2013年、 João A Barbosaらによって作成された精巣捻転の臨床予測ツール¹⁾。 以下の5項目の合計スコアから精巣捻転らしさを評価する。
- 精巣の腫脹 +2点
- 硬い睾丸 +2点
- 精巣挙筋反射消失 +1点
- 嘔気・嘔吐 +1点
- 高い精巣位置 +1点
- 0~2点:低リスク (エコー不要で除外)
- 3~4点:中リスク (エコー検査を要する)
- 5~7点:高リスク (エコー不要で診断)
急性陰嚢痛を主訴に来院した小児338例の前向きに評価した。 うち51例が精巣捻転の診断となり、 精巣捻転を示唆する身体所見を抽出することで上記の臨床スコアが作成された。 低リスク(除外)と高リスク(診断)のカットオフをそれぞれ2点、5点とした場合、 陰性および陽性的中率は100%であった (特異度81%、 感度76%)。
その後、 Retrospectiveコホートにおいても、 同スコアによる誤診はなかった (特異度97%、 感度54%)。 低リスク群 (精巣捻転の可能性を除外) と高リスク群 (精巣捻転と診断)を合わせた約80%に対して超音波検査が不要となった¹⁾。
最終更新:2024年7月22日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人
2013年、 João A Barbosaらによって作成された精巣捻転の臨床予測ツール¹⁾。 以下の5項目の合計スコアから精巣捻転らしさを評価する。
- 精巣の腫脹 +2点
- 硬い睾丸 +2点
- 精巣挙筋反射消失 +1点
- 嘔気・嘔吐 +1点
- 高い精巣位置 +1点
- 0~2点:低リスク (エコー不要で除外)
- 3~4点:中リスク (エコー検査を要する)
- 5~7点:高リスク (エコー不要で診断)
急性陰嚢痛を主訴に来院した小児338例の前向きに評価した。 うち51例が精巣捻転の診断となり、 精巣捻転を示唆する身体所見を抽出することで上記の臨床スコアが作成された。 低リスク(除外)と高リスク(診断)のカットオフをそれぞれ2点、5点とした場合、 陰性および陽性的中率は100%であった (特異度81%、 感度76%)。
その後、 Retrospectiveコホートにおいても、 同スコアによる誤診はなかった (特異度97%、 感度54%)。 低リスク群 (精巣捻転の可能性を除外) と高リスク群 (精巣捻転と診断)を合わせた約80%に対して超音波検査が不要となった¹⁾。
最終更新:2024年7月22日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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