山形大学医学部腎泌尿器外科学講座 福原宏樹氏により作成された尿路結石予測モデルで¹⁾、 6点以上で尿路結石の可能性が高いと判断される。
≧6点 : 尿路結石の診断 98.6% (72/73人)
≦5点 : 尿路結石の診断 30.4% (7/23人)
≧6点カットオフ : 感度91%、特異度94%
PPV98.6%、NPV69.6%、LR+15.4、LR-0.09
その後の多施設前向き外部検証では、STONEスコアよりもCHOKAIスコアの方が優れていた²⁾。
福原宏樹 (山形大学医学部腎泌尿器外科学講座)
追記 : アップデート情報
CHOKAIスコアは、 2025年改訂の 「急性腹症診療ガイドライン」 において、 尿管結石診断に関するClinical Question (CQ) の一つとして正式に採用されました。 臨床現場での有用性が評価され、 診療指針の中に組み込まれた実績があります。
▼CHOKAIスコア作成の背景
尿路結石は泌尿器科救急疾患で最も頻度の高い疾患ですが、 鑑別診断が難しい場合があります。 尿路結石の診断において最も有用な検査は単純CT検査であり、 造影CTは通常不要です。 しかしながら尿路結石を予測する適切なスクリーニングツールがないため尿路結石の診断に造影CT検査が現状多く行われています。 この課題に対処するため、 我々は尿路結石の可能性が高い患者を識別するCHOKAIスコアを開発しました。
▼現在のlimitation・展望
尿路結石と似た痛みを引き起こす代表的な疾患として大動脈瘤、 急性膵炎、 憩室炎があります。 CHOKAIスコアの有用性・妥当性を検証する研究では、 これらの疾患をもつ患者さんの組み入れが少数でした。 そのためCHOKAIスコアがこれらの疾患を確実に除外できるか不明です。 今後はCHOKAIスコアがこれら重篤な疾患をどの程度除外できるのか検証することが必要です。
最終更新 : 2025年5月26日
監修医師 : 山形大学医学部腎泌尿器外科学講座 福原宏樹先生
山形大学医学部腎泌尿器外科学講座 福原宏樹氏により作成された尿路結石予測モデルで¹⁾、 6点以上で尿路結石の可能性が高いと判断される。
≧6点 : 尿路結石の診断 98.6% (72/73人)
≦5点 : 尿路結石の診断 30.4% (7/23人)
≧6点カットオフ : 感度91%、特異度94%
PPV98.6%、NPV69.6%、LR+15.4、LR-0.09
その後の多施設前向き外部検証では、STONEスコアよりもCHOKAIスコアの方が優れていた²⁾。
福原宏樹 (山形大学医学部腎泌尿器外科学講座)
追記 : アップデート情報
CHOKAIスコアは、 2025年改訂の 「急性腹症診療ガイドライン」 において、 尿管結石診断に関するClinical Question (CQ) の一つとして正式に採用されました。 臨床現場での有用性が評価され、 診療指針の中に組み込まれた実績があります。
▼CHOKAIスコア作成の背景
尿路結石は泌尿器科救急疾患で最も頻度の高い疾患ですが、 鑑別診断が難しい場合があります。 尿路結石の診断において最も有用な検査は単純CT検査であり、 造影CTは通常不要です。 しかしながら尿路結石を予測する適切なスクリーニングツールがないため尿路結石の診断に造影CT検査が現状多く行われています。 この課題に対処するため、 我々は尿路結石の可能性が高い患者を識別するCHOKAIスコアを開発しました。
▼現在のlimitation・展望
尿路結石と似た痛みを引き起こす代表的な疾患として大動脈瘤、 急性膵炎、 憩室炎があります。 CHOKAIスコアの有用性・妥当性を検証する研究では、 これらの疾患をもつ患者さんの組み入れが少数でした。 そのためCHOKAIスコアがこれらの疾患を確実に除外できるか不明です。 今後はCHOKAIスコアがこれら重篤な疾患をどの程度除外できるのか検証することが必要です。
最終更新 : 2025年5月26日
監修医師 : 山形大学医学部腎泌尿器外科学講座 福原宏樹先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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