概要
計算
監修医師

revised Enzian分類とは?

2011年にD. HAASらによって発表された、 深部浸潤型子宮内膜症 (DIE) の分類法である。

DIE:deeply infiltrating endometriosis

骨盤内の占拠病変

病変部位と浸潤の深さ及び遠隔部位への浸潤をA0 B1 C2 FAのように記載する

A:直腸膣間隙と膣

B:仙骨子宮靭帯から骨盤壁

C:直腸とS状結腸

それぞれ、 病変なしを0、 <1cmを1、 1~3cmを2、 >3cmを3とする。

遠隔病変

さらに下記を追加で評価、 記載する

FA:子宮腺筋症

FB:膀胱子宮内膜症

FU:子宮内膜症の尿管浸潤

FI:直腸とS状結腸以外の腸管病変

FO:横隔膜など上記以外の病変

エビデンス

revised Enzian分類は、 形態学的にDIEの位置と範囲を詳細に記述できるという利点を持つが、 症状 (痛みや不妊など) との相関関係に関するデータは存在しない¹⁾。

使用上の注意点

A、 B、 Cにまたがる病変があったとしても、 最大病変が存在する領域のみを記載する。 同領域に複数の病変がある場合も最大病変についてのみ記載する。

出典

1) The rASRM score and the Enzian classification for endometriosis: their strengths and weaknesses. Acta Obstet Gynecol Scand. 2013 Jan;92(1):3-7. PMID: 23061819

最終更新日 : 2024年11月20日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師

revised Enzian分類
revised Enzian分類
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

監修・協力医一覧
revised Enzian分類
revised Enzian分類

revised Enzian分類

深部浸潤型子宮内膜症 (DIE) の分類
2024年11月20日更新
概要
計算

revised Enzian分類とは?

2011年にD. HAASらによって発表された、 深部浸潤型子宮内膜症 (DIE) の分類法である。

DIE:deeply infiltrating endometriosis

骨盤内の占拠病変

病変部位と浸潤の深さ及び遠隔部位への浸潤をA0 B1 C2 FAのように記載する

A:直腸膣間隙と膣

B:仙骨子宮靭帯から骨盤壁

C:直腸とS状結腸

それぞれ、 病変なしを0、 <1cmを1、 1~3cmを2、 >3cmを3とする。

遠隔病変

さらに下記を追加で評価、 記載する

FA:子宮腺筋症

FB:膀胱子宮内膜症

FU:子宮内膜症の尿管浸潤

FI:直腸とS状結腸以外の腸管病変

FO:横隔膜など上記以外の病変

エビデンス

revised Enzian分類は、 形態学的にDIEの位置と範囲を詳細に記述できるという利点を持つが、 症状 (痛みや不妊など) との相関関係に関するデータは存在しない¹⁾。

使用上の注意点

A、 B、 Cにまたがる病変があったとしても、 最大病変が存在する領域のみを記載する。 同領域に複数の病変がある場合も最大病変についてのみ記載する。

出典

1) The rASRM score and the Enzian classification for endometriosis: their strengths and weaknesses. Acta Obstet Gynecol Scand. 2013 Jan;92(1):3-7. PMID: 23061819

最終更新日 : 2024年11月20日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師

こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

監修・協力医一覧
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師

各領域の第一線の専門医が複数在籍

最新トピックに関する独自記事を配信中

HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

表・計算

臨床支援アプリHOKUTOでご利用いただける医療計算ツールのご紹介