薬剤情報
後発品
薬効分類糖尿病薬 > ヒトグルカゴン様ペプチド−1 (GLP−1) 受容体作動薬
一般名リラグルチド (遺伝子組換え) キット
薬価9458
メーカーノボ ノルディスク ファーマ
最終更新2023年02月改訂(第2版)

用法・用量

通常、成人には、リラグルチド(遺伝子組換え)として、0.9mgを維持用量とし、1日1回朝又は夕に皮下注射する。ただし、1日1回0.3mgから開始し、1週間以上の間隔で0.3mgずつ増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減し、1日0.9mgで効果不十分な場合には、1週間以上の間隔で0.3mgずつ最高1.8mgまで増量できる。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

7.1. 本剤は、1日1回朝又は夕に投与するが、投与は可能な限り同じ時刻に行うこと。

7.2. 胃腸障害の発現を軽減するため、低用量より投与を開始し、用量の漸増を行うこと。

良好な忍容性が得られない患者では減量を考慮し、さらに症状が持続する場合は、休薬を考慮すること(1〜2日間の減量又は休薬で症状が消失すれば、減量前又は休薬前の用量の投与を再開できる)。

効能・効果

2型糖尿病。

効能・効果に関連する注意

(効能又は効果に関連する注意)

本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 低血糖(頻度不明):脱力感、倦怠感、高度空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、知覚異常等の低血糖症状があらわれることがある。また、重篤な低血糖症状があらわれ意識消失を来す例も報告されている。

低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α−グルコシダーゼ阻害剤との併用時に低血糖症状が認められた場合には、ブドウ糖を投与すること。また、低血糖症状が認められた場合には、患者の状態に応じて、本剤あるいは併用している糖尿病用薬を減量するなど適切な処置を行うこと〔8.3、8.4、9.1.4、10.2、17.1.1−17.1.5参照〕。

11.1.2. 膵炎(頻度不明):嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等、異常が認められた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、急性膵炎と診断された場合は、本剤の投与を中止し、再投与は行わないこと。なお海外にて、非常にまれであるが壊死性膵炎の報告がある〔8.5、8.6、9.1.2参照〕。

11.1.3. 腸閉塞(頻度不明):高度便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと〔9.1.1参照〕。

11.1.4. 胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸(いずれも頻度不明)〔8.8参照〕。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 感染症:(0.2〜1%未満)胃腸炎。

2). 血液及びリンパ系障害:(0.2〜1%未満)貧血。

3). 内分泌障害:(1〜5%未満)甲状腺腫瘤。

4). 代謝及び栄養障害:(1〜5%未満)食欲減退、(0.2〜1%未満)高脂血症、(頻度不明)脱水。

5). 神経系障害:(0.2〜1%未満)頭痛、浮動性めまい、感覚鈍麻、味覚異常。

6). 眼障害:(1〜5%未満)糖尿病性網膜症。

7). 心臓障害:(0.2〜1%未満)心室性期外収縮、(頻度不明)*心拍数増加[*:心拍数の増加が持続的にみられた場合には患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと]。

8). 血管障害:(0.2〜1%未満)高血圧。

9). 呼吸器、胸郭及び縦隔障害:(0.2〜1%未満)咳嗽。

10). 胃腸障害:(5%以上)便秘、悪心、(1〜5%未満)下痢、腹部不快感、消化不良、腹部膨満、嘔吐、腹痛、(0.2〜1%未満)胃食道逆流性疾患、胃炎、おくび、(頻度不明)鼓腸。

11). 肝胆道系障害:(0.2〜1%未満)肝機能異常、(頻度不明)胆石症。

12). 皮膚及び皮下組織障害:(0.2〜1%未満)じん麻疹、皮膚そう痒症、紅斑、湿疹、発疹、(頻度不明)*皮膚アミロイドーシス[*:同一箇所への繰り返し投与により、注射箇所に皮膚アミロイドーシスがあらわれることがある]。

13). 全身障害及び投与部位状態:(1〜5%未満)注射部位反応(注射部位紅斑、注射部位発疹、注射部位内出血、注射部位疼痛等)、(0.2〜1%未満)倦怠感、胸痛。

