肺血栓塞栓症の診断予測スコアのひとつ。 従来の肺血栓塞栓症診断予測スコアの一つであるWell'sクライテリアをベースとし、 これまでのvalidation studyで最も予測精度の高かった3項目を選択、 さらにリスクに応じて層別化したD-dimerを併用している¹⁾。
- DVTの臨床徴候 +1点
- 喀血あり +1点
- PEが最も疑わしい +1点
造影CT非施行群での3ヵ月フォロー中のDVTとPEは0.47%と、 Well's criteria+D-dimerの0.42%と比較し大きな差はなかった。 一方で造影CTが不要と評価された人の割合は48%で、 Well's criteria+D-dimerの基準では34%であったことと比較すると14%も増やすことができている¹⁾。
従ってYEARSアルゴリズムはWell's+D-dimerの基準と比較し、 感度を落とさず、 特異度を向上させたといえる (感度 98.4% 特異度54.8%)¹⁾。
肺塞栓症疑い例の診断に対する妊娠に適応させたYEARS アルゴリズムについても、 その有用性が報告されている²⁾。
肺血栓塞栓症を強く疑う場合はDダイマー不要ですぐに造影CTを行う。
PERCルール、 YEARSアルゴリズム、 Dダイマーから造影CTによる確定診断を行う。
🔢 PERC ルール
🔢 PESI スコア
最終更新 : 2025年4月19日
監修医師 : 聖路加国際病院救急部 清水真人
肺血栓塞栓症の診断予測スコアのひとつ。 従来の肺血栓塞栓症診断予測スコアの一つであるWell'sクライテリアをベースとし、 これまでのvalidation studyで最も予測精度の高かった3項目を選択、 さらにリスクに応じて層別化したD-dimerを併用している¹⁾。
- DVTの臨床徴候 +1点
- 喀血あり +1点
- PEが最も疑わしい +1点
造影CT非施行群での3ヵ月フォロー中のDVTとPEは0.47%と、 Well's criteria+D-dimerの0.42%と比較し大きな差はなかった。 一方で造影CTが不要と評価された人の割合は48%で、 Well's criteria+D-dimerの基準では34%であったことと比較すると14%も増やすことができている¹⁾。
従ってYEARSアルゴリズムはWell's+D-dimerの基準と比較し、 感度を落とさず、 特異度を向上させたといえる (感度 98.4% 特異度54.8%)¹⁾。
肺塞栓症疑い例の診断に対する妊娠に適応させたYEARS アルゴリズムについても、 その有用性が報告されている²⁾。
肺血栓塞栓症を強く疑う場合はDダイマー不要ですぐに造影CTを行う。
PERCルール、 YEARSアルゴリズム、 Dダイマーから造影CTによる確定診断を行う。
🔢 PERC ルール
🔢 PESI スコア
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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