薬効分類 | 肝不全用成分栄養剤 |
一般名 | 肝不全用成分栄養剤 (1) 散 |
薬価 | 88.8円 |
メーカー | 大塚製薬 |
最終更新 | 2021年08月改訂(第1版) 添付文書のPDFはこちら |
通常、成人に1回量として1包(50g)を約180mLの水又は温湯に溶かし(約200kcal/200mL)1日3回食事と共に経口摂取する。
なお、年齢・症状に応じて適宜増減する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤の1日量(150g)で補充される蛋白質量は40.5g、総カロリーは639kcalである。残りの必要量については食事より摂取すること。
7.2. 食事療法を含めた治療状況を十分確認したのち、用法の選択を行うこと。
(参考例1)低蛋白食(蛋白質量40g/日、熱量1600kcal/日)からの切替例:蛋白質量40g/日、熱量1000kcal/日の低蛋白食と本剤3包/日(蛋白質量40.5g/日、熱量639kcal/日)の併用に切り替える。
(参考例2)肝性脳症改善アミノ酸注射液療法からの切替例:蛋白質量40g/日、熱量1000kcal/日の低蛋白食と本剤3包/日(蛋白質量40.5g/日、熱量639kcal/日)の併用に切り替える。
(参考例3)肝臓食(蛋白質量80g/日、熱量2100kcal/日)からの切替例:蛋白質量40g/日、熱量1500kcal/日の低蛋白食と本剤3包/日(蛋白質量40.5g/日、熱量639kcal/日)の併用に切り替える。
肝性脳症を伴う慢性肝不全患者の栄養状態の改善。
(効能又は効果に関連する注意)
肝性脳症を伴う慢性肝不全患者の維持療法に使用すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 低血糖(1%未満):低血糖(冷汗、気分不良、ふるえ、動悸等)があらわれることがある。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(1%未満)発疹、そう痒感。
2). 消化器:(1〜5%未満)下痢、腹部膨満感、嘔気・嘔吐、食欲不振、(1%未満)心窩部痛・腹痛、胸やけ、口唇炎、気分不良、空腹感、(頻度不明)舌炎。
3). 肝臓:(1%未満)黄疸、肝機能障害。
4). 代謝異常:(1%未満)高アンモニア血症、腹水、口渇、血糖値上昇、(頻度不明)低カリウム血症、浮腫、体重増加、偽アルドステロン症、代謝性アシドーシス。
5). 精神神経系:(1%未満)頭痛・頭重感、めまい・眠気。
6). その他:(1%未満)貧血、ほてり、(頻度不明)尿量減少、四肢麻痺、血圧上昇。
2.1. 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 牛乳に対しアレルギーのある患者[本剤は添加剤としてカゼインを含有する]。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(生殖能を有する者)
〔9.5.1参照〕。
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
(妊婦)
9.5.1. 妊娠3箇月以内又は妊娠を希望する女性:用法及び用量に留意し、本剤によるビタミンAの投与は5000IU/日未満に留めるなど必要な注意を行うこと。外国において、妊娠前3箇月から妊娠初期3箇月までにビタミンAを10000IU/日以上摂取した女性から出生した児に、頭蓋神経堤などを中心とする奇形発現の増加が推定されたとする疫学調査結果がある〔9.4生殖能を有する者の項参照〕。
9.5.2. 妊婦<妊娠3箇月以内の女性を除く>:治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤調製時の注意
14.1.1. 本剤1包(50g)を約1kcal/mLに調製する場合、容器に水又は温湯(約50℃)を約180mL入れ、本剤1包を加えて溶かす。この場合、溶解後の液量は約200mL(約1kcal/mL)となる。
14.1.2. 味などの問題のため、投与が困難な場合は濃度を約0.8kcal/mL(1包50gを水又は温湯約230mLに溶解)に下げて投与すること。
14.1.3. 水分の制限を必要とする場合は濃度を約2kcal/mL(1包50gを水又は温湯約80mLに溶解)に上げて投与すること。
14.1.4. 熱湯による溶解は蛋白変性の原因となるので避けること。
14.1.5. 患者の好みに応じて繊維分を含む野菜などを混ぜて良いが、果物の生ジュースは酸性のため、混ぜるとゲル化するので避けること。
14.2. 薬剤調製後の注意
用時調製するが、調製後10時間以内に使用する(また、調製後やむなく保存する場合は冷所保存が望ましい)。
14.3. 薬剤投与時の注意
経口的に投与する薬剤であるので、血管内に投与しないこと。
(保管上の注意)
室温保存。
薬効分類 | 肝不全用成分栄養剤 |