14). 臨床検査:(1〜5%未満)膵酵素増加(リパーゼ増加、アミラーゼ増加等)、(0.2〜1%未満)ALT増加、AST増加、体重減少[これらの臨床検査値の変動に関連した症状は認められなかった]。

禁忌

2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

2.2. 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、1型糖尿病患者[インスリン製剤による速やかな治療が必須となるので、本剤を投与すべきでない]。

2.3. 重症感染症、手術等の緊急の場合[インスリン製剤による血糖管理が望まれるので、本剤の投与は適さない]。

重要な基本的注意

8.1. 本剤はインスリンの代替薬ではないため、本剤の投与に際しては、患者のインスリン依存状態を確認し、投与の可否を判断すること(インスリン依存状態の患者で、インスリンから本剤に切り替え、急激な高血糖及び糖尿病性ケトアシドーシスが発現した症例が報告されている)。

8.2. 投与する場合には、血糖、尿糖を定期的に検査し、薬剤の効果を確かめ、3〜4ヵ月間投与して効果が不十分な場合には、速やかに他の治療薬への切り替えを行うこと。

8.3. 本剤の使用にあたっては、患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること〔9.1.4、11.1.1参照〕。

8.4. 低血糖症状を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときには注意すること〔11.1.1参照〕。

8.5. 急性膵炎の初期症状(嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等)があらわれた場合は、使用を中止し、速やかに医師の診断を受けるよう指導すること〔9.1.2、11.1.2参照〕。

8.6. 胃腸障害が発現した場合、急性膵炎の可能性を考慮し、必要に応じて画像検査等による原因精査を考慮する等、慎重に対応すること〔9.1.2、11.1.2参照〕。

8.7. 本剤投与中は、甲状腺関連の症候の有無を確認し、甲状腺関連の異常が認められた場合には、専門医を受診するよう指導すること〔15.2参照〕。

8.8. 胆石症、胆嚢炎、胆管炎又は胆汁うっ滞性黄疸が発現するおそれがあるので、腹痛等の腹部症状がみられた場合には、必要に応じて画像検査等による原因精査を考慮するなど、適切に対応すること〔11.1.4参照〕。

8.9. 本剤の自己注射にあたっては、次の点に留意すること。

・ 本剤の自己注射にあたっては、投与法について十分な教育訓練を実施したのち、患者自ら確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導の下で実施すること。

・ 本剤の自己注射にあたっては、全ての器具の安全な廃棄方法について指導を徹底すること。

・ 本剤の自己注射にあたっては、添付されている取扱説明書を必ず読むよう指導すること。

8.10. 本剤とDPP−4阻害剤はいずれもGLP−1受容体を介した血糖降下作用を有しており、本剤とDPP−4阻害剤を併用した際の臨床試験成績はなく、有効性及び安全性は確認されていない。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 腹部手術の既往又は腸閉塞の既往のある患者:腸閉塞を起こすおそれがある〔11.1.3参照〕。

9.1.2. 膵炎の既往歴のある患者〔8.5、8.6、11.1.2参照〕。

9.1.3. 糖尿病胃不全麻痺、炎症性腸疾患等の胃腸障害のある患者:十分な使用経験がなく、胃腸障害の症状が悪化するおそれがある。

9.1.4. 低血糖を起こすおそれがある次の患者又は状態。

・ 脳下垂体機能不全又は副腎機能不全。

・ 栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量不足又は衰弱状態。

・ 激しい筋肉運動。

・ 過度のアルコール摂取者。

〔8.3、11.1.1参照〕。

相互作用

10.2. 併用注意:

糖尿病用薬(ビグアナイド系薬剤、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤、α−グルコシダーゼ阻害剤、チアゾリジン系薬剤、DPP−4阻害剤、SGLT2阻害剤、インスリン製剤等)〔11.1.1参照〕[低血糖症の発現に注意し、定期的な血糖測定を行うこと(血糖降下作用が増強される)。特に、スルホニルウレア剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するおそれがあるため、これらの薬剤の減量を検討すること(血糖降下作用が増強される)。スルホニルウレア剤と本剤の併用時に両剤の投与タイミングを朝とした場合は、低血糖が発現する可能性が高くなることがある(血糖降下作用が増強される)]。

