薬剤情報
後発品
薬効分類解毒薬 > イホスファミド/シクロホスファミド泌尿器障害発現抑制薬
一般名メスナ注射液
薬価670
メーカー塩野義製薬
最終更新
2023年06月改訂(第1版)
添付文書のPDFはこちら

用法・用量

(1). イホスファミド投与

通常、メスナとして、イホスファミド1日量の20%相当量を1回量とし、1日3回(イホスファミド投与時、4時間後、8時間後)静脈内注射するが、メスナ1日量としてイホスファミド1日量の最大100%相当量まで投与することができる。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

(2). シクロホスファミド(造血幹細胞移植の前治療)投与

通常、成人にはメスナとして、シクロホスファミド1日量の40%相当量を1回量とし、1日3回(シクロホスファミド投与時、4時間後、8時間後)30分かけて点滴静注する。

効能・効果

イホスファミド投与又はシクロホスファミド<造血幹細胞移植の前治療>投与に伴う泌尿器系障害(出血性膀胱炎、排尿障害等)の発現抑制。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 血液:(頻度不明)白血球減少。

2). 過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒、紅斑、水疱、蕁麻疹、粘膜疹。

3). 消化器:(2%未満)悪心・嘔吐、(頻度不明)食欲不振、下痢、味覚異常。

4). 肝臓:(2%未満)AST上昇、ALT上昇。

5). 精神神経系:(2%未満)頭痛。

6). 筋・骨格:(頻度不明)四肢疼痛。

7). 投与部位:(頻度不明)注射部疼痛、注射部腫脹。

8). 循環器:(頻度不明)血圧低下、頻脈。

9). その他:(頻度不明)倦怠感、脱力感、浮腫、発熱。

禁忌

本剤の成分又は他のチオール化合物に対し過敏症の既往歴のある患者。

重要な基本的注意

8.1. 本剤は泌尿器系障害を発現させるイホスファミド又はシクロホスファミド投与の場合に限り使用すること。

8.2. 本剤は必ず抗悪性腫瘍剤(イホスファミドあるいはシクロホスファミド等)と併用されるため、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで使用すること。

また、適応患者の選択にあたっては、各併用抗悪性腫瘍剤の電子添文を参照して十分注意すること。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

相互作用

10.2. 併用注意:

イホスファミド[併用により脳症があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと(機序は不明である)]。

高齢者

イホスファミド又はシクロホスファミドの減量に応じて、本剤を減量し投与すること(一般に生理機能が低下している)。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい(動物試験(ラット)で本剤の胎仔毒性及び催奇形作用は認められないが、本剤はイホスファミド又はシクロホスファミドと併用され、イホスファミドあるいはシクロホスファミドでは動物試験(ラット)で催奇形作用が報告されている)。

(授乳婦)

本剤、イホスファミド又はシクロホスファミドの投与中は授乳を避けさせること(動物試験(ラット)で本剤及びイホスファミドの乳汁移行が認められ、ヒトにおけるシクロホスファミドの乳汁移行が報告されている)。

臨床検査結果に及ぼす影響

試験紙による尿中ケトン体検査では偽陽性を呈することがあるので注意すること。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤調製時の注意

シスプラチンとの混注はシスプラチンの活性低下を来すので、配合しないこと(併用する場合はそれぞれ別経路で投与すること)。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

ウロミテキサン注400mg
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2023年06月改訂(第1版)
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一般名メスナ注射液
薬価670
メーカー塩野義製薬
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用法・用量

(1). イホスファミド投与

通常、メスナとして、イホスファミド1日量の20%相当量を1回量とし、1日3回(イホスファミド投与時、4時間後、8時間後)静脈内注射するが、メスナ1日量としてイホスファミド1日量の最大100%相当量まで投与することができる。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

(2). シクロホスファミド(造血幹細胞移植の前治療)投与

通常、成人にはメスナとして、シクロホスファミド1日量の40%相当量を1回量とし、1日3回(シクロホスファミド投与時、4時間後、8時間後)30分かけて点滴静注する。

効能・効果

イホスファミド投与又はシクロホスファミド<造血幹細胞移植の前治療>投与に伴う泌尿器系障害(出血性膀胱炎、排尿障害等)の発現抑制。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 血液:(頻度不明)白血球減少。

2). 過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒、紅斑、水疱、蕁麻疹、粘膜疹。

3). 消化器:(2%未満)悪心・嘔吐、(頻度不明)食欲不振、下痢、味覚異常。

4). 肝臓:(2%未満)AST上昇、ALT上昇。

5). 精神神経系:(2%未満)頭痛。

6). 筋・骨格:(頻度不明)四肢疼痛。

7). 投与部位:(頻度不明)注射部疼痛、注射部腫脹。

8). 循環器:(頻度不明)血圧低下、頻脈。

9). その他:(頻度不明)倦怠感、脱力感、浮腫、発熱。

禁忌

本剤の成分又は他のチオール化合物に対し過敏症の既往歴のある患者。

重要な基本的注意

8.1. 本剤は泌尿器系障害を発現させるイホスファミド又はシクロホスファミド投与の場合に限り使用すること。

8.2. 本剤は必ず抗悪性腫瘍剤(イホスファミドあるいはシクロホスファミド等)と併用されるため、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで使用すること。

また、適応患者の選択にあたっては、各併用抗悪性腫瘍剤の電子添文を参照して十分注意すること。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

相互作用

10.2. 併用注意:

イホスファミド[併用により脳症があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと(機序は不明である)]。

高齢者

イホスファミド又はシクロホスファミドの減量に応じて、本剤を減量し投与すること(一般に生理機能が低下している)。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい(動物試験(ラット)で本剤の胎仔毒性及び催奇形作用は認められないが、本剤はイホスファミド又はシクロホスファミドと併用され、イホスファミドあるいはシクロホスファミドでは動物試験(ラット)で催奇形作用が報告されている)。

(授乳婦)

本剤、イホスファミド又はシクロホスファミドの投与中は授乳を避けさせること(動物試験(ラット)で本剤及びイホスファミドの乳汁移行が認められ、ヒトにおけるシクロホスファミドの乳汁移行が報告されている)。

臨床検査結果に及ぼす影響

試験紙による尿中ケトン体検査では偽陽性を呈することがあるので注意すること。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤調製時の注意

シスプラチンとの混注はシスプラチンの活性低下を来すので、配合しないこと(併用する場合はそれぞれ別経路で投与すること)。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

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