Drug Resistance in Pneumonia Scoreの略で、 2016年にWebbらの研究グループにより報告された、 市中肺炎の抗菌薬耐性リスクを予測するスコアである¹⁾。
以下の10項目の合計点で評価する
- 60日以内の抗生物質の使用 +2
- 介護者*の有無 +2
- 経管栄養** +2
- 1年以内の薬剤耐性肺炎の診断 +2
- 60日以内の入院 +1
- 慢性肺疾患 +1
- Karnofsky PS<70または歩行不能状態 +1
- 14日以内のH2ブロッカーまたはPPI使用 +1
- 入院時の積極的な創傷ケア +1
- 1年以内のMRSAコロニー形成 +1
4点未満 (低リスク群)
4点以上 (高リスク群)
参考:Karnofsky PS
オリジナル研究¹⁾では、 DRIPスコアはHCAPと比較して、 より感度が高く(82%vs79%)、 より特異的であり(81%vs 65%)、 不要な広域抗生物質の使用が46%減少すると報告された。 その後の、 同じ著者による最近の研究では、 不要な抗生物質が38%減少したことが裏付けられた²⁾。
最終更新:2024年8月12日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人
Drug Resistance in Pneumonia Scoreの略で、 2016年にWebbらの研究グループにより報告された、 市中肺炎の抗菌薬耐性リスクを予測するスコアである¹⁾。
以下の10項目の合計点で評価する
- 60日以内の抗生物質の使用 +2
- 介護者*の有無 +2
- 経管栄養** +2
- 1年以内の薬剤耐性肺炎の診断 +2
- 60日以内の入院 +1
- 慢性肺疾患 +1
- Karnofsky PS<70または歩行不能状態 +1
- 14日以内のH2ブロッカーまたはPPI使用 +1
- 入院時の積極的な創傷ケア +1
- 1年以内のMRSAコロニー形成 +1
4点未満 (低リスク群)
4点以上 (高リスク群)
参考:Karnofsky PS
オリジナル研究¹⁾では、 DRIPスコアはHCAPと比較して、 より感度が高く(82%vs79%)、 より特異的であり(81%vs 65%)、 不要な広域抗生物質の使用が46%減少すると報告された。 その後の、 同じ著者による最近の研究では、 不要な抗生物質が38%減少したことが裏付けられた²⁾。
最終更新:2024年8月12日
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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