高齢者

患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(生理機能が低下していることが多く、胃腸障害及び低血糖が発現しやすい)。

特に糖尿病用薬との併用時には低血糖発現リスクが高くなるおそれがある〔16.6.3参照〕。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には本剤を投与しないで、インスリンを使用すること(ラットにおいて最大臨床用量である1.8mg投与時の約18.3倍の曝露量に相当する1.0mg/kg/日で早期胚死亡増加、ウサギにおいて最大臨床用量である1.8mg投与時の約0.76倍の曝露量に相当する0.05mg/kg/日で母動物摂餌量減少に起因するものと推測される軽度の胎仔骨格異常が認められている)。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ラットで乳汁中への移行が報告されているが、ヒトでの乳汁移行に関するデータ及びヒトの哺乳中の児への影響に関するデータはない)。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤投与時の注意

14.1.1. 投与時

(1). 本剤はJIS T 3226−2に準拠したA型専用注射針を用いて使用すること。

本剤はA型専用注射針との適合性の確認をペンニードルで行っている。

(2). 本剤とA型専用注射針との装着時に液漏れ等の不具合が認められた場合には、新しい注射針に取り替える等の処置方法を患者に十分指導すること。

(3). 1本の本剤を複数の患者に使用しないこと。

14.1.2. 投与部位

皮下注射は腹部・大腿・上腕に行う。

注射箇所は毎回変更し、前回の注射箇所より少なくとも2〜3cm離すこと。

14.1.3. 投与経路

静脈内及び筋肉内に投与しないこと。

14.1.4. その他

(1). 本剤は他の製剤との混合により、成分が分解するおそれがあるため、本剤と他の製剤を混合しないこと。

(2). 注射後は必ず注射針を外し注射針は毎回新しいものを必ず注射直前に取り付ける(針を付けたままにすると液漏れや針詰まりにより正常に注射できない恐れがあり、また、薬剤の濃度変化や感染症の原因となることがある)。

(3). カートリッジにひびが入っている場合は使用しないこと。

(4). カートリッジに薬液を補充してはならない。

(5). カートリッジの内壁に付着物がみられたり、液中に塊や薄片がみられることがあり、また、使用中に液が変色することがあるが、これらのような場合は使用しないこと。

(取扱い上の注意)

使用開始後は、キャップ等により遮光して室温に保管し、30日以内に使用すること。

その他の注意

15.1. 臨床使用に基づく情報

本剤とワルファリンとの薬物相互作用は検討していない。併用する際にはPT−INR等のモニタリングの実施等を考慮すること(類薬でワルファリンとの併用時にPT−INR増加の報告がある)。

15.2. 非臨床試験に基づく情報

ラット及びマウスにおける2年間がん原性試験において、非致死性甲状腺C細胞腫瘍が認められた。

血中カルシトニン値上昇、甲状腺腫、甲状腺新生物等の甲状腺関連の有害事象が臨床試験において報告されている。なお、国内外で実施された臨床試験プログラムにおいて、甲状腺に関連する有害事象の発現頻度は、本剤投与群(3.3件/100人・年)及びプラセボ群(3.0件/100人・年)で同程度であった。

甲状腺髄様癌の既往のある患者及び甲状腺髄様癌又は多発性内分泌腫瘍症2型の家族歴のある患者に対する、本剤の安全性は確立していない〔8.7参照〕。

貯法

(保管上の注意)

凍結を避け、2〜8℃に保存。

ビクトーザ皮下注18mg
後発品はありません
ビクトーザ皮下注18mg
ビクトーザ皮下注18mg

ビクトーザ皮下注18mg

糖尿病薬 > ヒトグルカゴン様ペプチド−1 (GLP−1) 受容体作動薬
2023年02月改訂(第2版)
薬剤情報
後発品
薬効分類糖尿病薬 > ヒトグルカゴン様ペプチド−1 (GLP−1) 受容体作動薬
一般名リラグルチド (遺伝子組換え) キット
薬価9458
メーカーノボ ノルディスク ファーマ
最終更新2023年02月改訂(第2版)

