赤血球恒数とは?

MCV、 MCH、 MCHCなどのいわゆる赤血球恒数 (Red Cell Indices) は、 個々の赤血球の大きさとヘモグロビン含有量を示す指標である。

主に貧血が疑われる患者や、 貧血の診断がついている患者の病態把握、 治療効果判定のために利用される。 具体的には、 健康診断時の血液検査異常の精査、 易疲労感・動悸・息切れなどの貧血症状を訴える患者の初期評価、 種々の疾患に伴う貧血の鑑別診断などの状況で活用される。

計算方法

以下の項目を測定することで算出される。

- ヘモグロビン濃度 (Hb) 

  血液一定量中のヘモグロビンの量 (g/dL)

- ヘマトクリット値 (Ht) 

  血液全体に占める赤血球の容積の割合 (%)

- 赤血球数 (RBC) 

  血液一定量中の赤血球の数 (×10⁶/µL または ×10¹²/L)
これらを用いて、 以下の計算式でMCV、 MCH、 MCHCの各恒数が算出される。

MCV 平均赤血球容積 (Mean Corpuscular Volume)

MCV (fL) = Ht [%] / RBC [10⁶/µL] ×10

赤血球1個の平均的な大きさを示す

基準値の目安 : 80~100 fL

  • MCV < 80 fL : 小球性貧血
  • MCV 80~100 fL : 正球性貧血
  • MCV > 100 fL : 大球性貧血

MCH 平均赤血球ヘモグロビン量 (Mean Corpuscular Hemoglobin)

MCH (pg) = Hb [g/dL] / RBC [10⁶/µL] ×10

赤血球1個に含まれるHbの平均的な量を示す

基準値の目安 : 28~32 pg

MCHはMCVと相関することが多い。

MCHC 平均赤血球ヘモグロビン濃度 (Mean Corpuscular Hemoglobin Concentration)

MCHC (g/dL) = Hb [g/dL] / Ht [%] ×100

赤血球の一定容積に対するヘモグロビンの濃度の平均を示す。 言い換えれば、 赤血球の 「色の濃さ」 の指標となる。

基準値の目安 : 30~36 g/dL

MCHCが低下する場合を低色素性と呼ぶ。

最終更新:2026年1月9日
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赤血球恒数の計算
2026年01月09日更新

赤血球恒数とは?

MCV、 MCH、 MCHCなどのいわゆる赤血球恒数 (Red Cell Indices) は、 個々の赤血球の大きさとヘモグロビン含有量を示す指標である。

主に貧血が疑われる患者や、 貧血の診断がついている患者の病態把握、 治療効果判定のために利用される。 具体的には、 健康診断時の血液検査異常の精査、 易疲労感・動悸・息切れなどの貧血症状を訴える患者の初期評価、 種々の疾患に伴う貧血の鑑別診断などの状況で活用される。

計算方法

以下の項目を測定することで算出される。

- ヘモグロビン濃度 (Hb) 

  血液一定量中のヘモグロビンの量 (g/dL)

- ヘマトクリット値 (Ht) 

  血液全体に占める赤血球の容積の割合 (%)

- 赤血球数 (RBC) 

  血液一定量中の赤血球の数 (×10⁶/µL または ×10¹²/L)
これらを用いて、 以下の計算式でMCV、 MCH、 MCHCの各恒数が算出される。

MCV 平均赤血球容積 (Mean Corpuscular Volume)

MCV (fL) = Ht [%] / RBC [10⁶/µL] ×10

赤血球1個の平均的な大きさを示す

基準値の目安 : 80~100 fL

  • MCV < 80 fL : 小球性貧血
  • MCV 80~100 fL : 正球性貧血
  • MCV > 100 fL : 大球性貧血

MCH 平均赤血球ヘモグロビン量 (Mean Corpuscular Hemoglobin)

MCH (pg) = Hb [g/dL] / RBC [10⁶/µL] ×10

赤血球1個に含まれるHbの平均的な量を示す

基準値の目安 : 28~32 pg

MCHはMCVと相関することが多い。

MCHC 平均赤血球ヘモグロビン濃度 (Mean Corpuscular Hemoglobin Concentration)

MCHC (g/dL) = Hb [g/dL] / Ht [%] ×100

赤血球の一定容積に対するヘモグロビンの濃度の平均を示す。 言い換えれば、 赤血球の 「色の濃さ」 の指標となる。

基準値の目安 : 30~36 g/dL

MCHCが低下する場合を低色素性と呼ぶ。

最終更新:2026年1月9日
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