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γ計算(ガンマ計算)とは?

1γ=1μg/kg/min と定義される。 

つまり、 患者1kgにつき、1分あたり1μg投与する量が1γとなる。 計算ツールで算出しても良いが、以下のような数式の変換から【1γ= 体重(kg)×0.06mg/hr】と覚えておくと臨床現場で使いやすい。

① minをhrに変換

1hr = 60minなので、

1γ= 60μg/kg/hrとなる。

② μgをmgに変換

1mg = 1000μgなので、

1γ= 0.06mg/kg/hrとなる。

③ 単位を並び替える

1γ= 0.06mg/kg/hrから、

1γ= 体重(kg)×0.06mg/hrとなる。

γ計算の一例

20倍希釈ノルアドレナリン持続投与の場合

④薬剤の希釈濃度をmg/mlで算出

例えば ノルアドレナリン1mg/ml + 生理食塩水19ml で総薬液量20mlとする (20倍希釈)。

希釈濃度 = 1mg/(1+19)ml

希釈濃度 = 1mg/20ml

希釈濃度 = 0.05mg/ml となる。

⑤1γ= 体重(kg)×0.06mg/hrを算出

例えば 体重60kgであれば、

1γ = 60kg×0.06mg/hr

1γ = 3.6mg/hr となる。

⑥mg/hr→ml/hrに変換

希釈濃度 0.05mg/mlなので、

1γ= 3.6mg/hrの場合、

1γ= (3.6÷0.05) ml/hr

1γ= 72ml/hr となる。

⑦最後に、実際の投与に反映

ノルアドレナリンの場合、 0.05γ程度から開始することが多い。

1γ= 72ml/hr なので、

0.05γ = (72×0.05)ml/hr

0.05γ = (72×0.05)ml/hr

0.05γ = 3.6ml/hrとなる。

実際の投与量をγ換算する場合は、 例えば上記希釈濃度のノルアドレナリンを、 18ml/hrで投与しているのであれば、

1γ= 72ml/hr なので、

72ml/hr = 1γ

18ml/hr = (18÷72)γ

18ml/hr = 0.25γとなる。

最終更新:2022年11月21日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人
γ計算 (γ→ml/h)
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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薬剤持続投与の指標
2022年11月24日更新
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① minをhrに変換

1hr = 60minなので、

1γ= 60μg/kg/hrとなる。

② μgをmgに変換

1mg = 1000μgなので、

1γ= 0.06mg/kg/hrとなる。

③ 単位を並び替える

1γ= 0.06mg/kg/hrから、

1γ= 体重(kg)×0.06mg/hrとなる。

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20倍希釈ノルアドレナリン持続投与の場合

④薬剤の希釈濃度をmg/mlで算出

例えば ノルアドレナリン1mg/ml + 生理食塩水19ml で総薬液量20mlとする (20倍希釈)。

希釈濃度 = 1mg/(1+19)ml

希釈濃度 = 1mg/20ml

希釈濃度 = 0.05mg/ml となる。

⑤1γ= 体重(kg)×0.06mg/hrを算出

例えば 体重60kgであれば、

1γ = 60kg×0.06mg/hr

1γ = 3.6mg/hr となる。

⑥mg/hr→ml/hrに変換

希釈濃度 0.05mg/mlなので、

1γ= 3.6mg/hrの場合、

1γ= (3.6÷0.05) ml/hr

1γ= 72ml/hr となる。

⑦最後に、実際の投与に反映

ノルアドレナリンの場合、 0.05γ程度から開始することが多い。

1γ= 72ml/hr なので、

0.05γ = (72×0.05)ml/hr

0.05γ = (72×0.05)ml/hr

0.05γ = 3.6ml/hrとなる。

実際の投与量をγ換算する場合は、 例えば上記希釈濃度のノルアドレナリンを、 18ml/hrで投与しているのであれば、

1γ= 72ml/hr なので、

72ml/hr = 1γ

18ml/hr = (18÷72)γ

18ml/hr = 0.25γとなる。

最終更新:2022年11月21日
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