用法・用量

通常、成人には、リラグルチド(遺伝子組換え)として、0.9mgを維持用量とし、1日1回朝又は夕に皮下注射する。ただし、1日1回0.3mgから開始し、1週間以上の間隔で0.3mgずつ増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減し、1日0.9mgで効果不十分な場合には、1週間以上の間隔で0.3mgずつ最高1.8mgまで増量できる。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

7.1. 本剤は、1日1回朝又は夕に投与するが、投与は可能な限り同じ時刻に行うこと。

7.2. 胃腸障害の発現を軽減するため、低用量より投与を開始し、用量の漸増を行うこと。

良好な忍容性が得られない患者では減量を考慮し、さらに症状が持続する場合は、休薬を考慮すること(1〜2日間の減量又は休薬で症状が消失すれば、減量前又は休薬前の用量の投与を再開できる)。

効能・効果

2型糖尿病。

効能・効果に関連する注意

(効能又は効果に関連する注意)

本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 低血糖(頻度不明):脱力感、倦怠感、高度空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、知覚異常等の低血糖症状があらわれることがある。また、重篤な低血糖症状があらわれ意識消失を来す例も報告されている。

低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α−グルコシダーゼ阻害剤との併用時に低血糖症状が認められた場合には、ブドウ糖を投与すること。また、低血糖症状が認められた場合には、患者の状態に応じて、本剤あるいは併用している糖尿病用薬を減量するなど適切な処置を行うこと〔8.3、8.4、9.1.4、10.2、17.1.1−17.1.5参照〕。

11.1.2. 膵炎(頻度不明):嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等、異常が認められた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、急性膵炎と診断された場合は、本剤の投与を中止し、再投与は行わないこと。なお海外にて、非常にまれであるが壊死性膵炎の報告がある〔8.5、8.6、9.1.2参照〕。

11.1.3. 腸閉塞(頻度不明):高度便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと〔9.1.1参照〕。

11.1.4. 胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸(いずれも頻度不明)〔8.8参照〕。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 感染症:(0.2〜1%未満)胃腸炎。

2). 血液及びリンパ系障害:(0.2〜1%未満)貧血。

3). 内分泌障害:(1〜5%未満)甲状腺腫瘤。

4). 代謝及び栄養障害:(1〜5%未満)食欲減退、(0.2〜1%未満)高脂血症、(頻度不明)脱水。

5). 神経系障害:(0.2〜1%未満)頭痛、浮動性めまい、感覚鈍麻、味覚異常。

6). 眼障害:(1〜5%未満)糖尿病性網膜症。

7). 心臓障害:(0.2〜1%未満)心室性期外収縮、(頻度不明)*心拍数増加[*:心拍数の増加が持続的にみられた場合には患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと]。

8). 血管障害:(0.2〜1%未満)高血圧。

9). 呼吸器、胸郭及び縦隔障害:(0.2〜1%未満)咳嗽。

10). 胃腸障害:(5%以上)便秘、悪心、(1〜5%未満)下痢、腹部不快感、消化不良、腹部膨満、嘔吐、腹痛、(0.2〜1%未満)胃食道逆流性疾患、胃炎、おくび、(頻度不明)鼓腸。

11). 肝胆道系障害:(0.2〜1%未満)肝機能異常、(頻度不明)胆石症。

12). 皮膚及び皮下組織障害:(0.2〜1%未満)じん麻疹、皮膚そう痒症、紅斑、湿疹、発疹、(頻度不明)*皮膚アミロイドーシス[*:同一箇所への繰り返し投与により、注射箇所に皮膚アミロイドーシスがあらわれることがある]。

13). 全身障害及び投与部位状態:(1〜5%未満)注射部位反応(注射部位紅斑、注射部位発疹、注射部位内出血、注射部位疼痛等)、(0.2〜1%未満)倦怠感、胸痛。

