中枢性麻薬性鎮咳薬
薬効分類 | 中枢性麻薬性鎮咳薬 |
一般名 | オキシメテバノール錠 |
薬価 | 94.1円 |
メーカー | 第一三共プロファーマ |
最終更新 | 2023年06月改訂(第1版) |
通常、成人1日3錠(オキシメテバノールとして6mg)を3回に分けて経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
次記の呼吸器疾患に伴う咳嗽:肺結核、急性気管支炎・慢性気管支炎、肺癌、塵肺、感冒。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 依存性(頻度不明):連用により生じることがある。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、あくび、くしゃみ、流涙、発汗、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、散瞳、頭痛、不眠、不安、せん妄、振戦、全身筋肉痛・全身関節痛、呼吸促迫等の退薬症候があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、1日用量を徐々に減量するなど、患者の状態を観察しながら行うこと〔8.1参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(0.5%未満)そう痒感、(頻度不明)発疹。
2). 精神神経系:(0.5%以上)眠気、頭痛、(0.5%未満)頭重、めまい。
3). 消化器:(0.5%以上)悪心、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、便秘、(0.5%未満)口渇、胸やけ、腹痛、下痢。
4). その他:(0.5%未満)動悸、咽頭刺激感。
2.1. 重篤な呼吸抑制のある患者[呼吸抑制を増強する]。
2.2. 慢性肺疾患に続発する心不全の患者[呼吸抑制や循環不全を増強する]。
2.3. 痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者[脊髄刺激効果があらわれる]。
2.4. 急性アルコール中毒の患者[呼吸抑制を増強する]。
2.5. 本剤の成分及びアヘンアルカロイドに対し過敏症の患者。
8.1. 連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること〔11.1.1参照〕。
8.2. 眠気、めまいが起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 心機能障害のある患者:循環不全を増強するおそれがある。
9.1.2. 呼吸機能障害のある患者:呼吸抑制を増強するおそれがある。
9.1.3. 脳器質的障害のある患者:呼吸抑制や頭蓋内圧上昇を起こすおそれがある。
9.1.4. ショック状態にある患者:循環不全や呼吸抑制を増強するおそれがある。
9.1.5. 薬物依存の既往歴のある患者:依存性を生じやすい。
9.1.6. 衰弱者:呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。
(腎機能障害患者)
腎機能障害患者:排泄が遅延し、副作用があらわれるおそれがある。
(肝機能障害患者)
肝機能障害患者:代謝が遅延し、副作用があらわれるおそれがある。
10.2. 併用注意:
1). 中枢神経抑制剤(フェノチアジン系薬剤、バルビツール酸系薬剤等)、吸入麻酔剤、アルコール[呼吸抑制、低血圧及び顕著な鎮静又は昏睡が起こるおそれがある(相加的に中枢神経抑制作用が増強される)]。
2). ナルメフェン塩酸塩水和物[本剤の効果が減弱するおそれがある(μオピオイド受容体拮抗作用により、本剤の作用が競合的に阻害される)]。
低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること(一般に生理機能が低下しており、特に呼吸抑制の感受性が高い)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
分娩前に投与した場合、出産後新生児に退薬症候(多動、神経過敏、不眠、振戦等)があらわれることがある。
新生児、乳児では低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること(新生児、乳児では呼吸抑制の感受性が高い)。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
14.1.1. 本剤が不要となった場合には、病院又は薬局へ返却するなどの処置について適切に指導すること。
14.1.2. PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(取扱い上の注意)
本剤は光により僅かに着色(微黄色程度)することがあるが効力に変化はない。
(保管上の注意)
室温保存。
(保険給付上の注意)
本剤は厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付)に基づき、1回14日分を限度として投薬する。
薬効分類 | 中枢性麻薬性鎮咳薬 |
一般名 | オキシメテバノール錠 |
薬価 | 94.1円 |
メーカー | 第一三共プロファーマ |
最終更新 | 2023年06月改訂(第1版) |
通常、成人1日3錠(オキシメテバノールとして6mg)を3回に分けて経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
次記の呼吸器疾患に伴う咳嗽:肺結核、急性気管支炎・慢性気管支炎、肺癌、塵肺、感冒。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 依存性(頻度不明):連用により生じることがある。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、あくび、くしゃみ、流涙、発汗、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、散瞳、頭痛、不眠、不安、せん妄、振戦、全身筋肉痛・全身関節痛、呼吸促迫等の退薬症候があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、1日用量を徐々に減量するなど、患者の状態を観察しながら行うこと〔8.1参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(0.5%未満)そう痒感、(頻度不明)発疹。
2). 精神神経系:(0.5%以上)眠気、頭痛、(0.5%未満)頭重、めまい。
3). 消化器:(0.5%以上)悪心、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、便秘、(0.5%未満)口渇、胸やけ、腹痛、下痢。
4). その他:(0.5%未満)動悸、咽頭刺激感。
2.1. 重篤な呼吸抑制のある患者[呼吸抑制を増強する]。
2.2. 慢性肺疾患に続発する心不全の患者[呼吸抑制や循環不全を増強する]。
2.3. 痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者[脊髄刺激効果があらわれる]。
2.4. 急性アルコール中毒の患者[呼吸抑制を増強する]。
2.5. 本剤の成分及びアヘンアルカロイドに対し過敏症の患者。
8.1. 連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること〔11.1.1参照〕。
8.2. 眠気、めまいが起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 心機能障害のある患者:循環不全を増強するおそれがある。
9.1.2. 呼吸機能障害のある患者:呼吸抑制を増強するおそれがある。
9.1.3. 脳器質的障害のある患者:呼吸抑制や頭蓋内圧上昇を起こすおそれがある。
9.1.4. ショック状態にある患者:循環不全や呼吸抑制を増強するおそれがある。
9.1.5. 薬物依存の既往歴のある患者:依存性を生じやすい。
9.1.6. 衰弱者:呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。
(腎機能障害患者)
腎機能障害患者:排泄が遅延し、副作用があらわれるおそれがある。
(肝機能障害患者)
肝機能障害患者:代謝が遅延し、副作用があらわれるおそれがある。
10.2. 併用注意:
1). 中枢神経抑制剤(フェノチアジン系薬剤、バルビツール酸系薬剤等)、吸入麻酔剤、アルコール[呼吸抑制、低血圧及び顕著な鎮静又は昏睡が起こるおそれがある(相加的に中枢神経抑制作用が増強される)]。
2). ナルメフェン塩酸塩水和物[本剤の効果が減弱するおそれがある(μオピオイド受容体拮抗作用により、本剤の作用が競合的に阻害される)]。
低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること(一般に生理機能が低下しており、特に呼吸抑制の感受性が高い)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
分娩前に投与した場合、出産後新生児に退薬症候(多動、神経過敏、不眠、振戦等)があらわれることがある。
新生児、乳児では低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること(新生児、乳児では呼吸抑制の感受性が高い)。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
14.1.1. 本剤が不要となった場合には、病院又は薬局へ返却するなどの処置について適切に指導すること。
14.1.2. PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(取扱い上の注意)
本剤は光により僅かに着色(微黄色程度)することがあるが効力に変化はない。
(保管上の注意)
室温保存。
(保険給付上の注意)
本剤は厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付)に基づき、1回14日分を限度として投薬する。
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