一般名 | 肝不全用成分栄養剤 (1) 散 |
薬価 | 88.8円 |
メーカー | 大塚製薬 |
最終更新 | 2021年08月改訂(第1版) 添付文書のPDFはこちら |
通常、成人に1回量として1包(50g)を約180mLの水又は温湯に溶かし(約200kcal/200mL)1日3回食事と共に経口摂取する。
なお、年齢・症状に応じて適宜増減する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤の1日量(150g)で補充される蛋白質量は40.5g、総カロリーは639kcalである。残りの必要量については食事より摂取すること。
7.2. 食事療法を含めた治療状況を十分確認したのち、用法の選択を行うこと。
(参考例1)低蛋白食(蛋白質量40g/日、熱量1600kcal/日)からの切替例:蛋白質量40g/日、熱量1000kcal/日の低蛋白食と本剤3包/日(蛋白質量40.5g/日、熱量639kcal/日)の併用に切り替える。
(参考例2)肝性脳症改善アミノ酸注射液療法からの切替例:蛋白質量40g/日、熱量1000kcal/日の低蛋白食と本剤3包/日(蛋白質量40.5g/日、熱量639kcal/日)の併用に切り替える。
(参考例3)肝臓食(蛋白質量80g/日、熱量2100kcal/日)からの切替例:蛋白質量40g/日、熱量1500kcal/日の低蛋白食と本剤3包/日(蛋白質量40.5g/日、熱量639kcal/日)の併用に切り替える。
肝性脳症を伴う慢性肝不全患者の栄養状態の改善。
(効能又は効果に関連する注意)
肝性脳症を伴う慢性肝不全患者の維持療法に使用すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 低血糖(1%未満):低血糖(冷汗、気分不良、ふるえ、動悸等)があらわれることがある。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(1%未満)発疹、そう痒感。
2). 消化器:(1〜5%未満)下痢、腹部膨満感、嘔気・嘔吐、食欲不振、(1%未満)心窩部痛・腹痛、胸やけ、口唇炎、気分不良、空腹感、(頻度不明)舌炎。
3). 肝臓:(1%未満)黄疸、肝機能障害。
4). 代謝異常:(1%未満)高アンモニア血症、腹水、口渇、血糖値上昇、(頻度不明)低カリウム血症、浮腫、体重増加、偽アルドステロン症、代謝性アシドーシス。
5). 精神神経系:(1%未満)頭痛・頭重感、めまい・眠気。
6). その他:(1%未満)貧血、ほてり、(頻度不明)尿量減少、四肢麻痺、血圧上昇。
2.1. 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 牛乳に対しアレルギーのある患者[本剤は添加剤としてカゼインを含有する]。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(生殖能を有する者)
〔9.5.1参照〕。
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
(妊婦)
9.5.1. 妊娠3箇月以内又は妊娠を希望する女性:用法及び用量に留意し、本剤によるビタミンAの投与は5000IU/日未満に留めるなど必要な注意を行うこと。外国において、妊娠前3箇月から妊娠初期3箇月までにビタミンAを10000IU/日以上摂取した女性から出生した児に、頭蓋神経堤などを中心とする奇形発現の増加が推定されたとする疫学調査結果がある〔9.4生殖能を有する者の項参照〕。
9.5.2. 妊婦<妊娠3箇月以内の女性を除く>:治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤調製時の注意
14.1.1. 本剤1包(50g)を約1kcal/mLに調製する場合、容器に水又は温湯(約50℃)を約180mL入れ、本剤1包を加えて溶かす。この場合、溶解後の液量は約200mL(約1kcal/mL)となる。
14.1.2. 味などの問題のため、投与が困難な場合は濃度を約0.8kcal/mL(1包50gを水又は温湯約230mLに溶解)に下げて投与すること。
14.1.3. 水分の制限を必要とする場合は濃度を約2kcal/mL(1包50gを水又は温湯約80mLに溶解)に上げて投与すること。
14.1.4. 熱湯による溶解は蛋白変性の原因となるので避けること。
14.1.5. 患者の好みに応じて繊維分を含む野菜などを混ぜて良いが、果物の生ジュースは酸性のため、混ぜるとゲル化するので避けること。
14.2. 薬剤調製後の注意
用時調製するが、調製後10時間以内に使用する(また、調製後やむなく保存する場合は冷所保存が望ましい)。
14.3. 薬剤投与時の注意
経口的に投与する薬剤であるので、血管内に投与しないこと。
(保管上の注意)
室温保存。
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