14). 臨床検査:(1〜5%未満)膵酵素増加(リパーゼ増加、アミラーゼ増加等)、(0.2〜1%未満)ALT増加、AST増加、体重減少[これらの臨床検査値の変動に関連した症状は認められなかった]。

禁忌

2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

2.2. 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、1型糖尿病患者[インスリン製剤による速やかな治療が必須となるので、本剤を投与すべきでない]。

2.3. 重症感染症、手術等の緊急の場合[インスリン製剤による血糖管理が望まれるので、本剤の投与は適さない]。

重要な基本的注意

8.1. 本剤はインスリンの代替薬ではないため、本剤の投与に際しては、患者のインスリン依存状態を確認し、投与の可否を判断すること(インスリン依存状態の患者で、インスリンから本剤に切り替え、急激な高血糖及び糖尿病性ケトアシドーシスが発現した症例が報告されている)。

8.2. 投与する場合には、血糖、尿糖を定期的に検査し、薬剤の効果を確かめ、3〜4ヵ月間投与して効果が不十分な場合には、速やかに他の治療薬への切り替えを行うこと。

8.3. 本剤の使用にあたっては、患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること〔9.1.4、11.1.1参照〕。

8.4. 低血糖症状を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときには注意すること〔11.1.1参照〕。

8.5. 急性膵炎の初期症状(嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等)があらわれた場合は、使用を中止し、速やかに医師の診断を受けるよう指導すること〔9.1.2、11.1.2参照〕。

8.6. 胃腸障害が発現した場合、急性膵炎の可能性を考慮し、必要に応じて画像検査等による原因精査を考慮する等、慎重に対応すること〔9.1.2、11.1.2参照〕。

8.7. 本剤投与中は、甲状腺関連の症候の有無を確認し、甲状腺関連の異常が認められた場合には、専門医を受診するよう指導すること〔15.2参照〕。

8.8. 胆石症、胆嚢炎、胆管炎又は胆汁うっ滞性黄疸が発現するおそれがあるので、腹痛等の腹部症状がみられた場合には、必要に応じて画像検査等による原因精査を考慮するなど、適切に対応すること〔11.1.4参照〕。

8.9. 本剤の自己注射にあたっては、次の点に留意すること。

・ 本剤の自己注射にあたっては、投与法について十分な教育訓練を実施したのち、患者自ら確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導の下で実施すること。

・ 本剤の自己注射にあたっては、全ての器具の安全な廃棄方法について指導を徹底すること。

・ 本剤の自己注射にあたっては、添付されている取扱説明書を必ず読むよう指導すること。

8.10. 本剤とDPP−4阻害剤はいずれもGLP−1受容体を介した血糖降下作用を有しており、本剤とDPP−4阻害剤を併用した際の臨床試験成績はなく、有効性及び安全性は確認されていない。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 腹部手術の既往又は腸閉塞の既往のある患者:腸閉塞を起こすおそれがある〔11.1.3参照〕。

9.1.2. 膵炎の既往歴のある患者〔8.5、8.6、11.1.2参照〕。

9.1.3. 糖尿病胃不全麻痺、炎症性腸疾患等の胃腸障害のある患者:十分な使用経験がなく、胃腸障害の症状が悪化するおそれがある。

9.1.4. 低血糖を起こすおそれがある次の患者又は状態。

・ 脳下垂体機能不全又は副腎機能不全。

・ 栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量不足又は衰弱状態。

・ 激しい筋肉運動。

・ 過度のアルコール摂取者。

〔8.3、11.1.1参照〕。

相互作用

10.2. 併用注意:

糖尿病用薬(ビグアナイド系薬剤、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤、α−グルコシダーゼ阻害剤、チアゾリジン系薬剤、DPP−4阻害剤、SGLT2阻害剤、インスリン製剤等)〔11.1.1参照〕[低血糖症の発現に注意し、定期的な血糖測定を行うこと(血糖降下作用が増強される)。特に、スルホニルウレア剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するおそれがあるため、これらの薬剤の減量を検討すること(血糖降下作用が増強される)。スルホニルウレア剤と本剤の併用時に両剤の投与タイミングを朝とした場合は、低血糖が発現する可能性が高くなることがある(血糖降下作用が増強される)]。

