薬効分類 | 高カロリー輸液用総合ビタミン剤 |
一般名 | 高カロリー輸液用総合ビタミン剤 (4) 注射液 |
薬価 | 223円 |
メーカー | 日医工ファーマ |
最終更新 | 2023年08月改訂(第1版) 添付文書のPDFはこちら |
本剤を高カロリー経静脈栄養輸液に溶解し、点滴静注する。
用量は通常、成人1日1瓶とする。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
(用法及び用量に関連する注意)
本剤は高カロリー静脈栄養輸液添加用ビタミン剤であるため、単独投与及び末梢静脈内投与は避けること。
経口栄養補給が不能又は不十分、経腸管栄養補給が不能又は不十分で高カロリー静脈栄養に頼らざるを得ない場合のビタミン補給。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):血圧低下、意識障害、呼吸困難、チアノーゼ、悪心、胸内苦悶、顔面潮紅、そう痒感、発汗等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(頻度不明)蕁麻疹、発疹、顔面潮紅。
2). 消化器:(頻度不明)悪心、下痢、腹痛、食欲不振。
2.1. 本剤又は本剤配合成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 血友病患者[パンテノールを含有しているため、出血時間を延長するおそれがある]。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 高カルシウム血症の患者:血液、尿検査を行い、異常が認められた場合には、投与を中止すること(エルゴカルシフェロールを含有している)。
9.1.2. 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギーを起こしやすい体質をもつ患者:過敏症等の副作用が強くあらわれることがある。
9.1.3. 薬物過敏症の既往歴のある患者。
(腎機能障害患者)
腎機能障害患者:副作用が強くあらわれることがある。
(生殖能を有する者)
〔9.5.1参照〕。
10.2. 併用注意:
1). レボドパ[レボドパの作用を減じるおそれがある(ピリドキシン塩酸塩がレボドパの脱炭酸化を促進し、脳内作用部位への到達量を減少させる)]。
2). ワルファリン[ワルファリンの作用を減弱させるおそれがある(フィトナジオンがワルファリンの作用に拮抗するため(本剤はフィトナジオン2mgを含有する))]。
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
(妊婦)
9.5.1. 妊娠3ヵ月以内又は妊娠を希望する女性:投与する場合には、用法及び用量に留意し、本剤によるビタミンAの投与は5000IU/日未満に留めるなど必要な注意を行うこと。外国において、妊娠前3ヵ月から妊娠初期3ヵ月までにビタミンAを10000IU/日以上摂取した女性から出生した児に、頭蓋神経堤などを中心とする奇形発現の増加が推定されたとする疫学調査結果がある〔9.4生殖能を有する者の項参照〕。
9.5.2. 妊婦<妊娠3ヵ月以内の女性を除く>:治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.5.3. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性:ビタミンD過剰にならないように、慎重に投与すること。
(授乳婦)
9.6.1. 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.6.2. ビタミンD過剰にならないように、慎重に投与すること。
9.7.1. 小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.7.2. ビタミンD過剰にならないように、慎重に投与すること。
12.1. アスコルビン酸を含有しているため、尿糖の検出を妨害することがある(また、各種の尿検査(潜血、ビリルビン、亜硝酸塩)・便潜血反応検査で、偽陰性を呈することがある)。
12.2. リボフラビンリン酸エステルナトリウムを含有しているため、尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤調製時の注意
14.1.1. アミノ酸製剤とのみ混合した場合、ビタミンの分解が促進されることがある。また、本剤を高カロリー静脈栄養輸液に混合後、通常12時間以内に投与を終了すること。
14.1.2. 配合薬剤によってビタミンの分解が促進されることがあるので、注意すること。
14.2. 薬剤投与時の注意
14.2.1. 急速に静脈内投与すると、一過性血圧低下を起こすおそれがあるので、必ず用法及び用量に従って投与すること。
14.2.2. ビタミンの光分解を防ぐため、遮光カバー(橙黄褐色ポリエチレン製カバー等)で輸液瓶又は輸液バッグを被覆して使用すること。
14.2.3. 可塑剤としてDEHP[di−(2−ethylhexyl)phthalate;フタル酸ジ−(2−エチルヘキシル)]を含むポリ塩化ビニル製の輸液セット等を使用した場合、DEHPが製剤中に溶出するので、DEHPを含まない輸液セット等を使用することが望ましい。
14.2.4. 細菌などによる汚染を避けるため、一部使用後の残液は使用しないこと。
(取扱い上の注意)
外箱開封後は遮光して保存すること。
(保管上の注意)
冷所(10℃以下)保存。
薬効分類 | 高カロリー輸液用総合ビタミン剤 |
一般名 | 高カロリー輸液用総合ビタミン剤 (4) 注射液 |
