Hurley病期分類とは？

1989年にHurleyによって提唱された化膿性汗腺炎 (Hidradenitis Suppurativa; HS) の病期分類である¹⁾｡ 世界的にも広く使用されている｡

分類方法

以下の3段階に重症度を大別する｡

病期Ⅰ　 単発または多発する膿瘍形成｡ 瘻孔や瘢痕はない

病期Ⅱ　 瘻孔や瘢痕形成を伴う再発性の膿瘍｡ 単発でも多発でもよいが､ 解剖学的に離れた部位に複数の病変がある

病期III　広範囲あるいはそれに近い範囲に病変がみられ､ その病変が全体に互いに交通する瘻孔と膿瘍を形成する

その他のツール･重症度分類

📖 化膿性汗腺炎の診断基準

🔢 修正Sartoriusスコア

🔢 IHS4スコア

🔢 HS-PGA

🔢 HSSI (HS Severity Index)

出典

1) Hurley HJ. Axillary hyperhidrosis, apocrine bromhidrosis, hidradenitis suppurativa, and familial benign pemphigus:surgical approach In: Dermatologic Surgery (Roenigk RK, Roenigk HH, eds). New York: Marcel Dekker, 1989; 729–39.

最終更新：2024年7月14日

監修医師：HOKUTO編集部監修医師