薬効分類 | 気管支拡張薬 > 抗コリン薬 |
一般名 | アクリジニウム臭化物吸入剤 |
薬価 | 2360.6円 |
メーカー | 杏林製薬 |
最終更新 | 2024年06月改訂(第3版) |
通常、成人には1回1吸入(アクリジニウム臭化物として400μg)を1日2回吸入投与する。
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解。
(効能又は効果に関連する注意)
本剤は慢性閉塞性肺疾患の症状の長期管理に用いること。本剤は慢性閉塞性肺疾患の増悪時における急性期治療を目的として使用する薬剤ではない。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 心房細動(頻度不明)〔9.1.1参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 呼吸器:(頻度不明)鼻咽頭炎、副鼻腔炎、鼻炎、発声障害、口腔咽頭不快感、咳嗽。
2). 臨床検査:(頻度不明)尿中ブドウ糖陽性、CK増加、血中カリウム増加。
3). 循環器:(頻度不明)不整脈。
4). 消化器:(頻度不明)下痢、歯痛、嘔吐、便秘、口内乾燥。
5). 皮膚:(頻度不明)発疹、皮膚そう痒症。
6). その他:(2%以上)めまい、(頻度不明)霧視、転倒、尿閉、過敏症、血管浮腫、頭痛。
2.1. 閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により、眼圧が上昇し症状が悪化するおそれがある]。
2.2. 前立腺肥大による排尿障害等排尿障害がある患者[抗コリン作用により、尿閉を誘発するおそれがある]〔9.1.2参照〕。
2.3. 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
8.1. 吸入薬の場合、薬剤の吸入により気管支痙攣が誘発され生命を脅かすおそれがあるので、気管支痙攣が認められた場合は、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
8.2. 用法・用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合には、本剤が適当ではないと考えられるので、漫然と投与を継続せず中止すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 心不全、心房細動、期外収縮の患者、又はそれらの既往歴のある患者:心不全、心房細動、期外収縮が発現することがある〔11.1.1参照〕。
9.1.2. 前立腺肥大<排尿障害がある場合を除く>のある患者:抗コリン作用により排尿障害が発現することがある〔2.2参照〕。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)〔16.6.2参照〕。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット)で胎仔に移行することが認められている)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが認められている)。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
13.1. 症状
過量投与時、抗コリン作用性の徴候及び抗コリン作用性の症状(口内乾燥、動悸等)が発現するおそれがある。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
14.1.1. 吸入前:本剤の投与にあたって、吸入器の操作方法、吸入方法等の正しい使用方法を患者に十分に説明すること。
14.1.2. 保管時
(1). 使用後は必ずキャップを閉めて保管すること。
(2). 本体に強い衝撃を与えたり、分解しないように指導すること。
(取扱い上の注意)
地方自治体により定められた廃棄処理法に従うこと。
15.1. 臨床使用に基づく情報
本剤と他の抗コリン作用性気管支拡張剤との併用に関する臨床試験成績はなく、有効性及び安全性は確立していないことから、併用は推奨されない。
(保管上の注意)
室温保存。
薬効分類 | 気管支拡張薬 > 抗コリン薬 |
一般名 | アクリジニウム臭化物吸入剤 |
薬価 | 2360.6円 |
メーカー | 杏林製薬 |
最終更新 | 2024年06月改訂(第3版) |
通常、成人には1回1吸入(アクリジニウム臭化物として400μg)を1日2回吸入投与する。
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解。
(効能又は効果に関連する注意)
本剤は慢性閉塞性肺疾患の症状の長期管理に用いること。本剤は慢性閉塞性肺疾患の増悪時における急性期治療を目的として使用する薬剤ではない。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 心房細動(頻度不明)〔9.1.1参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 呼吸器:(頻度不明)鼻咽頭炎、副鼻腔炎、鼻炎、発声障害、口腔咽頭不快感、咳嗽。
2). 臨床検査:(頻度不明)尿中ブドウ糖陽性、CK増加、血中カリウム増加。
3). 循環器:(頻度不明)不整脈。
4). 消化器:(頻度不明)下痢、歯痛、嘔吐、便秘、口内乾燥。
5). 皮膚:(頻度不明)発疹、皮膚そう痒症。
6). その他:(2%以上)めまい、(頻度不明)霧視、転倒、尿閉、過敏症、血管浮腫、頭痛。
2.1. 閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により、眼圧が上昇し症状が悪化するおそれがある]。
2.2. 前立腺肥大による排尿障害等排尿障害がある患者[抗コリン作用により、尿閉を誘発するおそれがある]〔9.1.2参照〕。
2.3. 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
8.1. 吸入薬の場合、薬剤の吸入により気管支痙攣が誘発され生命を脅かすおそれがあるので、気管支痙攣が認められた場合は、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
8.2. 用法・用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合には、本剤が適当ではないと考えられるので、漫然と投与を継続せず中止すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 心不全、心房細動、期外収縮の患者、又はそれらの既往歴のある患者:心不全、心房細動、期外収縮が発現することがある〔11.1.1参照〕。
9.1.2. 前立腺肥大<排尿障害がある場合を除く>のある患者:抗コリン作用により排尿障害が発現することがある〔2.2参照〕。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)〔16.6.2参照〕。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット)で胎仔に移行することが認められている)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが認められている)。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
13.1. 症状
過量投与時、抗コリン作用性の徴候及び抗コリン作用性の症状(口内乾燥、動悸等)が発現するおそれがある。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
14.1.1. 吸入前:本剤の投与にあたって、吸入器の操作方法、吸入方法等の正しい使用方法を患者に十分に説明すること。
14.1.2. 保管時
(1). 使用後は必ずキャップを閉めて保管すること。
(2). 本体に強い衝撃を与えたり、分解しないように指導すること。
(取扱い上の注意)
地方自治体により定められた廃棄処理法に従うこと。
15.1. 臨床使用に基づく情報
本剤と他の抗コリン作用性気管支拡張剤との併用に関する臨床試験成績はなく、有効性及び安全性は確立していないことから、併用は推奨されない。
(保管上の注意)
室温保存。
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