味覚定性定量検査用試薬
薬効分類 | 味覚定性定量検査用試薬 |
一般名 | 味覚定性定量検査用試薬 |
薬価 | 0円 |
メーカー | 三和化学研究所 |
最終更新 | 2021年06月改訂(第1版) |
検査方法
(1). 味質指示表を被検者に持たせるか、前に置く。
(2). ろ紙ディスクを1枚耳用ピンセットでつまみ、S−1の味質溶液をディスクに滴下し、湿らせる程度とする。
(3). 湿らせたディスクを所定の測定部位へ静かに置く。
(4). 口を開けたまま2〜3秒で味質指示表のうち1個の答を指示させる。
(5). ディスクは検者が再びピンセットで取り除く。
(6). 正答が得られない時はS−2、S−3・・・と同様の操作を繰り返し、認知閾値を求める。
(7). 残味を防ぐため水でよく含嗽させた後、1分間以上の間隔をおき、次の味質へ移る。
(8). 塩味液、酸味液について同様に操作し、認知閾値を求める。味質を変更するときには水で含嗽させる。
(9). 最後に苦味液についても同様に操作し、認知閾値を求める。
(10). 次に別の測定部位についても同じ操作を繰り返し、各部位の認知閾値を求める。
測定部位
添付文書の図の通り。
検査結果の判定
No.1で認知:味覚感度1。
No.2で認知:味覚感度2。
No.3で認知:味覚感度3。
No.4で認知:味覚感度4。
No.5で認知:味覚感度5。
No.5で認知不能:味覚感度6。
[参考]
No.5で認知不能症例でも、味質溶液1mLをピペットで滴下する全口腔法ではNo.2又はNo.3で味質を認知できる患者が多い。No.5の全口腔法でも認知不能例は、味質脱失とする。
味覚感度の判定。
(適用上の注意)
14.1. 検査時の注意
14.1.1. ピンセットは、各味質毎に1本使用すること。
14.1.2. ろ紙ディスク、ピンセット等は溶液の中へ浸さないこと。
14.1.3. 開封後しばらく保存した後に使用する場合は、びんの口を水で浸した綿又はガーゼで軽くふき、よく振った後で使用すること。
14.1.4. ろ紙ディスクを味質溶液で浸すとき、溶液がろ紙面に盛り上がるほど付着させないこと。
14.1.5. ろ紙ディスクを測定部位へ置くとき、ピンセットが舌面に触れないよう注意すること。
14.1.6. ろ紙ディスクは被検者に吐き出させるなどしないで、必ず検者が除去すること。
14.1.7. 同一味質での測定の間は含嗽の必要はなく、また間隔をおく必要もない。
14.1.8. 味質の測定順序は甘味、塩味、酸味のどの味質から開始してもよいが、苦味を最後とすること。
14.1.9. 同一被検者に2回以上検査を実施する場合、被検者の推量による誤った結果を得ないため、甘味、塩味、酸味の順序は検査毎に変更すること。
15.1. 臨床使用に基づく情報
正常者の1〜2割の者が偽陽性と判定されるので、味覚障害の診断は慎重に行うこと。
(保管上の注意)
室温保存。
薬効分類 | 味覚定性定量検査用試薬 |
一般名 | 味覚定性定量検査用試薬 |
薬価 | 0円 |
メーカー | 三和化学研究所 |
最終更新 | 2021年06月改訂(第1版) |
検査方法
(1). 味質指示表を被検者に持たせるか、前に置く。
(2). ろ紙ディスクを1枚耳用ピンセットでつまみ、S−1の味質溶液をディスクに滴下し、湿らせる程度とする。
(3). 湿らせたディスクを所定の測定部位へ静かに置く。
(4). 口を開けたまま2〜3秒で味質指示表のうち1個の答を指示させる。
(5). ディスクは検者が再びピンセットで取り除く。
(6). 正答が得られない時はS−2、S−3・・・と同様の操作を繰り返し、認知閾値を求める。
(7). 残味を防ぐため水でよく含嗽させた後、1分間以上の間隔をおき、次の味質へ移る。
(8). 塩味液、酸味液について同様に操作し、認知閾値を求める。味質を変更するときには水で含嗽させる。
(9). 最後に苦味液についても同様に操作し、認知閾値を求める。
(10). 次に別の測定部位についても同じ操作を繰り返し、各部位の認知閾値を求める。
測定部位
添付文書の図の通り。
検査結果の判定
No.1で認知:味覚感度1。
No.2で認知:味覚感度2。
No.3で認知:味覚感度3。
No.4で認知:味覚感度4。
No.5で認知:味覚感度5。
No.5で認知不能:味覚感度6。
[参考]
No.5で認知不能症例でも、味質溶液1mLをピペットで滴下する全口腔法ではNo.2又はNo.3で味質を認知できる患者が多い。No.5の全口腔法でも認知不能例は、味質脱失とする。
味覚感度の判定。
(適用上の注意)
14.1. 検査時の注意
14.1.1. ピンセットは、各味質毎に1本使用すること。
14.1.2. ろ紙ディスク、ピンセット等は溶液の中へ浸さないこと。
14.1.3. 開封後しばらく保存した後に使用する場合は、びんの口を水で浸した綿又はガーゼで軽くふき、よく振った後で使用すること。
14.1.4. ろ紙ディスクを味質溶液で浸すとき、溶液がろ紙面に盛り上がるほど付着させないこと。
14.1.5. ろ紙ディスクを測定部位へ置くとき、ピンセットが舌面に触れないよう注意すること。
14.1.6. ろ紙ディスクは被検者に吐き出させるなどしないで、必ず検者が除去すること。
14.1.7. 同一味質での測定の間は含嗽の必要はなく、また間隔をおく必要もない。
14.1.8. 味質の測定順序は甘味、塩味、酸味のどの味質から開始してもよいが、苦味を最後とすること。
14.1.9. 同一被検者に2回以上検査を実施する場合、被検者の推量による誤った結果を得ないため、甘味、塩味、酸味の順序は検査毎に変更すること。
15.1. 臨床使用に基づく情報
正常者の1〜2割の者が偽陽性と判定されるので、味覚障害の診断は慎重に行うこと。
(保管上の注意)
室温保存。
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