薬剤情報
後発品
薬効分類血栓溶解薬 > 線維素溶解酵素剤
一般名ウロキナーゼ注射用
薬価7810
メーカー持田製薬
最終更新
2024年08月改訂(第2版)
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用法・用量

本剤1バイアルを20mLの日本薬局方 生理食塩液又は日本薬局方 ブドウ糖注射液に溶解(6000単位/mL)し、通常、ウロキナーゼとして480000〜960000単位を24000単位/4mL/分で冠状動脈内に注入する。

なお、症状により適宜増減する。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

本剤は発症から6時間以内に投与を開始すること。

効能・効果

急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解(発症後6時間以内)。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 重篤な出血(0.2%未満)、出血性ショック(頻度不明):脳出血、消化管出血等の重篤な出血があらわれることがある。また、出血増大に伴い出血性ショックに至ることがある〔2.1−2.5、8.4、9.1.1、9.8高齢者の項、9.8.1参照〕。

11.1.2. 心破裂(頻度不明)。

11.1.3. ショック(頻度不明):血圧低下、呼吸困難、胸内苦悶、脈拍異常、発汗等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

11.1.4. 重篤な不整脈(頻度不明):心室細動、心室頻拍等の重篤な不整脈があらわれることがある〔8.5参照〕。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 過敏症:(頻度不明)発疹、蕁麻疹等。

2). 出血傾向:(0.1〜5%未満)血尿、歯肉出血、カテーテル挿入部出血等。

3). 肝臓:(頻度不明)AST上昇・ALT上昇等。

4). 消化器:(0.1〜5%未満)嘔気・嘔吐、(頻度不明)食欲不振。

5). その他:(0.1〜5%未満)不整脈、血圧低下、(頻度不明)発熱、悪寒、頭痛、倦怠感。

禁忌

2.1. 出血している患者(消化管出血、尿路出血、後腹膜出血、頭蓋内出血、喀血)[出血を助長し、止血が困難になるおそれがある]〔11.1.1参照〕。

2.2. 頭蓋内手術<2ヵ月以内>又は頭蓋内障害<2ヵ月以内>あるいは脊髄手術<2ヵ月以内>又は脊髄障害<2ヵ月以内>を受けた患者[出血を惹起し、止血が困難になるおそれがある]〔11.1.1参照〕。

2.3. 頭蓋内腫瘍、動静脈奇形、動脈瘤のある患者[出血を惹起し、止血が困難になるおそれがある]〔11.1.1参照〕。

2.4. 出血性素因のある患者[出血を惹起し、止血が困難になるおそれがある]〔11.1.1参照〕。

2.5. 重篤な高血圧症患者[出血を惹起し、止血が困難になるおそれがある]〔11.1.1参照〕。

2.6. デフィブロチドナトリウム投与中の患者〔8.2、8.3、10.1参照〕。

重要な基本的注意

8.1. 本剤による治療は適切な救急体制のもと、血行動態等を十分観察しながら行うこと。

8.2. デフィブロチドナトリウム投与後24時間以内は本剤を投与しないことが望ましい〔2.6、8.3、10.1参照〕。

8.3. 本剤投与後24時間以内はデフィブロチドナトリウムを投与しないこと〔2.6、8.2、10.1参照〕。

8.4. 本剤の投与並びに本剤と血液凝固阻止作用を有する薬剤、血小板凝集抑制作用を有する薬剤又は他の血栓溶解剤との併用により出血の危険性が増大するので、出血の有無を十分確認するとともに頻回に血液凝固能(出血時間、プロトロンビン時間等)等の血液検査、臨床症状の観察を行うこと〔9.1.3、10.2、11.1.1参照〕。

8.5. 冠状動脈内血栓の溶解にて血流が再開通することにより、不整脈があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと〔11.1.4参照〕。

8.6. 本剤は賦形剤として精製ゼラチンを含有しており、ゼラチン含有製剤の投与により、ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、口唇浮腫、喉頭浮腫等)があらわれたとの報告があるので、問診を十分に行い、投与後は観察を十分に行うこと〔9.1.5参照〕。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 出血を惹起するおそれのある次の患者〔11.1.1参照〕:[1)大手術後<10日以内>、臓器生検後<10日以内>、血管穿刺後<10日以内>(動注療法後<10日以内>、動脈穿刺後<10日以内>等)、日の浅い患者、2)外傷後<10日以内>、日の浅い患者、3)脳血管障害の既往歴のある患者、4)消化管潰瘍、消化管憩室炎、大腸炎のある患者、5)活動性結核のある患者、6)月経期間中又は分娩後<10日以内>・流早産後<10日以内>、日の浅い患者、7)糖尿病性出血性網膜症又は他の出血性眼疾患のある患者]。

