R.E.N.A.L metry scoreとは？

2009年､ Alexander KutikovとRobert G Uzzoによって腎腫瘍の解剖学的特徴を定量化し､ 手術の難易度を推測するために開発されたスコア｡

Radius､ Exophytic/endophytic properties of the tumor､ Nearness of tumor deepest portion to the collecting system or sinus､ Anterior､ the Location relative to the polar lineの頭文字から名付けられた

※極線は軸位撮影において腎実質の同心円状の縁が腎門脈､ 骨盤または脂肪によって中断される部分として定義される｡

J Urol. 2009 Sep;182(3):844-53. をもとに編集部作図

注意事項

接尾語について

腫瘍の位置はスコアの点数には関連しないが､ 接尾語として用いる｡

• a：腫瘍が腎臓の前方
• p：腫瘍が腎臓の後方
• x：腫瘍が腎臓の中間

腫瘍が腎血管に接触している場合は､ 接尾語に｢h｣を付ける｡

• h：腫瘍が腎血管に接触

エビデンス

米国のがんセンターである ｢Fox Chase Cancer Center｣ の50症例を分析したところ､ 手術難易度低 (4～6点) および中 (7～9点) の腫瘍では多くの腎部分切除､ 手術難易度高 (10~12点) では根治的腎摘出術が行われる傾向にあった｡

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出典

1) The R.E.N.A.L. nephrometry score: a comprehensive standardized system for quantitating renal tumor size, location and depth.J Urol. 2009 Sep;182(3):844-53. PMID: 19616235

最終更新：2024年7月22日

監修医師：HOKUTO編集部監修医師