薬価 | 223円 |
メーカー | 日医工ファーマ |
最終更新 | 2023年08月改訂(第1版) 添付文書のPDFはこちら |
本剤を高カロリー経静脈栄養輸液に溶解し、点滴静注する。
用量は通常、成人1日1瓶とする。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
(用法及び用量に関連する注意)
本剤は高カロリー静脈栄養輸液添加用ビタミン剤であるため、単独投与及び末梢静脈内投与は避けること。
経口栄養補給が不能又は不十分、経腸管栄養補給が不能又は不十分で高カロリー静脈栄養に頼らざるを得ない場合のビタミン補給。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):血圧低下、意識障害、呼吸困難、チアノーゼ、悪心、胸内苦悶、顔面潮紅、そう痒感、発汗等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(頻度不明)蕁麻疹、発疹、顔面潮紅。
2). 消化器:(頻度不明)悪心、下痢、腹痛、食欲不振。
2.1. 本剤又は本剤配合成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 血友病患者[パンテノールを含有しているため、出血時間を延長するおそれがある]。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 高カルシウム血症の患者:血液、尿検査を行い、異常が認められた場合には、投与を中止すること(エルゴカルシフェロールを含有している)。
9.1.2. 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギーを起こしやすい体質をもつ患者:過敏症等の副作用が強くあらわれることがある。
9.1.3. 薬物過敏症の既往歴のある患者。
(腎機能障害患者)
腎機能障害患者:副作用が強くあらわれることがある。
(生殖能を有する者)
〔9.5.1参照〕。
10.2. 併用注意:
1). レボドパ[レボドパの作用を減じるおそれがある(ピリドキシン塩酸塩がレボドパの脱炭酸化を促進し、脳内作用部位への到達量を減少させる)]。
2). ワルファリン[ワルファリンの作用を減弱させるおそれがある(フィトナジオンがワルファリンの作用に拮抗するため(本剤はフィトナジオン2mgを含有する))]。
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
(妊婦)
9.5.1. 妊娠3ヵ月以内又は妊娠を希望する女性:投与する場合には、用法及び用量に留意し、本剤によるビタミンAの投与は5000IU/日未満に留めるなど必要な注意を行うこと。外国において、妊娠前3ヵ月から妊娠初期3ヵ月までにビタミンAを10000IU/日以上摂取した女性から出生した児に、頭蓋神経堤などを中心とする奇形発現の増加が推定されたとする疫学調査結果がある〔9.4生殖能を有する者の項参照〕。
9.5.2. 妊婦<妊娠3ヵ月以内の女性を除く>:治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.5.3. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性:ビタミンD過剰にならないように、慎重に投与すること。
(授乳婦)
9.6.1. 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.6.2. ビタミンD過剰にならないように、慎重に投与すること。
9.7.1. 小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.7.2. ビタミンD過剰にならないように、慎重に投与すること。
12.1. アスコルビン酸を含有しているため、尿糖の検出を妨害することがある(また、各種の尿検査(潜血、ビリルビン、亜硝酸塩)・便潜血反応検査で、偽陰性を呈することがある)。
12.2. リボフラビンリン酸エステルナトリウムを含有しているため、尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤調製時の注意
14.1.1. アミノ酸製剤とのみ混合した場合、ビタミンの分解が促進されることがある。また、本剤を高カロリー静脈栄養輸液に混合後、通常12時間以内に投与を終了すること。
14.1.2. 配合薬剤によってビタミンの分解が促進されることがあるので、注意すること。
14.2. 薬剤投与時の注意
14.2.1. 急速に静脈内投与すると、一過性血圧低下を起こすおそれがあるので、必ず用法及び用量に従って投与すること。
14.2.2. ビタミンの光分解を防ぐため、遮光カバー(橙黄褐色ポリエチレン製カバー等)で輸液瓶又は輸液バッグを被覆して使用すること。
14.2.3. 可塑剤としてDEHP[di−(2−ethylhexyl)phthalate;フタル酸ジ−(2−エチルヘキシル)]を含むポリ塩化ビニル製の輸液セット等を使用した場合、DEHPが製剤中に溶出するので、DEHPを含まない輸液セット等を使用することが望ましい。
14.2.4. 細菌などによる汚染を避けるため、一部使用後の残液は使用しないこと。
(取扱い上の注意)
外箱開封後は遮光して保存すること。
(保管上の注意)
冷所(10℃以下)保存。
薬剤写真、用法用量、効能効果や後発品の情報が一度に参照でき、関連情報へ簡単にアクセスができます。
一般名、製品名どちらでも検索可能!
※ ご使用いただく際に、必ず最新の添付文書および安全性情報も併せてご確認下さい。