薬剤情報
後発品
薬効分類放射性医薬品
一般名ヨウ化ナトリウム (131I) カプセル
薬価69300
メーカーPDRファーマ
最終更新
2022年03月改訂(第2版)
添付文書のPDFはこちら

用法・用量

〈バセドウ病の治療〉

投与量は、甲状腺131I摂取率、推定甲状腺重量、有効半減期等をもとにして、適切な量(期待照射線量30〜70Gy)を算定し、経口投与する。

〈中毒性結節性甲状腺腫の治療〉

結節の大きさ、機能の程度、症状等により適切な量を経口投与する。

〈甲状腺癌及び転移巣の治療〉

本品を1回あたり1.11〜7.4GBq経口投与する。一定の期間後症状等を観察し、適宜再投与する。

〈甲状腺癌転移巣のシンチグラム〉

本品18.5〜370MBqを経口投与し、一定時間後に甲状腺癌転移巣のシンチグラムを得る。

効能・効果

1). 甲状腺機能亢進症の治療。

2). 甲状腺癌及び甲状腺癌転移巣の治療。

3). シンチグラムによる甲状腺癌転移巣の発見。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 過敏症:(頻度不明)発疹。

2). 血液:(頻度不明)白血球減少、ヘモグロビン減少、血小板減少。

3). その他:(頻度不明)喉頭浮腫。

重要な基本的注意

8.1. 治療あるいは診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。

8.2. 治療後、甲状腺機能低下症があらわれることが多いので、その旨を患者に説明しておくことが望ましい。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 重症甲状腺機能亢進症患者:本品投与の前又は後に抗甲状腺剤治療を行うこと(一過性の臨床症状の悪化、甲状腺クリーゼの誘発等があらわれることがあり、また晩発性の副作用として甲状腺機能低下症がみられることが多い)。

高齢者

患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療あるいは診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

授乳を避けさせること。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤投与時の注意

14.1.1. ヨウ素含量の多い薬剤(ヨード造影剤、ルゴール液、ヨードチンキ等)及びヨウ素含量の多い飲食物(コンブ、ワカメ等)、甲状腺ホルモン、抗甲状腺剤は、治療あるいは検査に影響を与えるので、本品投与前後の3日〜1週間は禁止すること。

14.1.2. 本剤は揮散する性質があり、容器内に放射性ヨウ素(I−131)のガスが充満している可能性があるので、容器の蓋を開ける場合はドラフト等で行い、しばらく放置しておく等、取扱いには注意すること。

14.1.3. 放射性ヨウ素−131の治療については、「放射性医薬品を投与された患者の退出について」により、投与量、測定線量率、患者毎の積算線量計算に基づく退出基準が示されている。

[放射性医薬品(ヨウ素−131)を投与された患者の退出・帰宅における放射能量と線量率]

1). 投与量又は体内残留放射能量:500MBq。

2). 患者の体表面から1メートルの点における1センチメートル線量当量率:30μSv/h。

[患者毎の積算線量計算に基づく退出基準に適合する事例]

1). 適用範囲:遠隔転移のない分化型甲状腺癌で甲状腺全摘術後の残存甲状腺破壊(アブレーション)治療*。

2). 投与量:1110MBq。

*実施条件:関連学会が作成した実施要綱に従って実施する場合に限る。

(取扱い上の注意)

放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存すること。

その他の注意

15.1. 臨床使用に基づく情報

晩発性の副作用として、甲状腺癌、白血病、遺伝因子に対する影響が考えられているが、白血病、遺伝因子については現在のところ統計学的に有意な報告はみられない。しかし、甲状腺癌については若年者に対する131I甲状腺治療は成人に対してより甲状腺癌発生の可能性が高いことが指摘されている。

貯法

(保管上の注意)

冷所保存。

ヨウ化ナトリウムカプセル−50号
後発品はありません
ヨウ化ナトリウムカプセル−50号
ヨウ化ナトリウムカプセル−50号

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一般名ヨウ化ナトリウム (131I) カプセル
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用法・用量

〈バセドウ病の治療〉

投与量は、甲状腺131I摂取率、推定甲状腺重量、有効半減期等をもとにして、適切な量(期待照射線量30〜70Gy)を算定し、経口投与する。

〈中毒性結節性甲状腺腫の治療〉

結節の大きさ、機能の程度、症状等により適切な量を経口投与する。

〈甲状腺癌及び転移巣の治療〉

本品を1回あたり1.11〜7.4GBq経口投与する。一定の期間後症状等を観察し、適宜再投与する。

〈甲状腺癌転移巣のシンチグラム〉

本品18.5〜370MBqを経口投与し、一定時間後に甲状腺癌転移巣のシンチグラムを得る。

効能・効果

1). 甲状腺機能亢進症の治療。

2). 甲状腺癌及び甲状腺癌転移巣の治療。

3). シンチグラムによる甲状腺癌転移巣の発見。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 過敏症:(頻度不明)発疹。

2). 血液:(頻度不明)白血球減少、ヘモグロビン減少、血小板減少。

3). その他:(頻度不明)喉頭浮腫。

重要な基本的注意

8.1. 治療あるいは診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。

8.2. 治療後、甲状腺機能低下症があらわれることが多いので、その旨を患者に説明しておくことが望ましい。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 重症甲状腺機能亢進症患者:本品投与の前又は後に抗甲状腺剤治療を行うこと(一過性の臨床症状の悪化、甲状腺クリーゼの誘発等があらわれることがあり、また晩発性の副作用として甲状腺機能低下症がみられることが多い)。

高齢者

患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療あるいは診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

授乳を避けさせること。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤投与時の注意

14.1.1. ヨウ素含量の多い薬剤(ヨード造影剤、ルゴール液、ヨードチンキ等)及びヨウ素含量の多い飲食物(コンブ、ワカメ等)、甲状腺ホルモン、抗甲状腺剤は、治療あるいは検査に影響を与えるので、本品投与前後の3日〜1週間は禁止すること。

14.1.2. 本剤は揮散する性質があり、容器内に放射性ヨウ素(I−131)のガスが充満している可能性があるので、容器の蓋を開ける場合はドラフト等で行い、しばらく放置しておく等、取扱いには注意すること。

14.1.3. 放射性ヨウ素−131の治療については、「放射性医薬品を投与された患者の退出について」により、投与量、測定線量率、患者毎の積算線量計算に基づく退出基準が示されている。

[放射性医薬品(ヨウ素−131)を投与された患者の退出・帰宅における放射能量と線量率]

1). 投与量又は体内残留放射能量:500MBq。

2). 患者の体表面から1メートルの点における1センチメートル線量当量率:30μSv/h。

[患者毎の積算線量計算に基づく退出基準に適合する事例]

1). 適用範囲:遠隔転移のない分化型甲状腺癌で甲状腺全摘術後の残存甲状腺破壊(アブレーション)治療*。

2). 投与量:1110MBq。

*実施条件:関連学会が作成した実施要綱に従って実施する場合に限る。

(取扱い上の注意)

放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存すること。

その他の注意

15.1. 臨床使用に基づく情報

晩発性の副作用として、甲状腺癌、白血病、遺伝因子に対する影響が考えられているが、白血病、遺伝因子については現在のところ統計学的に有意な報告はみられない。しかし、甲状腺癌については若年者に対する131I甲状腺治療は成人に対してより甲状腺癌発生の可能性が高いことが指摘されている。

貯法

(保管上の注意)

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