MCV、 MCH、 MCHCなどのいわゆる赤血球恒数 (Red Cell Indices) は、 個々の赤血球の大きさとヘモグロビン含有量を示す指標である。
主に貧血が疑われる患者や、 貧血の診断がついている患者の病態把握、 治療効果判定のために利用される。 具体的には、 健康診断時の血液検査異常の精査、 易疲労感・動悸・息切れなどの貧血症状を訴える患者の初期評価、 種々の疾患に伴う貧血の鑑別診断などの状況で活用される。
以下の項目を測定することで算出される。
- ヘモグロビン濃度 (Hb)
- ヘマトクリット値 (Ht)
- 赤血球数 (RBC)
これらを用いて、 以下の計算式でMCV、 MCH、 MCHCの各恒数が算出される。
MCV (fL) = RBC [10⁶/µL] / Ht [%] ×10
赤血球1個の平均的な大きさを示す
基準値の目安 : 80~100 fL
MCH (pg) = RBC [10⁶/µL] / Hb [g/dL)] ×10
赤血球1個に含まれるHbの平均的な量を示す
基準値の目安 : 28~32 pg
MCHはMCVと相関することが多い。
MCHC (g/dL) = Ht [%] / Hb [g/dL] ×100
赤血球の一定容積に対するヘモグロビンの濃度の平均を示す。 言い換えれば、 赤血球の 「色の濃さ」 の指標となる。
基準値の目安 : 30~36 g/dL
MCHCが低下する場合を低色素性と呼ぶ。
最終更新:2025年5月12日
監修医師:HOKUTO編集部監修医師
MCV、 MCH、 MCHCなどのいわゆる赤血球恒数 (Red Cell Indices) は、 個々の赤血球の大きさとヘモグロビン含有量を示す指標である。
主に貧血が疑われる患者や、 貧血の診断がついている患者の病態把握、 治療効果判定のために利用される。 具体的には、 健康診断時の血液検査異常の精査、 易疲労感・動悸・息切れなどの貧血症状を訴える患者の初期評価、 種々の疾患に伴う貧血の鑑別診断などの状況で活用される。
以下の項目を測定することで算出される。
- ヘモグロビン濃度 (Hb)
- ヘマトクリット値 (Ht)
- 赤血球数 (RBC)
これらを用いて、 以下の計算式でMCV、 MCH、 MCHCの各恒数が算出される。
MCV (fL) = RBC [10⁶/µL] / Ht [%] ×10
赤血球1個の平均的な大きさを示す
基準値の目安 : 80~100 fL
MCH (pg) = RBC [10⁶/µL] / Hb [g/dL)] ×10
赤血球1個に含まれるHbの平均的な量を示す
基準値の目安 : 28~32 pg
MCHはMCVと相関することが多い。
MCHC (g/dL) = Ht [%] / Hb [g/dL] ×100
赤血球の一定容積に対するヘモグロビンの濃度の平均を示す。 言い換えれば、 赤血球の 「色の濃さ」 の指標となる。
基準値の目安 : 30~36 g/dL
MCHCが低下する場合を低色素性と呼ぶ。
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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