9.1.2. 左心房内血栓の疑いのある患者(心房細動を伴う僧帽弁狭窄症患者等)、亜急性細菌性心内膜炎又は急性心膜炎のある患者:脳塞栓を惹起するおそれがある。

9.1.3. 血液凝固阻止作用を有する薬剤投与中、血小板凝集抑制作用を有する薬剤投与中又は他の血栓溶解剤投与中の患者〔8.4、10.2参照〕。

9.1.4. 本剤又は組織培養ウロキナーゼに対して過敏症の既往歴のある患者。

9.1.5. ゼラチン含有製剤に対して過敏症又はゼラチン含有の食品に対して過敏症の既往歴のある患者〔8.6参照〕。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 重篤な腎障害のある患者:代謝、排泄能の低下により、本剤の作用が増強することがある。

(肝機能障害患者)

9.3.1. 重篤な肝障害のある患者:代謝、排泄能の低下により、本剤の作用が増強することがある。

相互作用

10.1. 併用禁忌:

肝類洞閉塞症候群治療剤(デフィブロチドナトリウム<デファイテリオ>)〔2.6、8.2、8.3参照〕[出血の危険性が増大するおそれがある(デフィブロチドナトリウムが本剤の抗血栓作用を増強すると考えられる)]。

10.2. 併用注意:

1). 血液凝固阻止作用を有する薬剤(ヘパリン、ワルファリンカリウム、アルガトロバン水和物等)、血小板凝集抑制作用を有する薬剤(アスピリン、ジピリダモール、チクロピジン塩酸塩等)、血栓溶解剤(t−PA製剤等)〔8.4、9.1.3参照〕[出血の危険性が増大するので、頻回に血液凝固能(出血時間、プロトロンビン時間等)等の血液検査、臨床症状の観察を行うこと(血液凝固阻止作用を有する薬剤、血小板凝集抑制作用を有する薬剤あるいは血栓溶解剤との併用により相加的に出血傾向が増大すると考えられる)]。

2). アプロチニン製剤[ウロキナーゼの線維素溶解作用を減弱するおそれがある(アプロチニンはプラスミノーゲンアクチベーターやプラスミン活性を抑制する)]。

高齢者

高齢者:出血の危険性が高まるおそれがある〔11.1.1参照〕。

9.8.1. 75歳以上の高齢者:他の血栓溶解剤において、特に脳出血の危険性が高まるとの報告がある〔11.1.1参照〕。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊娠早期又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ウサギ)で胎仔死亡が報告されており、また、本剤の線維素溶解作用からみて、胎盤早期剥離が起こる可能性が考えられる)。

小児等

小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤調製時の注意

溶解後は速やかに使用すること。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

ウロナーゼ冠動注用12万単位
後発品はありません
ウロナーゼ冠動注用12万単位
ウロナーゼ冠動注用12万単位

ウロナーゼ冠動注用12万単位

血栓溶解薬 > 線維素溶解酵素剤
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後発品
薬効分類血栓溶解薬 > 線維素溶解酵素剤
一般名ウロキナーゼ注射用
薬価7810
メーカー持田製薬
最終更新
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用法・用量

本剤1バイアルを20mLの日本薬局方 生理食塩液又は日本薬局方 ブドウ糖注射液に溶解(6000単位/mL)し、通常、ウロキナーゼとして480000〜960000単位を24000単位/4mL/分で冠状動脈内に注入する。

なお、症状により適宜増減する。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

本剤は発症から6時間以内に投与を開始すること。

効能・効果

急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解(発症後6時間以内)。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 重篤な出血(0.2%未満)、出血性ショック(頻度不明):脳出血、消化管出血等の重篤な出血があらわれることがある。また、出血増大に伴い出血性ショックに至ることがある〔2.1−2.5、8.4、9.1.1、9.8高齢者の項、9.8.1参照〕。

11.1.2. 心破裂(頻度不明)。

11.1.3. ショック(頻度不明):血圧低下、呼吸困難、胸内苦悶、脈拍異常、発汗等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

11.1.4. 重篤な不整脈(頻度不明):心室細動、心室頻拍等の重篤な不整脈があらわれることがある〔8.5参照〕。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 過敏症:(頻度不明)発疹、蕁麻疹等。

2). 出血傾向:(0.1〜5%未満)血尿、歯肉出血、カテーテル挿入部出血等。

3). 肝臓:(頻度不明)AST上昇・ALT上昇等。

4). 消化器:(0.1〜5%未満)嘔気・嘔吐、(頻度不明)食欲不振。

5). その他:(0.1〜5%未満)不整脈、血圧低下、(頻度不明)発熱、悪寒、頭痛、倦怠感。

禁忌

2.1. 出血している患者(消化管出血、尿路出血、後腹膜出血、頭蓋内出血、喀血)[出血を助長し、止血が困難になるおそれがある]〔11.1.1参照〕。

2.2. 頭蓋内手術<2ヵ月以内>又は頭蓋内障害<2ヵ月以内>あるいは脊髄手術<2ヵ月以内>又は脊髄障害<2ヵ月以内>を受けた患者[出血を惹起し、止血が困難になるおそれがある]〔11.1.1参照〕。

