薬剤情報
後発品
薬効分類セフェム系抗生物質
一般名セフロキシムアキセチル錠
薬価62
メーカーGSK
最終更新2020年10月改訂(第17版)

用法・用量

セフロキシム アキセチルとして1回250mg(力価)を1日3回食後経口投与する。

重症又は効果不十分と思われる症例には1回500mg(力価)を1日3回食後経口投与する。なお、年齢及び症状により適宜増減する。

用法・用量(補足)

<用法・用量に関連する使用上の注意>

1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最少限の期間の投与にとどめる。

2.腎機能障害患者では、血中濃度半減期の延長及び尿中排泄率の低下が認められ、血中濃度が増大するので、腎機能障害の程度に応じて投与量、投与間隔の調節が必要である[次に投与法の一例を示す:クレアチニンクリアランス≧50mL/min:投与量250又は500mg(力価)、投与間隔8時間、クレアチニンクリアランス30〜49mL/min:投与量250又は500mg(力価)、投与間隔12時間、クレアチニンクリアランス10〜29mL/min:投与量250又は500mg(力価)、投与間隔24時間、クレアチニンクリアランス<10mL/min:投与量250又は500mg(力価)、投与間隔48時間]。

効能・効果

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管炎・リンパ節炎、慢性膿皮症、ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎(単純性膀胱炎に限る)、前立腺炎(前立腺炎<急性症>、前立腺炎<慢性症>)、精巣上体炎(副睾丸炎)、尿道炎、麦粒腫、瞼板腺炎、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎。

効能・効果(補足)

<効能・効果に関連する使用上の注意>

咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、中耳炎、副鼻腔炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与する。

適応菌種

セフロキシムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、モラクセラ・カタラーリス(ブランハメラ・カタラーリス)、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、アクネ菌。

副作用

総症例15,782例中、314例(1.99%)に臨床検査値の変動を含む副作用が報告されている。その主なものは、下痢、悪心等の消化器症状159例(1.01%)、AST(GOT)、ALT(GPT)上昇等の肝機能異常75例(0.48%)、好酸球増多、白血球減少等の血液像異常38例(0.24%)であった(再審査終了時)。

重大な副作用

1.重大な副作用

1).ショック、アナフィラキシーを起こすことがあるので観察を十分に行い、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、呼吸困難、蕁麻疹、血管性浮腫等が現れた場合には投与を中止し適切な処置を行う。

2).急性腎障害等の重篤な腎障害が現れることがあるので、定期的に検査を行う等観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。

3).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。

4).偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎が現れることがあるので、腹痛、頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行う。

2.重大な副作用(類薬)

1).他のセフェム系抗生物質で、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血が現れることが報告されているので、このような症状が現れた場合には投与を中止し適切な処置を行う。

2).他のセフェム系抗生物質で、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群等が現れることが報告されているので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。

その他の副作用

3.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。

1).過敏症:(0.1%未満)そう痒、発熱、浮腫、関節痛、(0.1%〜5%未満)蕁麻疹、湿疹等の発疹、(頻度不明)リンパ腺腫脹[このような場合には投与を中止する]。

2).血液:(0.1%未満)貧血、顆粒球減少、血小板減少、(0.1%〜5%未満)好酸球増多。

3).肝臓:(0.1%〜5%未満)肝機能障害(AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、LDH上昇等を含む)、(頻度不明)黄疸。

4).腎臓:(0.1%未満)BUN上昇、クレアチニン上昇等。

5).消化器:(0.1%未満)腹痛、便秘、食欲不振、腹部膨満感、嘔吐、(0.1%〜5%未満)胃痛、胃部不快感、下痢、悪心、(頻度不明)消化不良。

6).菌交代症:(0.1%未満)カンジダ症。

7).ビタミン欠乏症:(頻度不明)ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)。

8).その他:(0.1%未満)眩暈、頭痛、耳痛、口周囲異常感、舌のしびれ感、咽頭異常感、口内炎、口内乾燥、心悸亢進。

禁忌

本剤の成分又はセフロキシムナトリウムに対し過敏症の既往歴のある患者。

原則禁忌

セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者。

慎重投与

1.ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者。

2.本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者。

3.高度腎障害のある患者[血中濃度が持続するので、投与量を減ずるか、投与間隔をあけて使用する]。

4.経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状が現れることがあるので観察を十分に行う]。

5.高齢者。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

ショックが現れる恐れがあるので、十分な問診を行う。

相互作用

併用注意:経口避妊薬[経口避妊薬の効果が減弱する恐れがある(腸内細菌叢を変化させ、経口避妊薬の腸肝循環による再吸収を抑制すると考えられている)]。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

高齢者には、次の点に注意し、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。

1.高齢者では生理機能が低下していることが多く副作用が発現しやすい。

2.高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向が現れることがある。

妊婦・産婦・授乳婦への投与

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。

2.授乳婦への投与は慎重に行う[ヒト母乳中への移行が報告されている]。

新生児・乳児・幼児・小児への投与

(小児等への投与)

小児等に対する安全性は確立していない。

臨床検査結果に及ぼす影響

1.酵素反応を除くベネディクト試薬、フェーリング試薬による尿糖検査では偽陽性を呈することがあるので注意する。

2.直接クームス試験陽性を呈することがあるので注意する。

過量投与

過量投与による大脳刺激により、痙攣等の神経症状を起こすことがある(なお、本剤の血中濃度は透析により下げることができる)。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

保管上の注意

吸湿注意(吸湿性を有するのでPTP包装のまま保存する)。

オラセフ錠250mg
後発品はありません
オラセフ錠250mg
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オラセフ錠250mg

