文書の図の矢印の方向にゆっくりと回し、開ける。
1).1回分を切り離す。
2).よく振る。
3).立てたまま、ゆっくり回して開封する。
4).軽く押しながら服用する。
1.取扱い上の注意
1).誤用を避けるため、他の容器に移しかえて保存しない。
2).小児の手の届かないところに保管する。
2.安定性試験:本品につき加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)を行った結果、スクラルファート内用液10%「日医工」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
経管栄養処置中の成人患者、低出生体重児及び新生児発育不全において、胃石・食道結石がみられたとの報告があるので、観察を十分に行い、これらが疑われた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。
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