概要
計算
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ステロイド外用薬の部位別吸収率

ステロイド外用薬の効果や副作用を予想するためには、薬剤のランク (強さ) だけでなく、 投与部位の吸収率を考慮する必要がある。 以下の図は前腕の内側のヒドロコルチゾンの吸収率を1.0とした場合の各部位の吸収率を示したもの¹⁾。

ステロイド外用薬の部位別吸収率

皮膚の薄い部分については吸収率が高くなっており、特に陰嚢は42倍、顔や頭部は3.5~13倍になっている。 薬剤吸収率の高い部位に対する長期間連用では局所副作用の発生に特に注意する必要があり、原則として顔にはⅣ群以下の使用が推奨されている²⁾。

出典

1) R J Feldmann, et al, Regional variation in percutaneous penetration of 14C cortisol in man. J Invest Dermatol. 1967 Feb;48(2):181-3. PMID: 602068

2) 日本皮膚科学会 日本アレルギー学会 : アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024. 日皮会誌 : 134 (11) : 2741-2843, 2024 図表を一部改変

最終更新:2025年2月3日
監修:HOKUTO編集部監修医師

ステロイド外用薬の部位別吸収率
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ステロイド外用薬の部位別吸収率

前腕内側部位との比較
2025年02月03日更新
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ステロイド外用薬の部位別吸収率

ステロイド外用薬の効果や副作用を予想するためには、薬剤のランク (強さ) だけでなく、 投与部位の吸収率を考慮する必要がある。 以下の図は前腕の内側のヒドロコルチゾンの吸収率を1.0とした場合の各部位の吸収率を示したもの¹⁾。

ステロイド外用薬の部位別吸収率

皮膚の薄い部分については吸収率が高くなっており、特に陰嚢は42倍、顔や頭部は3.5~13倍になっている。 薬剤吸収率の高い部位に対する長期間連用では局所副作用の発生に特に注意する必要があり、原則として顔にはⅣ群以下の使用が推奨されている²⁾。

出典

1) R J Feldmann, et al, Regional variation in percutaneous penetration of 14C cortisol in man. J Invest Dermatol. 1967 Feb;48(2):181-3. PMID: 602068

2) 日本皮膚科学会 日本アレルギー学会 : アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024. 日皮会誌 : 134 (11) : 2741-2843, 2024 図表を一部改変

最終更新:2025年2月3日
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