内容
監修医師
最終更新日:2021/7/16(本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではせん.  個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください. )

病態・疫学

  • 急性膵炎の原因は胆石4割アルコール3割!
  • 他に、自己免疫性薬剤性膵炎など!
  • 肥満、喫煙、糖尿病は膵炎のリスク!
  • 中性脂肪≧1,000~1.500は膵炎を起こす!

診断

診断基準

以下3項目中2項目以上を満たし、他の膵疾患および急性腹症を除外したものを急性膵炎と診断.

  1. 上腹部に急性腹痛発作と圧痛がある
  2. 血中または尿中に膵酵素の上昇がある
  3. 画像検査で急性膵炎に伴う異常所見がある
 *厚生労働省難治性膵疾患に関する調査研究班 2008 年より

ポイント

  • 膵酵素は特異性の高いもの (膵アミラーゼ、リパーゼなど) を測定することが望ましい.
  • リパーゼの方感度・特異度が高い.
  • 慢性膵炎の急性増悪は急性膵炎に含める.
  • 診断後直ちに重症度判定を行い、経時的に判定を繰り返すことが重要(特に48時間以内).

重症度判定

重症:予後因子≧3点、 または造影CT Grade≧2

治療

胆石性膵炎

  • ERCPの適応につき消化器内科にコンサルト

基本治療

  • 細胞外液による十分な輸液.
  • 最初の24時間での積極的輸液で死亡率減少.
  • 200-500ml/時間または5-10ml/㎏/時間で投与し 最初の24時間で2500-4000mlの輸液 (ただし輸液過量には注意).
  • 疼痛コントロール.

重症例

  • 重症急性膵炎では,発症後72時間以内に広域スペクトラム抗菌薬の予防的投与の可否を検討する.
  • 膵臓への移行がよいカルバペネム系など(例:MEPM 1g 8時間毎)を選択.
  • タンパク分解酵素阻害薬による生命予後、合併症改善効果の証明は不十分.
  • 早期経腸栄養で感染症合併の発生率を低下.


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以下3項目中2項目以上を満たし、他の膵疾患および急性腹症を除外したものを急性膵炎と診断.

  1. 上腹部に急性腹痛発作と圧痛がある
  2. 血中または尿中に膵酵素の上昇がある
  3. 画像検査で急性膵炎に伴う異常所見がある
 *厚生労働省難治性膵疾患に関する調査研究班 2008 年より

ポイント

  • 膵酵素は特異性の高いもの (膵アミラーゼ、リパーゼなど) を測定することが望ましい.
  • リパーゼの方感度・特異度が高い.
  • 慢性膵炎の急性増悪は急性膵炎に含める.
  • 診断後直ちに重症度判定を行い、経時的に判定を繰り返すことが重要(特に48時間以内).

重症度判定

重症:予後因子≧3点、 または造影CT Grade≧2

治療

胆石性膵炎

  • ERCPの適応につき消化器内科にコンサルト

基本治療

  • 細胞外液による十分な輸液.
  • 最初の24時間での積極的輸液で死亡率減少.
  • 200-500ml/時間または5-10ml/㎏/時間で投与し 最初の24時間で2500-4000mlの輸液 (ただし輸液過量には注意).
  • 疼痛コントロール.

重症例

  • 重症急性膵炎では,発症後72時間以内に広域スペクトラム抗菌薬の予防的投与の可否を検討する.
  • 膵臓への移行がよいカルバペネム系など(例:MEPM 1g 8時間毎)を選択.
  • タンパク分解酵素阻害薬による生命予後、合併症改善効果の証明は不十分.
  • 早期経腸栄養で感染症合併の発生率を低下.


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