IMDCは、 International Metastatic RCC Database Consortiumの略で、 Heng氏らにより2009年に報告された転移性腎細胞癌の予後予測分類のひとつである¹⁾。
以下の治療開始時の6つのリスク因子の該当数から予後を3群に層別化する¹⁾
合計点と解釈
- 低 (Favorable risk) : リスク因子0個
- 中 (Intermediate risk) : リスク因子1~2個
- 高 (Poor risk) : リスク因子3個以上
*参考 : Karnofsky Performance Status
MSKCCリスク分類は、 2000年代初頭にMotzerらによって主にインターフェロン治療を受けるmRCC患者集団を対象として確立された予後予測モデルである³⁾。 一方、 IMDC分類はHengらによって分子標的薬 (VEGF阻害剤) 治療を受けるmRCC患者を対象として開発されたもので、 分子標的薬・免疫療法が普及した現代での予後予測として広く用いられている¹⁾。 いずれもmRCC患者の予後層別化に用いられ、 治療選択や臨床研究の患者組み入れ基準に利用されているが、 構築された時代、 対象治療、 リスク因子の組み合わせが異なる。
これらの背景から近年の免疫チェックポイント阻害剤 (ICI) 併用療法下では、 IMDC分類が予後指標としてしばしば用いられる。
最終更新 : 2024年12月11日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師
IMDCは、 International Metastatic RCC Database Consortiumの略で、 Heng氏らにより2009年に報告された転移性腎細胞癌の予後予測分類のひとつである¹⁾。
以下の治療開始時の6つのリスク因子の該当数から予後を3群に層別化する¹⁾
合計点と解釈
- 低 (Favorable risk) : リスク因子0個
- 中 (Intermediate risk) : リスク因子1~2個
- 高 (Poor risk) : リスク因子3個以上
*参考 : Karnofsky Performance Status
MSKCCリスク分類は、 2000年代初頭にMotzerらによって主にインターフェロン治療を受けるmRCC患者集団を対象として確立された予後予測モデルである³⁾。 一方、 IMDC分類はHengらによって分子標的薬 (VEGF阻害剤) 治療を受けるmRCC患者を対象として開発されたもので、 分子標的薬・免疫療法が普及した現代での予後予測として広く用いられている¹⁾。 いずれもmRCC患者の予後層別化に用いられ、 治療選択や臨床研究の患者組み入れ基準に利用されているが、 構築された時代、 対象治療、 リスク因子の組み合わせが異なる。
これらの背景から近年の免疫チェックポイント阻害剤 (ICI) 併用療法下では、 IMDC分類が予後指標としてしばしば用いられる。
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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