概要
計算
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窒素バランスとは?

窒素バランス (Nitrogen Balance) は、蛋白質代謝状態の評価指標のひとつである。 以下のいずれかで算出されることが多く、 窒素バランスが正の場合 「蛋白同化状態」、 負の場合 「蛋白異化状態」と判断される。 本ツールでは①の計算式を採用している。

①窒素バランス= (蛋白質投与量÷6.25) - (尿中尿素窒素 × 5/4)
②窒素バランス= (蛋白質投与量÷6.25) - (尿中尿素窒素 + 4)

計算式の詳細

窒素係数について

蛋白質は約16%の窒素を含有するため、 1g窒素 = 100/16g蛋白質 = 6.25g蛋白質となる。 この係数6.25を蛋白質の「窒素係数」と呼ぶ。

窒素バランス

(総窒素投与量) - (総窒素排泄量)で算出する。

総窒素投与量は、蛋白質投与量を窒素係数6.25gで割ることで算出できる。

総窒素排泄量は、 体内の窒素は約80%が尿中に排泄されることを利用して 尿中尿素窒素 (g/day) ×5/4で算出できる。

もしくは、 尿中尿素窒素以外の窒素排泄量 (便や汗など) を1日4gとしたBlackburnらの方法を用いることもできる¹⁾。

出典

  1. Nutritional and metabolic assessment of the hospitalized patient. JPEN J Parenter Enteral Nutr. 1977;1(1):11-22. PMID: 98649

最終更新 : 2023年2月17日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師

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2024年04月17日更新
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窒素バランスとは?

窒素バランス (Nitrogen Balance) は、蛋白質代謝状態の評価指標のひとつである。 以下のいずれかで算出されることが多く、 窒素バランスが正の場合 「蛋白同化状態」、 負の場合 「蛋白異化状態」と判断される。 本ツールでは①の計算式を採用している。

①窒素バランス= (蛋白質投与量÷6.25) - (尿中尿素窒素 × 5/4)
②窒素バランス= (蛋白質投与量÷6.25) - (尿中尿素窒素 + 4)

計算式の詳細

窒素係数について

蛋白質は約16%の窒素を含有するため、 1g窒素 = 100/16g蛋白質 = 6.25g蛋白質となる。 この係数6.25を蛋白質の「窒素係数」と呼ぶ。

窒素バランス

(総窒素投与量) - (総窒素排泄量)で算出する。

総窒素投与量は、蛋白質投与量を窒素係数6.25gで割ることで算出できる。

総窒素排泄量は、 体内の窒素は約80%が尿中に排泄されることを利用して 尿中尿素窒素 (g/day) ×5/4で算出できる。

もしくは、 尿中尿素窒素以外の窒素排泄量 (便や汗など) を1日4gとしたBlackburnらの方法を用いることもできる¹⁾。

出典

  1. Nutritional and metabolic assessment of the hospitalized patient. JPEN J Parenter Enteral Nutr. 1977;1(1):11-22. PMID: 98649

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