内容
監修医師
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません.  個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.

ポイント

  1. 延髄外側の障害により呈する神経症候をまとめた症候群を指す.
  2. 障害部位により神経症状は大きく異なる.
  3. PICAの梗塞によって起こることが多い.
  4. 原因としては血栓症が多いが、 若年者では椎骨動脈解離の頻度が高い.
  5. MRI陰性のこともあり注意を要する.

疫学

  • 130人の報告¹⁾では、年齢中央値57歳(28~84歳)、 男性90人、女性40人であった.
  • 後下小脳動脈領域PICAの梗塞によって起こることが多く、 原因としては血栓症が多いが、 若年者では椎骨動脈解離の頻度が高い.

原因

  • アテローム性: 50%
  • 解離:15% 尾側病変が吻側病変よりも多い
  • ラクナ梗塞:13%
  • 心原性:5% 背側病変が他タイプより多い
  • 原因不明: 15%
責任血管病変 PICA単独10%、脳底動脈67%

臨床症状

  • めまい、嗄声、構音障害、嚥下障害、Horner兆候、失調、lateropulsion(側方. へバランスを崩す姿勢定位障害)、頭痛、同側の顔面感覚障害、対側の四肢温痛覚障害が特徴的.
  • 一般的に錐体路は最も腹側を走行しているため延髄外側の障害で通常障害されないが、 まれに錐体路障害を合併しこれをOpalski症候群と呼ぶ.

診断

  • 臨床症状で疑い、頭部MRIで確定診断.
  • ただし、急性期脳幹梗塞では約40%の症例でDWI所見が偽陰性という報告もある²⁾.
  • ワレンベルグ症候群疑いのときは経過観察入院と複数回のMRI撮像を考慮する.

参考文献

最終更新:2021年11月12日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人
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  2. 障害部位により神経症状は大きく異なる.
  3. PICAの梗塞によって起こることが多い.
  4. 原因としては血栓症が多いが、 若年者では椎骨動脈解離の頻度が高い.
  5. MRI陰性のこともあり注意を要する.

疫学

  • 130人の報告¹⁾では、年齢中央値57歳(28~84歳)、 男性90人、女性40人であった.
  • 後下小脳動脈領域PICAの梗塞によって起こることが多く、 原因としては血栓症が多いが、 若年者では椎骨動脈解離の頻度が高い.

原因

  • アテローム性: 50%
  • 解離:15% 尾側病変が吻側病変よりも多い
  • ラクナ梗塞:13%
  • 心原性:5% 背側病変が他タイプより多い
  • 原因不明: 15%
責任血管病変 PICA単独10%、脳底動脈67%

臨床症状

  • めまい、嗄声、構音障害、嚥下障害、Horner兆候、失調、lateropulsion(側方. へバランスを崩す姿勢定位障害)、頭痛、同側の顔面感覚障害、対側の四肢温痛覚障害が特徴的.
  • 一般的に錐体路は最も腹側を走行しているため延髄外側の障害で通常障害されないが、 まれに錐体路障害を合併しこれをOpalski症候群と呼ぶ.

診断

  • 臨床症状で疑い、頭部MRIで確定診断.
  • ただし、急性期脳幹梗塞では約40%の症例でDWI所見が偽陰性という報告もある²⁾.
  • ワレンベルグ症候群疑いのときは経過観察入院と複数回のMRI撮像を考慮する.

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