セフェム系抗生物質
2020年10月改訂(第17版)
薬剤情報
後発品
薬効分類セフェム系抗生物質
一般名セフロキシムアキセチル錠
薬価62
メーカーGSK
最終更新2020年10月改訂(第17版)

用法・用量

セフロキシム アキセチルとして1回250mg(力価)を1日3回食後経口投与する。

重症又は効果不十分と思われる症例には1回500mg(力価)を1日3回食後経口投与する。なお、年齢及び症状により適宜増減する。

用法・用量(補足)

<用法・用量に関連する使用上の注意>

1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最少限の期間の投与にとどめる。

2.腎機能障害患者では、血中濃度半減期の延長及び尿中排泄率の低下が認められ、血中濃度が増大するので、腎機能障害の程度に応じて投与量、投与間隔の調節が必要である[次に投与法の一例を示す:クレアチニンクリアランス≧50mL/min:投与量250又は500mg(力価)、投与間隔8時間、クレアチニンクリアランス30〜49mL/min:投与量250又は500mg(力価)、投与間隔12時間、クレアチニンクリアランス10〜29mL/min:投与量250又は500mg(力価)、投与間隔24時間、クレアチニンクリアランス<10mL/min:投与量250又は500mg(力価)、投与間隔48時間]。

効能・効果

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管炎・リンパ節炎、慢性膿皮症、ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎(単純性膀胱炎に限る)、前立腺炎(前立腺炎<急性症>、前立腺炎<慢性症>)、精巣上体炎(副睾丸炎)、尿道炎、麦粒腫、瞼板腺炎、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎。

効能・効果(補足)

<効能・効果に関連する使用上の注意>

咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、中耳炎、副鼻腔炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与する。

適応菌種

セフロキシムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、モラクセラ・カタラーリス(ブランハメラ・カタラーリス)、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、アクネ菌。

副作用

総症例15,782例中、314例(1.99%)に臨床検査値の変動を含む副作用が報告されている。その主なものは、下痢、悪心等の消化器症状159例(1.01%)、AST(GOT)、ALT(GPT)上昇等の肝機能異常75例(0.48%)、好酸球増多、白血球減少等の血液像異常38例(0.24%)であった(再審査終了時)。

重大な副作用

1.重大な副作用

1).ショック、アナフィラキシーを起こすことがあるので観察を十分に行い、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、呼吸困難、蕁麻疹、血管性浮腫等が現れた場合には投与を中止し適切な処置を行う。

2).急性腎障害等の重篤な腎障害が現れることがあるので、定期的に検査を行う等観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。

3).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。

4).偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎が現れることがあるので、腹痛、頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行う。

2.重大な副作用(類薬)

1).他のセフェム系抗生物質で、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血が現れることが報告されているので、このような症状が現れた場合には投与を中止し適切な処置を行う。

2).他のセフェム系抗生物質で、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群等が現れることが報告されているので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。

その他の副作用

3.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。

1).過敏症:(0.1%未満)そう痒、発熱、浮腫、関節痛、(0.1%〜5%未満)蕁麻疹、湿疹等の発疹、(頻度不明)リンパ腺腫脹[このような場合には投与を中止する]。

2).血液:(0.1%未満)貧血、顆粒球減少、血小板減少、(0.1%〜5%未満)好酸球増多。

3).肝臓:(0.1%〜5%未満)肝機能障害(AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、LDH上昇等を含む)、(頻度不明)黄疸。

4).腎臓:(0.1%未満)BUN上昇、クレアチニン上昇等。

5).消化器:(0.1%未満)腹痛、便秘、食欲不振、腹部膨満感、嘔吐、(0.1%〜5%未満)胃痛、胃部不快感、下痢、悪心、(頻度不明)消化不良。

6).菌交代症:(0.1%未満)カンジダ症。

7).ビタミン欠乏症:(頻度不明)ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)。

8).その他:(0.1%未満)眩暈、頭痛、耳痛、口周囲異常感、舌のしびれ感、咽頭異常感、口内炎、口内乾燥、心悸亢進。

禁忌

本剤の成分又はセフロキシムナトリウムに対し過敏症の既往歴のある患者。

原則禁忌

セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者。

慎重投与

1.ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者。

2.本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者。

3.高度腎障害のある患者[血中濃度が持続するので、投与量を減ずるか、投与間隔をあけて使用する]。

4.経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状が現れることがあるので観察を十分に行う]。

5.高齢者。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

ショックが現れる恐れがあるので、十分な問診を行う。

相互作用

併用注意:経口避妊薬[経口避妊薬の効果が減弱する恐れがある(腸内細菌叢を変化させ、経口避妊薬の腸肝循環による再吸収を抑制すると考えられている)]。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

高齢者には、次の点に注意し、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。

1.高齢者では生理機能が低下していることが多く副作用が発現しやすい。

2.高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向が現れることがある。

妊婦・産婦・授乳婦への投与

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。

2.授乳婦への投与は慎重に行う[ヒト母乳中への移行が報告されている]。

新生児・乳児・幼児・小児への投与

(小児等への投与)

小児等に対する安全性は確立していない。

臨床検査結果に及ぼす影響

1.酵素反応を除くベネディクト試薬、フェーリング試薬による尿糖検査では偽陽性を呈することがあるので注意する。

2.直接クームス試験陽性を呈することがあるので注意する。

過量投与

過量投与による大脳刺激により、痙攣等の神経症状を起こすことがある(なお、本剤の血中濃度は透析により下げることができる)。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

保管上の注意

吸湿注意(吸湿性を有するのでPTP包装のまま保存する)。

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