薬効分類 | 中枢性非麻薬性鎮咳薬 |
一般名 | デキストロメトルファン臭化水素酸塩10%散 |
薬価 | 6.5円 |
メーカー | 日医工 |
最終更新 | 2022年06月改訂(第3版) |
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物として、通常成人1回15〜30mgを1日1〜4回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1.次記疾患に伴う咳嗽:感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)。
2.気管支造影術及び気管支鏡検査時の咳嗽。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
1).呼吸抑制:呼吸抑制が現れることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2).ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、蕁麻疹、血管浮腫等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).過敏症:発疹[症状が現れた場合には投与を中止する]。
2).精神神経系:眠気、頭痛、眩暈、不快、不眠。
3).消化器:悪心・嘔吐、食欲不振、便秘、腹痛、口渇、おくび。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する。
本剤は、主に肝代謝酵素CYP2D6で代謝される。
併用注意:
1.選択的MAO−B阻害剤(セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩、サフィナミドメシル酸塩)[セロトニン症候群が現れることがある(本剤及びこれらの薬剤は脳内のセロトニン濃度を上昇させる作用を有するため、併用によりセロトニンの濃度が更に高くなる恐れがある)]。
2.薬物代謝酵素<CYP2D6>を阻害する薬剤(キニジン、アミオダロン、テルビナフィン等)[本剤の血中濃度が上昇することがある(これらの薬剤の薬物代謝酵素(CYP2D6)阻害作用により、本剤の代謝が阻害されるため)]。
3.セロトニン作用薬(選択的セロトニン再取り込み阻害剤<SSRI>等)[セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状が現れることがある(セロトニン作用が増強する恐れがある)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
1.過量投与時の徴候、症状:嘔気、嘔吐、尿閉、運動失調、錯乱、興奮、神経過敏、幻覚、呼吸抑制、嗜眠等を起こすことがある。
2.過量投与時の処置:一般的な薬物除去法(胃洗浄、活性炭投与等)により本剤を除去し、また、必要に応じて呼吸管理や対症療法を行う(ナロキソンの投与により改善したとの報告がある)。
(適用上の注意)
調剤時:水剤として配合する場合には、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム等は難溶性のヨウ化水素酸塩を生じ、また、炭酸水素ナトリウム、アンモニア・ウイキョウ精等は遊離の塩基を析出することがあるので、これらとの配合は避ける。
安定性試験:長期保存試験(25℃、相対湿度60%)の結果より、デキストロメトルファン臭化水素酸塩散10%「日医工」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
薬効分類 | 中枢性非麻薬性鎮咳薬 |
一般名 | デキストロメトルファン臭化水素酸塩10%散 |
薬価 | 6.5円 |
メーカー | 日医工 |
最終更新 | 2022年06月改訂(第3版) |
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物として、通常成人1回15〜30mgを1日1〜4回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1.次記疾患に伴う咳嗽:感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)。
2.気管支造影術及び気管支鏡検査時の咳嗽。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
1).呼吸抑制:呼吸抑制が現れることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2).ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、蕁麻疹、血管浮腫等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).過敏症:発疹[症状が現れた場合には投与を中止する]。
2).精神神経系:眠気、頭痛、眩暈、不快、不眠。
3).消化器:悪心・嘔吐、食欲不振、便秘、腹痛、口渇、おくび。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する。
本剤は、主に肝代謝酵素CYP2D6で代謝される。
併用注意:
1.選択的MAO−B阻害剤(セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩、サフィナミドメシル酸塩)[セロトニン症候群が現れることがある(本剤及びこれらの薬剤は脳内のセロトニン濃度を上昇させる作用を有するため、併用によりセロトニンの濃度が更に高くなる恐れがある)]。
2.薬物代謝酵素<CYP2D6>を阻害する薬剤(キニジン、アミオダロン、テルビナフィン等)[本剤の血中濃度が上昇することがある(これらの薬剤の薬物代謝酵素(CYP2D6)阻害作用により、本剤の代謝が阻害されるため)]。
3.セロトニン作用薬(選択的セロトニン再取り込み阻害剤<SSRI>等)[セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状が現れることがある(セロトニン作用が増強する恐れがある)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
1.過量投与時の徴候、症状:嘔気、嘔吐、尿閉、運動失調、錯乱、興奮、神経過敏、幻覚、呼吸抑制、嗜眠等を起こすことがある。
2.過量投与時の処置:一般的な薬物除去法(胃洗浄、活性炭投与等)により本剤を除去し、また、必要に応じて呼吸管理や対症療法を行う(ナロキソンの投与により改善したとの報告がある)。
(適用上の注意)
調剤時:水剤として配合する場合には、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム等は難溶性のヨウ化水素酸塩を生じ、また、炭酸水素ナトリウム、アンモニア・ウイキョウ精等は遊離の塩基を析出することがあるので、これらとの配合は避ける。
安定性試験:長期保存試験(25℃、相対湿度60%)の結果より、デキストロメトルファン臭化水素酸塩散10%「日医工」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
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