濾胞性リンパ腫に特化した予後予測の指標の一つで、 Follicular Lymphoma International Prognostic Index 2の略称 (和訳:濾胞性リンパ腫国際予後指標)¹⁾。
FLIPIは、 リツキシマブが導入される以前の時代の後方視的な検討に基づいて作成された全生存期間の予後予測モデルであり、 その後、 リツキシマブ時代に行われた前方視的試験の対象を基に無増悪生存期間の予測モデルとして本ツールが作成された¹⁾²⁾。
予後因子の数によって3つのリスクグループに分類する
- 年齢:61歳以上
- β2ミクログロブリン値:正常上限超え
- Hb値:12g/dL未満
- 最大のリンパ節病変の長径:6 cm超え
- 骨髄浸潤:あり
▼予後因子数とリスクグループ
0 個 :低リスク (Low)
1~2個:中間リスク (Intermediate)
3~5個:高リスク (High)
- 低リスク(0~1点): 5年全生存率 96%
- 中リスク(2点): 5年全生存率 80%
- 高リスク(3~5点): 5年全生存率 59%
🔢 Ann Arbor分類 (病期分類)
🔢 FLIPI (国際予後指標)
🔢 FLIPI2 (国際予後指標)
🔢 GELF高腫瘍量規準 (治療開始基準)
🔢 BNLI治療開始規準 (治療開始基準)
濾胞性リンパ腫 (FL) とは:非ホジキンリンパ腫全体の10~20%を占める代表的なインドレント (低悪性度) B細胞リンパ腫
最終更新:2023年12月2日
監修医師:東海大学血液腫瘍内科 扇屋大輔
濾胞性リンパ腫に特化した予後予測の指標の一つで、 Follicular Lymphoma International Prognostic Index 2の略称 (和訳:濾胞性リンパ腫国際予後指標)¹⁾。
FLIPIは、 リツキシマブが導入される以前の時代の後方視的な検討に基づいて作成された全生存期間の予後予測モデルであり、 その後、 リツキシマブ時代に行われた前方視的試験の対象を基に無増悪生存期間の予測モデルとして本ツールが作成された¹⁾²⁾。
予後因子の数によって3つのリスクグループに分類する
- 年齢:61歳以上
- β2ミクログロブリン値:正常上限超え
- Hb値:12g/dL未満
- 最大のリンパ節病変の長径:6 cm超え
- 骨髄浸潤:あり
▼予後因子数とリスクグループ
0 個 :低リスク (Low)
1~2個:中間リスク (Intermediate)
3~5個:高リスク (High)
- 低リスク(0~1点): 5年全生存率 96%
- 中リスク(2点): 5年全生存率 80%
- 高リスク(3~5点): 5年全生存率 59%
🔢 Ann Arbor分類 (病期分類)
🔢 FLIPI (国際予後指標)
🔢 FLIPI2 (国際予後指標)
🔢 GELF高腫瘍量規準 (治療開始基準)
🔢 BNLI治療開始規準 (治療開始基準)
濾胞性リンパ腫 (FL) とは:非ホジキンリンパ腫全体の10~20%を占める代表的なインドレント (低悪性度) B細胞リンパ腫
最終更新:2023年12月2日
監修医師:東海大学血液腫瘍内科 扇屋大輔
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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