2.3. 頭蓋内腫瘍、動静脈奇形、動脈瘤のある患者[出血を惹起し、止血が困難になるおそれがある]〔11.1.1参照〕。

2.4. 出血性素因のある患者[出血を惹起し、止血が困難になるおそれがある]〔11.1.1参照〕。

2.5. 重篤な高血圧症患者[出血を惹起し、止血が困難になるおそれがある]〔11.1.1参照〕。

2.6. デフィブロチドナトリウム投与中の患者〔8.2、8.3、10.1参照〕。

重要な基本的注意

8.1. 本剤による治療は適切な救急体制のもと、血行動態等を十分観察しながら行うこと。

8.2. デフィブロチドナトリウム投与後24時間以内は本剤を投与しないことが望ましい〔2.6、8.3、10.1参照〕。

8.3. 本剤投与後24時間以内はデフィブロチドナトリウムを投与しないこと〔2.6、8.2、10.1参照〕。

8.4. 本剤の投与並びに本剤と血液凝固阻止作用を有する薬剤、血小板凝集抑制作用を有する薬剤又は他の血栓溶解剤との併用により出血の危険性が増大するので、出血の有無を十分確認するとともに頻回に血液凝固能(出血時間、プロトロンビン時間等)等の血液検査、臨床症状の観察を行うこと〔9.1.3、10.2、11.1.1参照〕。

8.5. 冠状動脈内血栓の溶解にて血流が再開通することにより、不整脈があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと〔11.1.4参照〕。

8.6. 本剤は賦形剤として精製ゼラチンを含有しており、ゼラチン含有製剤の投与により、ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、口唇浮腫、喉頭浮腫等)があらわれたとの報告があるので、問診を十分に行い、投与後は観察を十分に行うこと〔9.1.5参照〕。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 出血を惹起するおそれのある次の患者〔11.1.1参照〕:[1)大手術後<10日以内>、臓器生検後<10日以内>、血管穿刺後<10日以内>(動注療法後<10日以内>、動脈穿刺後<10日以内>等)、日の浅い患者、2)外傷後<10日以内>、日の浅い患者、3)脳血管障害の既往歴のある患者、4)消化管潰瘍、消化管憩室炎、大腸炎のある患者、5)活動性結核のある患者、6)月経期間中又は分娩後<10日以内>・流早産後<10日以内>、日の浅い患者、7)糖尿病性出血性網膜症又は他の出血性眼疾患のある患者]。

9.1.2. 左心房内血栓の疑いのある患者(心房細動を伴う僧帽弁狭窄症患者等)、亜急性細菌性心内膜炎又は急性心膜炎のある患者:脳塞栓を惹起するおそれがある。

9.1.3. 血液凝固阻止作用を有する薬剤投与中、血小板凝集抑制作用を有する薬剤投与中又は他の血栓溶解剤投与中の患者〔8.4、10.2参照〕。

9.1.4. 本剤又は組織培養ウロキナーゼに対して過敏症の既往歴のある患者。

9.1.5. ゼラチン含有製剤に対して過敏症又はゼラチン含有の食品に対して過敏症の既往歴のある患者〔8.6参照〕。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 重篤な腎障害のある患者:代謝、排泄能の低下により、本剤の作用が増強することがある。

(肝機能障害患者)

9.3.1. 重篤な肝障害のある患者:代謝、排泄能の低下により、本剤の作用が増強することがある。

相互作用

10.1. 併用禁忌:

肝類洞閉塞症候群治療剤(デフィブロチドナトリウム<デファイテリオ>)〔2.6、8.2、8.3参照〕[出血の危険性が増大するおそれがある(デフィブロチドナトリウムが本剤の抗血栓作用を増強すると考えられる)]。

10.2. 併用注意:

1). 血液凝固阻止作用を有する薬剤(ヘパリン、ワルファリンカリウム、アルガトロバン水和物等)、血小板凝集抑制作用を有する薬剤(アスピリン、ジピリダモール、チクロピジン塩酸塩等)、血栓溶解剤(t−PA製剤等)〔8.4、9.1.3参照〕[出血の危険性が増大するので、頻回に血液凝固能(出血時間、プロトロンビン時間等)等の血液検査、臨床症状の観察を行うこと(血液凝固阻止作用を有する薬剤、血小板凝集抑制作用を有する薬剤あるいは血栓溶解剤との併用により相加的に出血傾向が増大すると考えられる)]。

2). アプロチニン製剤[ウロキナーゼの線維素溶解作用を減弱するおそれがある(アプロチニンはプラスミノーゲンアクチベーターやプラスミン活性を抑制する)]。

高齢者

高齢者:出血の危険性が高まるおそれがある〔11.1.1参照〕。

9.8.1. 75歳以上の高齢者:他の血栓溶解剤において、特に脳出血の危険性が高まるとの報告がある〔11.1.1参照〕。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊娠早期又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ウサギ)で胎仔死亡が報告されており、また、本剤の線維素溶解作用からみて、胎盤早期剥離が起こる可能性が考えられる)。

小児等

小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤調製時の注意

溶解後は速やかに使用すること。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

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