新たに2022年に提唱された多発性骨髄腫の予後予測モデルである¹⁾。 それまではISSやR-ISSが臨床現場や臨床研究で使用されていたが、 1q+など染色体異常の有無が、 多発性骨髄腫の進行リスクに関係することが分かり、 「HARMONY project」 という欧州連合 (EU) が支援する1万件以上の大規模データをもとに開発・検証された。
European Myeloma NetworkのHARMONY projectにおいて、 16の臨床試験に参加した新規診断多発性骨髄腫 (NDMM) 患者10,843例のデータが集積された。 これらのデータをもとに無増悪生存 (PFS) と全生存 (OS) で改良した予後予測モデルの開発・検証を行った。
training set (7,072例) の中で、 ISS、 del(17p)、 LDH、 t(4;14)、 1q+がPFS、 OSに大きな影響を与えることが分かった (追跡期間中央値は75ヵ月)。 これらのスコアについては、 OSに対する影響によりポイントが各々割り振られた。それぞれの合計点から分類される各群におけるOS中央値、PFS中央値は上記の通りであった。 また、 スコアの有用性は独立したvalidation set (3,771例) でも確認された。
最終更新:2023年9月16日
監修医師:東海大学血液腫瘍内科 扇屋大輔
新たに2022年に提唱された多発性骨髄腫の予後予測モデルである¹⁾。 それまではISSやR-ISSが臨床現場や臨床研究で使用されていたが、 1q+など染色体異常の有無が、 多発性骨髄腫の進行リスクに関係することが分かり、 「HARMONY project」 という欧州連合 (EU) が支援する1万件以上の大規模データをもとに開発・検証された。
European Myeloma NetworkのHARMONY projectにおいて、 16の臨床試験に参加した新規診断多発性骨髄腫 (NDMM) 患者10,843例のデータが集積された。 これらのデータをもとに無増悪生存 (PFS) と全生存 (OS) で改良した予後予測モデルの開発・検証を行った。
training set (7,072例) の中で、 ISS、 del(17p)、 LDH、 t(4;14)、 1q+がPFS、 OSに大きな影響を与えることが分かった (追跡期間中央値は75ヵ月)。 これらのスコアについては、 OSに対する影響によりポイントが各々割り振られた。それぞれの合計点から分類される各群におけるOS中央値、PFS中央値は上記の通りであった。 また、 スコアの有用性は独立したvalidation set (3,771例) でも確認された。
最終更新:2023年9月16日
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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