内容
監修医師
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません.  個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.

はじめに

頭部外傷患者の約1~2%に合併するとされる。 診断の遅れは後遺症を残し、QOLを著しく低下させる可能性から確実な評価が求められる。

臨床予測ルール

被爆や医療資源の観点からも、臨床現場でしっかりとリスクの高い外傷患者を同定し、適切な画像検査を進めていくことが肝要であり、 臨床予測ルールの利用が推奨される。

🔢NEXUS基準

🔢Canadian C-spine ルール (CCR)

1.NEXUS基準

the National Emergency X-Radiography Utilization Study(以下NEXUS)は、 2000年に米国の多施設前向き研究で報告された基準. NEXUSは5つの質問で評価を行う¹⁾²⁾。

評価項目 (🔢計算と詳細はこちら)

頸部外傷

2.Canadian C-spine Rule

Canadian C-spine Rule (以下CCR)とは、 多くの臨床予測ルールを作成しているカナダ オタワ大学のStiel氏らにより2001年に報告された基準. CCRは3つのカテゴリーで評価を行う³⁾⁴⁾。

評価項目 (🔢計算と詳細はこちら)

対象は意識清明で安定しているが、頸椎損傷が疑われる16歳以上. ①~③のいずれかに該当する場合、Xpが推奨される
頸部外傷

参考文献

  1. Selective cervical spine radiography in blunt trauma: methodology of the National Emergency X-Radiography Utilization Study (NEXUS). Ann Emerg Med. 1998 Oct;32(4):461-9. PMID: 9774931.
  2. Validity of a set of clinical criteria to rule out injury to the cervical spine in patients with blunt trauma. National Emergency X-Radiography Utilization Study Group. N Engl J Med. 2000 Jul 13;343(2):94-9. PMID: 10891516.
  3. The Canadian C-spine rule for radiography in alert and stable trauma patients. JAMA. 2001 Oct 17;286(15):1841-8. PMID: 11597285.
  4. The Canadian C-spine rule versus the NEXUS low-risk criteria in patients with trauma. N Engl J Med. 2003 Dec 25;349(26):2510-8. PMID: 14695411.

最終更新:2024年3月23日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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頸部外傷

neck injury
2022年09月01日更新
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はじめに

頭部外傷患者の約1~2%に合併するとされる。 診断の遅れは後遺症を残し、QOLを著しく低下させる可能性から確実な評価が求められる。

臨床予測ルール

被爆や医療資源の観点からも、臨床現場でしっかりとリスクの高い外傷患者を同定し、適切な画像検査を進めていくことが肝要であり、 臨床予測ルールの利用が推奨される。

🔢NEXUS基準

🔢Canadian C-spine ルール (CCR)

1.NEXUS基準

the National Emergency X-Radiography Utilization Study(以下NEXUS)は、 2000年に米国の多施設前向き研究で報告された基準. NEXUSは5つの質問で評価を行う¹⁾²⁾。

評価項目 (🔢計算と詳細はこちら)

頸部外傷

2.Canadian C-spine Rule

Canadian C-spine Rule (以下CCR)とは、 多くの臨床予測ルールを作成しているカナダ オタワ大学のStiel氏らにより2001年に報告された基準. CCRは3つのカテゴリーで評価を行う³⁾⁴⁾。

評価項目 (🔢計算と詳細はこちら)

対象は意識清明で安定しているが、頸椎損傷が疑われる16歳以上. ①~③のいずれかに該当する場合、Xpが推奨される
頸部外傷

参考文献

  1. Selective cervical spine radiography in blunt trauma: methodology of the National Emergency X-Radiography Utilization Study (NEXUS). Ann Emerg Med. 1998 Oct;32(4):461-9. PMID: 9774931.
  2. Validity of a set of clinical criteria to rule out injury to the cervical spine in patients with blunt trauma. National Emergency X-Radiography Utilization Study Group. N Engl J Med. 2000 Jul 13;343(2):94-9. PMID: 10891516.
  3. The Canadian C-spine rule for radiography in alert and stable trauma patients. JAMA. 2001 Oct 17;286(15):1841-8. PMID: 11597285.
  4. The Canadian C-spine rule versus the NEXUS low-risk criteria in patients with trauma. N Engl J Med. 2003 Dec 25;349(26):2510-8. PMID: 14695411.

最終更新:2024年3月23日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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