高齢者

患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(生理機能が低下していることが多く、胃腸障害及び低血糖が発現しやすい)。

特に糖尿病用薬との併用時には低血糖発現リスクが高くなるおそれがある〔16.6.3参照〕。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には本剤を投与しないで、インスリンを使用すること(ラットにおいて最大臨床用量である1.8mg投与時の約18.3倍の曝露量に相当する1.0mg/kg/日で早期胚死亡増加、ウサギにおいて最大臨床用量である1.8mg投与時の約0.76倍の曝露量に相当する0.05mg/kg/日で母動物摂餌量減少に起因するものと推測される軽度の胎仔骨格異常が認められている)。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ラットで乳汁中への移行が報告されているが、ヒトでの乳汁移行に関するデータ及びヒトの哺乳中の児への影響に関するデータはない)。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤投与時の注意

14.1.1. 投与時

(1). 本剤はJIS T 3226−2に準拠したA型専用注射針を用いて使用すること。

本剤はA型専用注射針との適合性の確認をペンニードルで行っている。

(2). 本剤とA型専用注射針との装着時に液漏れ等の不具合が認められた場合には、新しい注射針に取り替える等の処置方法を患者に十分指導すること。

(3). 1本の本剤を複数の患者に使用しないこと。

14.1.2. 投与部位

皮下注射は腹部・大腿・上腕に行う。

注射箇所は毎回変更し、前回の注射箇所より少なくとも2〜3cm離すこと。

14.1.3. 投与経路

静脈内及び筋肉内に投与しないこと。

14.1.4. その他

(1). 本剤は他の製剤との混合により、成分が分解するおそれがあるため、本剤と他の製剤を混合しないこと。

(2). 注射後は必ず注射針を外し注射針は毎回新しいものを必ず注射直前に取り付ける(針を付けたままにすると液漏れや針詰まりにより正常に注射できない恐れがあり、また、薬剤の濃度変化や感染症の原因となることがある)。

(3). カートリッジにひびが入っている場合は使用しないこと。

(4). カートリッジに薬液を補充してはならない。

(5). カートリッジの内壁に付着物がみられたり、液中に塊や薄片がみられることがあり、また、使用中に液が変色することがあるが、これらのような場合は使用しないこと。

(取扱い上の注意)

使用開始後は、キャップ等により遮光して室温に保管し、30日以内に使用すること。

その他の注意

15.1. 臨床使用に基づく情報

本剤とワルファリンとの薬物相互作用は検討していない。併用する際にはPT−INR等のモニタリングの実施等を考慮すること(類薬でワルファリンとの併用時にPT−INR増加の報告がある)。

15.2. 非臨床試験に基づく情報

ラット及びマウスにおける2年間がん原性試験において、非致死性甲状腺C細胞腫瘍が認められた。

血中カルシトニン値上昇、甲状腺腫、甲状腺新生物等の甲状腺関連の有害事象が臨床試験において報告されている。なお、国内外で実施された臨床試験プログラムにおいて、甲状腺に関連する有害事象の発現頻度は、本剤投与群(3.3件/100人・年)及びプラセボ群(3.0件/100人・年)で同程度であった。

甲状腺髄様癌の既往のある患者及び甲状腺髄様癌又は多発性内分泌腫瘍症2型の家族歴のある患者に対する、本剤の安全性は確立していない〔8.7参照〕。

貯法

(保管上の注意)

凍結を避け、2〜8℃に保存。

後発品はありません
薬剤情報

薬剤写真、用法用量、効能効果や後発品の情報が一度に参照でき、関連情報へ簡単にアクセスができます。

一般名、製品名どちらでも検索可能!

※ ご使用いただく際に、必ず最新の添付文書および安全性情報も併せてご確認下さい。