International Prognostic Indexの略で、 1993年に発表されたアグレッシブリンパ腫の国際予後指標の一つである¹⁾。 IPIに設けられた、 節外病変の予後因子は60歳以下の患者においては有意な所見ではなく、 除外されたものが年齢調節IPIである。 自家造血幹細胞移植のように若年者のみで高齢者は対象とならない治療や、高齢者のみを対象とした治療の臨床研究に用いられる。
予後因子の数によって4つのリスクグループに分類する。
- 血清LDH:正常上限を越える
- Performance status:2~4
- 病期:Ⅲ~Ⅳ
▼予後因子数とリスクグループ
0 個:低リスク (Low)
1 個:低中間リスク (Low-Intermediate)
2 個:高中間リスク (High-Intermediate )
3 個:高リスク (High risk)
ドキソルビシンを含む併用化学療法を施行したアグレッシブリンパ腫の患者2,031例を対象とし、 開発された予後予測モデルである¹⁾。
リスク群別 5年生存率¹⁾
低リスク : 83%
低中間リスク : 69%
高中間リスク : 46%
高リスク : 32%
2) 日本血液学会. 造血器腫瘍診療ガイドライン2023年版. 金原出版. 2023
最終更新:2023年12月2日
監修医師:東海大学血液腫瘍内科 扇屋大輔
International Prognostic Indexの略で、 1993年に発表されたアグレッシブリンパ腫の国際予後指標の一つである¹⁾。 IPIに設けられた、 節外病変の予後因子は60歳以下の患者においては有意な所見ではなく、 除外されたものが年齢調節IPIである。 自家造血幹細胞移植のように若年者のみで高齢者は対象とならない治療や、高齢者のみを対象とした治療の臨床研究に用いられる。
予後因子の数によって4つのリスクグループに分類する。
- 血清LDH:正常上限を越える
- Performance status:2~4
- 病期:Ⅲ~Ⅳ
▼予後因子数とリスクグループ
0 個:低リスク (Low)
1 個:低中間リスク (Low-Intermediate)
2 個:高中間リスク (High-Intermediate )
3 個:高リスク (High risk)
ドキソルビシンを含む併用化学療法を施行したアグレッシブリンパ腫の患者2,031例を対象とし、 開発された予後予測モデルである¹⁾。
リスク群別 5年生存率¹⁾
低リスク : 83%
低中間リスク : 69%
高中間リスク : 46%
高リスク : 32%
2) 日本血液学会. 造血器腫瘍診療ガイドライン2023年版. 金原出版. 2023
最終更新:2023年12月2日
監修医師:東海大学血液腫瘍内科 扇屋大輔
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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