薬剤情報
後発品
薬効分類制酸薬
一般名沈降炭酸カルシウム錠
薬価6.1
メーカー旭化成ファーマ
最終更新
2023年05月改訂(第1版)
添付文書のPDFはこちら

用法・用量

沈降炭酸カルシウムとして、通常成人1日1〜3gを3〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

次記疾患における制酸作用と症状の改善:胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃炎(急性胃炎・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 代謝異常:(頻度不明)高カルシウム血症、アルカローシス等の電解質失調。

2). 長期・大量投与:(頻度不明)腎結石、尿路結石。

3). 消化器:(頻度不明)悪心、嘔吐、便秘、下痢、胃酸反動性分泌。

4). 過敏症:(頻度不明)そう痒感。

禁忌

甲状腺機能低下症又は副甲状腺機能亢進症の患者[症状を悪化させるおそれがある]。

重要な基本的注意

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 心機能障害、肺機能障害のある患者:症状を悪化させることがある。

9.1.2. 便秘のある患者:症状を悪化させることがある。

9.1.3. 高カルシウム血症の患者:血中カルシウム濃度がさらに上昇し、副作用があらわれやすくなる。

(腎機能障害患者)

腎機能障害患者:排泄障害により副作用があらわれることがある。

相互作用

10.2. 併用注意:

1). テトラサイクリン系抗生物質<服用>(テトラサイクリン<服用>、ミノサイクリン<服用>等)[テトラサイクリン系抗生物質の吸収が低下し効果が減弱することがあるので、同時に服用しないこと(カルシウムと難溶性の塩を生成し、テトラサイクリン系抗生物質の腸管吸収を妨げる)]。

2). 経口薬剤[併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること(本剤の結合作用又は消化管内・体液のpH上昇によると考えられている)]。

3). 大量の牛乳[milk−alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること(機序は不明である)]。

4). 活性型ビタミンD製剤(アルファカルシドール、カルシトリオール等)[高カルシウム血症があらわれやすくなる(活性型ビタミンD製剤はカルシウムの吸収を促進する)]。

5). ロキサデュスタット[ロキサデュスタットと併用した場合、ロキサデュスタットの作用が減弱するおそれがあるため、併用する場合は、前後1時間以上あけて本剤を服用すること(ロキサデュスタットを酢酸カルシウムと同時投与したところ、ロキサデュスタットのAUCinfが低下した)]。

高齢者

減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(生殖発生毒性試験は実施してない)。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

炭カル錠500mg「旭化成」
炭カル錠500mg「旭化成」

炭カル錠500mg「旭化成」

制酸薬
2023年05月改訂(第1版)
薬剤情報
後発品
薬効分類制酸薬
一般名沈降炭酸カルシウム錠
薬価6.1
メーカー旭化成ファーマ
最終更新
2023年05月改訂(第1版)
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用法・用量

沈降炭酸カルシウムとして、通常成人1日1〜3gを3〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

次記疾患における制酸作用と症状の改善:胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃炎(急性胃炎・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 代謝異常:(頻度不明)高カルシウム血症、アルカローシス等の電解質失調。

2). 長期・大量投与:(頻度不明)腎結石、尿路結石。

3). 消化器:(頻度不明)悪心、嘔吐、便秘、下痢、胃酸反動性分泌。

4). 過敏症:(頻度不明)そう痒感。

禁忌

甲状腺機能低下症又は副甲状腺機能亢進症の患者[症状を悪化させるおそれがある]。

重要な基本的注意

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 心機能障害、肺機能障害のある患者:症状を悪化させることがある。

9.1.2. 便秘のある患者:症状を悪化させることがある。

9.1.3. 高カルシウム血症の患者:血中カルシウム濃度がさらに上昇し、副作用があらわれやすくなる。

(腎機能障害患者)

腎機能障害患者:排泄障害により副作用があらわれることがある。

相互作用

10.2. 併用注意:

1). テトラサイクリン系抗生物質<服用>(テトラサイクリン<服用>、ミノサイクリン<服用>等)[テトラサイクリン系抗生物質の吸収が低下し効果が減弱することがあるので、同時に服用しないこと(カルシウムと難溶性の塩を生成し、テトラサイクリン系抗生物質の腸管吸収を妨げる)]。

2). 経口薬剤[併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること(本剤の結合作用又は消化管内・体液のpH上昇によると考えられている)]。

3). 大量の牛乳[milk−alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること(機序は不明である)]。

4). 活性型ビタミンD製剤(アルファカルシドール、カルシトリオール等)[高カルシウム血症があらわれやすくなる(活性型ビタミンD製剤はカルシウムの吸収を促進する)]。

5). ロキサデュスタット[ロキサデュスタットと併用した場合、ロキサデュスタットの作用が減弱するおそれがあるため、併用する場合は、前後1時間以上あけて本剤を服用すること(ロキサデュスタットを酢酸カルシウムと同時投与したところ、ロキサデュスタットのAUCinfが低下した)]。

高齢者

減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(生殖発生毒性試験は実施してない)。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

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